Geoscience_ReminderをDiaryから集めました.何かの参考に 2006Jan-Apr
2009.04/27更新(いわゆるアカデミックネタです.自分のための備忘録で,もちろん内容は無保証です)


某掲示版の受け売りだが,レイテ島での地滑りに伴うレイリー波のFネットでの観測例.でも実体波の到着はこんなものでよいのか.2006 04/30(日
natureDebateの続きを訳す.SOCの立場にたちながら,中期的予測が可能だというDAVID BOWMAN & CHARLES SAMMISのintermittent criticalityに関する議論が興味深かった.この元論文のどれかを読む必要がある.またこれに関するMainの評価の論文もひっかかってきた.あとこれとかも絵だけみると面白そうなのだが,−−.2006 04/29(土
夕刻よりBakのSOC関連の論文 を大量に印刷.片っ端から通勤で読む.Mayaという人と共著の生物絶滅論. 要するに確かにbad geneではなくbad luckなのだが,meteorのようなexternalな影響ではなく,むしろ生態系の少しの変化が砂山のようにシステムカタストロフの引き金を弾くこ とがあるという内容.sand pile modelでG-R則がうまく説明できたのに気を良くして,生物進化を地震の発生に模して,静穏な長い時期とカタストロフの短い時期の交錯という風にアレ ンジしようとしたもの.これこの前,Basicで書いたプログラムがそれらしく走って気分を良くしたので,ちょっとこのところ凝っている.2006 04/20(木
Bakの死亡記事の特集を集めて読む.myelodysplastic syndrome(smoldering leukemia)という病気で亡くなったという.間違いなく1980年代以後の物理学の天才の一人だと思う.そして,科学の未来予測のありようを量子力 学とはまた異なる意味で変えた人物だろう.彼の業績の一端をうまく伝える教材が作れたらと切に思う.2006 04/16(日
Per Bakが亡くなっていたというのを知らなかった.ここの情報によると死因は白血病の一種だとか.最初の奥さんが1985年に亡くなり2度目の奥さんと4人の子供がいたとか.sandpileモデルにはここに詳細を記したページがある.sandpileモデルだけでも山ほどサイトがヒットする.「複雑系」はまだ創始者達がみんな生きている若い学問というのがスローガンだったが,−−合掌.2006 04/13(木
年度末に買った岩波の本で「絶滅古生物学」と いうのを通勤で読む.これ古生物学の立場から書いているが,結構Alvarez説に好意的で,Smitやそれと反対の立場のKellerなども客観的に評 価している.K-T以外の絶滅の関係論文も網羅していて,何よりもこの関係のレビューが日本語で読めるというのが何より.ただ,白亜紀末の絶滅はやはり古 生物の立場らしく,すでに絶滅の道を歩んでいたアンモナイトや恐竜が隕石衝突で退路を絶たれたという考えのようである.2006 04/03(月
Bak & Sneppenの "punctuated equilibrium"モデルを久しぶりにLinux上のxnp2でBASICで書く.xnp2のインストール情報はここここそして拙作のここ.Libretto のxnp2ディレクトリのN88BASICの”たましい”を移植.何となくそれらしいのはできたが,評価はこれから.BBCは金沢の原発裁判の模様を繰り 返し伝えている.そういえば今日,津波Simを少しいじったときに,Vineは3.Xになってからデフォルトで開発環境(例えばX11関係のライブラリが gccでリンクできない)が入らないことに気付く.あわてて
apt-get update
apt-get script install-devel.lua
で開発環境を入れる.2006 03/24(金
あと「絶滅古生物学」と いう名前どおりの本を読み進む.今まで断片的に啓蒙書や各論文で読み進んだ部分をうまくカバーして書いている.Erwin先生のElvis taxaには笑ってしまう.エルビスプレスリーが何度も死んでから生きているといううわさが広まったのを掛けているのだが,例の「オリエント急行殺人事件 仮説」とともに本当にネーミングのうまさに驚いてしまう2006 03/23(木
Nature Debateの地震予知のページを訳し始める.まずは言い出しっぺのMainの緒言から.GellerさんやWyss氏など.昔何度か斜め読みしたがちゃんと訳して見るのも大事かと.通勤で1章ずつ取りかかり夜にまとめる.まあ1章に数日というところか.これの関連ページを辿ると,こちらに化石の記録って大丈夫なの?てなdebateまである.要するに不完全な化石のデータが本当に古生物の実像を移したものなのかということのように読めるのだが,こちらも暇な時に読むつもり.2006 03/02(水
地球内部の謎の一つ410km不 連続一 つの解釈がNatureに掲載とか2006 01/14(土
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