震源球モデル百均バージョン25th Apr.2019

百均の材料を主に2014年作成「震源球モデル」を改良しています.持ち運びと組み立てが楽になりました.今日久々に高3の生徒の質問で組み立ててみました.
学会報告は元の大きいモデルのみ.
2014年JpGU横浜

材料は下記のとおり.

レインボースプリングミニ(小型2個同梱のもの)4本
組み立てる台(下の写真左側)
ワイヤーネット(下の写真左側)

震源球に使うのは透明半球(東急ハンズで2個320円,写真右側)
アクリル端材
セロテープ




組み立て

1)セロテープで同型の長方形アクリル端材の両側に透明半球を止める.
2)その透明半球にレインボースプリングをセロテープで止める.
3)長方形アクリル端材がすべるレールのようなものをこれまたアクリル端材で作る(木材で作っても可)
4)全体を組み立てる(下の図).



使い方

1)アクリル板をずらすことで,地震が発生するという説明
2)P波初動の4象限分布が形作られることの説明
3)これは断層が横ずれでしかも垂直な場合に限ることの確認.
4)バネが垂れて曲がるのは,地表付近での地震波の屈折も示すことの追加説明.など.

なお当初期待した,バネを伝播する波を目視して,それで地震波の押し引きを確認するという目的は,さすがに波の伝播速度が速すぎてスロービデオでも難しい.今1つアイデアがあるのですがまあそのうちにまた試行して公開します.

さらに写真を追加しました.横から見たところです.地震波線が地表に向かって屈折する様子も再現できます.岩石の硬さが地表に向かって柔らかくなるのでP波速度が遅くなるからです.



バネの留め方は格子に挟むだけ!超簡単です.




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