Geoscience_Reminder をDiaryから集めました.何かの参考に 2006May-Aug
2009.05/03更新(いわゆるアカデミックネタです.自分のための備忘録で,もちろん内容は無保証です)



ドラ イシップといえば,米国 の船は基本的にアルコールに厳しく,ヨーロッパの船は酒飲みばかりと,地球熱学の某先生から長野の折りの夕食で伺う.それでもジョイデスリゾリューション では,明らかに寄港の折りにビールの缶とおぼしき荷物が積み込まれていたのを目撃したという話で,まあその辺りは公式とプライベートは違うのだろうとい う,全く自身はノンアルコールの先生のお話であった.★2006 08/23(水
久し ぶりに,geotimesのサイトを覗く.Travels in Geologyというペー ジが巡検ガイドになっている.ドイツを探すが見つからず.昔同僚のS氏が言ってたアラスカのガーネットの話しが載っているようだけれど.つながりで,US国立公園地質ガイドサイト.また小学生向けの巡検ガイドもある.各 国立公園別に様々な資料が用意されているみたい.日本も早くこの程度の資料がそろう時代にならないと.というか,有り余る科研費や予算を取っているあなた 方の仕事ですよ!!
 エルニーニョ関連でやはりこ このサイト面 白い実験を紹介.エ クマン螺旋の見事な写真★2006 08/19(土
9 日は松代の大本営跡の地震観測所を見学.室長のI氏にはいつもながら大変世話になった.スマトラ地震の解析画面コピーなどをいただく.夕食で中国語が堪能 なため,いつも現地の通訳に間違えられるという話しに大笑い,久しぶりの7人乗りのミニバンレンタカーを運転してちょっと緊張の1日だった.翌日 午前は長野地方気象台を見学.台長のK氏は「なゐふる」の名 付け親という話しを伺う.今どきの高層気象はバルーンだけでなく,レーダーで水滴(氷晶も)を捉えるという話しで驚く.その解析画面であるWind profilerを 初めて見学.S/N比で水滴や氷晶,すなわち雲がわかるとかいう話しだったような.例えばこ んなやつ. そういえば松代が解析PCがすべてRedhatだったのに,地方気象台はWindowsベースなのに注目.昼の懇談会の警報や注意報の伝達に関する意見交 換で,「ユーザ(例えば学校)は自立して,気象データを読めるようにならないといけない.いつまでも自分に降りかかる危険まで,お上にまかせて安全かどう かをお伺いを建てる時代ではない.そのためにも気象庁もすべての観測データを公開する方向に進んで欲しい」と北半球500hPaの例を出して,ちょっと皮 肉をこめて意見する.午 後は信州大学教育学部に場所を移して気象のS教授から,気温測定の実習の講義.善光寺周辺まで歩いて,手作りの温度計で気温測定.暑い日差しの中,道ゆく 人に何をしているのかと何度も訪ねられる.同行したU大のI氏が学会名入りの名札をつけたままだったため,何か難しい観測をしていると思われたらしい.新 購入のGPSを持って行ったので地図上の位置がよくわかり,かつ記録も取れて役だった.2泊共夏のバーゲン価格で朝食付き3980円という今どき珍しい格安の快適なビジネスホテルに 泊まる.長野駅周辺は夜遅くまで若い女性が闊歩する随分ソフィスティケートされた印象.ただ予想が外れて逸れた台風のもたらした熱帯気団の影響で暑い信州 だった.★2006 08/11(金
 Gimpでフィルム枠を作る技.再録.4枚の画 像をまずGimpで呼び出しておいて,フィルタの中の合成でフィルムを選ぶ.あとは利用可能な画像から,フィルム上に4枚の画像を順に並べていく.デフォ ルトでは,35mmフィルムサイズに忠実にフィルム孔などが描かれるが,これだとポスターなどに貼り付けるには,やや写真のサイズが不満なので,枠を狭く して写真の面積を広げることにする.
デフォルトはFilm再表示で詳細を選ぶと,上から順に0.695, 0.040,0.058,0.052,0.081,0.081,0.052となっているのを,0.756,0.040,0.037,0.047, 0.062,0.086,0.054でやや枠が狭くなるが,元と同じ1画面8孔のフィルム枠とフィルム番号が描ける.★2006 08/01(火
EOSの最近の号に,北太平洋のAMO(Atlantic Multidecadal Oscillation)と関係するとされるハリケーン発生数に関する記事.要するに最近の人工的な温暖化がハリケーンの数を増やしているという.ここに その記事の著者の研究の紹介がある.元記事はここ.内容 は熱帯大西洋の水温上昇との関連など結構複雑.これ日本語サイトをググルとさる保険機関のレポートに行き当たる.つまりハリケーン被害で保険払い戻しが増 えるだろうという見通し.
 さきほどの記事の紹介サイトは なかなか面白い.個人の海洋学の専門家が仕事の宣伝で開かれているサイトのようだ.環境や地球がらみの話しはほとんどここで仕込めるのは非専門家としては ありがたい.★2006 08/01(火
火山本,ピナツボの噴火直前まで.ミリタリの連中との折り合いが付いてい くあたりが面白い.「火山の特攻野郎Aチーム」も,メンバーや予算が増えて充実 期となるが,それだけ難しい噴火予想と避難シナリオの作成に苦労するところが良く描けている.傾斜計のデータを信用するやつはアホであるという記述に笑っ てしまう.考えるとまだこの時期はGPSが火山噴火予知に使われていなかったのか.★2006 07/31(月
青春18切符にゆられて,初日は閉山したN鉱山の坑道見学.観光事業も近 々閉じるとかで,鉱石を格安で譲ってもらう.残念なことである.こんな貴重な歴 史と財産をもう誰も振り向きもしなくなったのか.携帯を振り回す若者に,その合金の中の亜鉛を汗まみれで掘っていた工夫たちの長い歴史は伝わらないという ことか.無念そうな経営者の息子さん?のK氏の話しに相槌を打つばかり.2日目は,大野市の採取許可を取って某所で化石採取.しじみとかきと植物破片を採 集.3日目に勝山の恐竜博物館.雨で当初歩くはずの駅までの行程を宿舎のバンで送ってもらう.国民宿舎に大変世話になる.大野から20人乗りのマイクロバ スをチャーター.雨に煙る例の卵型の博物館.人は多いが子供が走り回りじっくり物を見るにはあまりよい環境ではない.おまけにフラッシュ三脚など禁止づく めや混雑して高くまずい食堂など,ここにあまりよい印象はない.★2006 07/30(日

 ./に水面に絵を書く技術と か.これ面白い発想.さすがにベッセル関数とは恐れ入る.それじゃシャボン玉の表面を振動させて絵を書くのはルジャンドル関数なの?★2006 07/25(火
通勤で読む火山本の続き.アルメロの悲劇を経て,USGS内部に火山の 「特攻野郎Aチーム」(筆者解釈)を作るあたりの話し.ミートボールとコーンヘッドの対 立というのが面白い.読めば読むほど,カスケード火山列というのは危ない火山が目白押しだというのがわかる.このうちどれか一つでも大噴火すれば米国は大 混乱する可能性があるのに,誰もその可能性には言及しないのが米国らしい.★2006 07/14(金
通勤で読む火山本.セントヘレンズの爆風噴火で57人が死んで,スタッフ が呆然と仕事に流されていく中,豚を1匹まるごと噴火口で焼こうとした連中がい たという逸話.それもビールやにんにくやレモンなどの添え物を丁寧に添えたにもかかわらず,最初の孔はあまり温度が上がらず,生焼けの豚を一度取り出して 場所を別の場 所に移動してもう一度埋め,焼き上がった豚をヘリで持って帰って職場で夜遅くまで酒盛りしたというヤンキー魂.一応役所では服務規定で問題になったとか.★2006 07/07(金
HDDレコーダに撮り貯めたCSの映像の整理.なぜかDiscovery Channelの映像にかつて訪ねた南 アフリカの金鉱山Mponeng Mineの 特集があり,これを見る.やはり巨大な氷水を用いた空調装置で50℃以上になる坑内を冷やしていたのだ.また結構な数の死者がでているのだ.ガスや落盤な どよく考えると危ない場所だったことわかる.品位は10g/トンと解説.シアン系の溶液に金を解かして最後に電解処理で延べ棒を作るという話し.途中で6 -8%の金が鉱石ごとどこかに消える(闇の精錬工場へ)というのが凄い.地下3500mの現在の坑道を5000mまで堀進むという途方もない話し.★2006 07/03(月
ちょっとした調べ物の途中で観測的変成岩科学への革新というpdfに出会う.その雑誌の下の方に丸山氏らの論文地学雑誌っ てpdfで読めるのね.衛星TVでスペースシャトルチャレンジャーの事故の検証ドキュメントを見る.BBCの制作だが,調査委員会にリチャードファインマ ンが加わっていたことを知る.結局ブースターの筒のOリングの低温特性の問題とわかるのだが,教師を宇宙の英雄に祭り上げたNASAの”営業”の焦りと発 注を拒否されることを恐れる民間企業のトップの逡巡という人災が招いたものと結論付ける.しかし誰もその責任を取らなかったとか.★2006 07/02(日
通勤でVolcano Cowboyを読み進む.たいして期待していなかったが,難解な単語にくじけず読み進んだ甲斐があって,面白い展開に.セントヘレンズの大崩壊までの足跡 をドキュメンタリーで辿る.軽快な文章にややペダンティックな単語や言い回しで四苦八苦.それでもUSGSのDeverチームVS.ハワイのWSOチーム の手法の違いなどの対立点を際立たせた書き方はうまい.それに早とちりのフランスの権威おじさんが,噴火はしないと発言して大騒動など,エピソードが盛り だくさん.噴火騒動に慌てる行政の慌てぶりも良く書けている.そろそろ核心近しか.訳本が出てい たことを知る.著者はタイム の特派員とか.★2006 06/28(水
JAMSTECの掘削船「ちきゅう」一 般公開を見に行く.(「ちきゅう」に関してはこちらのサイトが 詳しい)朝潮橋を過ぎると遠目にも観覧車と肩を並べる櫓が目に飛び込んでくる.もっと混んでるかと思った見学者の数はまずまず.受付を済ませてラッタルを 登って,船内に入る.幾つかの部屋を過ぎて操舵室へ.舵輪が見当たらなかったような.その代わりにコンピュータディスプレイとレーダー画面が並ぶ.そこか らまた幾つか部屋をくぐって,櫓が見える甲板へ.さらに研究室を通って,ライザーの格納場所を通って下船という段取り.そこかしこに院生や職員のアルバイ トが立って挨拶や案内,至れり尽くせり.ちょっと深部掘削を調べる.ここに「ちきゅ う」建造の詳細のレポート.泥水組成は企業秘密でマッドサイエンティストには笑ってしまう.「神棚」があるというのも何だかなあ.★2006 06/17(土
 DEM関連でCundelの論文を大体斜め読み完了.ダンピングとして 粒子接触時と粒子速度に比例するグローバルなもの(つまり粒子が液体中に存在する イメージ)の2種を与えていることがわかる.そのうち解りやすい後者を適用.依然として回転成分には手をつけていない.それでもかなりの粒子衝突が再現で きる.重力加速度を大きくすると床との反発で暴れやすい.★2006 06/15(木
 南極の P/T境界クレータの話.続報が出ないので真偽のほどが,−−.本当だったら凄いけど.★2006 06/11(日
自宅を出る間際にxscreensaverのfluidballに目が止 まる.これ明らかに粒子衝突のシム に使えると踏む.帰ってきて,早速ソースコードを探す.苦労した末,xscreensaverに束ねてあるこ こにあることを発見.早速印刷.しかし長い.粒子衝突と重力の効果,粒子摩擦も入れているようだが,説明の中には詳しい物理の話しはない.作者のページに やや詳しい説明を見つけるが,詳細はソースを読み取るしかないようだ.オーストラリア人でサイト名からして天文の人なのかな?親サイトのここには素晴らしい CGネタがたくさんある.これはちょっと調べてみる価値あり.でも私用以外はパーミッションを取ってねと但し書きがある.当然か.これだけたくさんソース を公開してくれているのは本当に頭が下がる.日本にはほとんどないのだ,こういうサイトが.★2006 05/27(土

ドイツ関連で地質図を探す.さすがにUSGS,世 界の地質図を公開.ヨー ロッパ分を技術室にあったA1のプリンタで印刷.
さすがに納税者に税金分の資料をきちんと返すアメリカらしいサービスぶり.どこかの国の役所も学んでほしい.
 長沼さんのエウロパ本.読了.文学的な表現にあふれた久しぶりに面白い本だった.化学と生物が身近になった.さらに「LEO the lion says GER」という記憶術の紹介など.これLoss of Electron is OxidationのLEOとGain of Electron is RedactionのGERを覚えるためのニーモニックらしい.早速この言葉でぐぐる. What's Your Favorite Mnemonic?と いうページにいきあたる.これLEO the line says GERと間違って入力したおかげ.このページが面白い.有名な惑星名の
My (Mercury)
Very (Venus)
Educated (Earth)
Mother (Mars)
Just (Jupiter)
Served (Saturn)
Us (Uranus)
Nine (Neptune)
Pizzas (Pluto)
やスペクトルの
the order of the colors in the spectrum
ROY G. BIV
red, orange, yellow, green, blue, indigo, violet
など多くの英語圏の科学関連のニーモニックが詳細されている.後ほどゆっくり鑑賞したいサイト.このサイトは教員向けのページのようだが,私のVine環境では2度も Mozillaがフリーズして落ちた.要注意.★2006 05/26(金
学会用のプレゼン資料は昨年はmagicpointだったが,さすがに今 年はImpressに変更.これにmgpにあったお気に入りのバー画像をインポート.ついでに,純 正テンプレートサイトではなく,このサイトかもめをちょっと配置 を変更して使わせていただいている.★2006 05/24(水
テストの余白のエッセイ用にジェット気流発見史をひもとく.詳細はフランス語のサイトに しかない.仕方なく,このサイトを仏英翻訳サイ トに持っていく.またこのサイトで仏日にも翻訳を試みるがボロボロの状態.仕方なく英語で文章を辿る.なんとかエッセイ草稿を仕上げる.米軍の東 京上空のジェット気流遭遇が元サイトだと1942年となっているが,B29の変遷を記したこのサイトで は1944年11月24日とあるのでこちらを採用.あとジェット気流を測風気球で最初に発見していた大石和三郎の話しをこ こで調べる.エスペラント語で発表とか.当時の雰囲気が察せられる.この関連でこんなサイトがヒットす るがちょっとよくわからないサイトの雰囲気.★2006 05/21(日
ちょっと金星のプレートテクトニクスを調べる.同じ地球型なのに,地表面 の更新年齢が古く, おそらく現在はプレートテクトニクスが機能していないとされる.表面の標高の度数分布が地球とは異なり1山タイプとなる.思えば地球は非常に範囲が狭い液 体としての水の窓(0.3<(1-A)S <0.9)にちょうど会った条件内にあったという偶然.というかそうだったから,生物が進 化したと考えるべきか.それにしても惑星科学の進展に驚く.地球を知るにはまず惑星からというのがスローガンになりそう.ますますローカルな地質から離れ てしまうのか.&bigstar;2006 05/20(土
昨日の続き.昨日の隕石孔を再現しないモデルの計算が おとなし過ぎたので,今日から隕石孔を空けての計算を試みる.隕石孔は最初ガウス関数逆転を考えたが面倒なので,単純な円弧断面に落ち着く.孔を極めて浅 くすれば問題ないが,深くすると途端に波が暴れる.今2kmにしていた孔の深さを1.2kmまで浅くしても時間刻みを0.5秒にしても暴れる.たぶん流量 が増えてそれと海底の傾斜が部分的にきついのとが暴れる原因だろうと予測.海底地形が複雑なのも問題.平滑をかけることもありだが,ちょっと面倒なのでと りあえず時間刻みと初期海面をいじって直している.ミルククラウンのような突起が出てくるのに一喜一憂.この調子だと,高1が討論合宿にでかけて,授業が 飛んだ水曜日にすべて発表内容をまとめるしかなさそう.間に合うかな?−−やはり突起が成長しだした.時間刻みを0.25秒にさらに落とす.どこかでとん でもない間違いをしているのでは?とも思うが,明日の遠足のあとで,海底地形を少し直すしかないかな.しかしそれでは本末転倒なのだが,−−.
 久しぶりにこの方のサイトをのぞく.ずいぶんプロフィールを細かく紹 介されていて,まだ若い方で驚く.加速度センサ で新幹線の揺れを計測されていることから地球科学ルーツであることが推測される.&bigstar;2006 05/08(月
絶滅に関する面白いリンクサイト. この中にスパコンが計算したインパクトによる津波の波源の計算例movこのサイトに 置かれている.でもこれ水深データが入っていないようで,肝心の陸上への影響はあまりよくわからないが,インパクトの直後の波の異常な高さ(0.5マイル と書いてある)に比してそのあとの津波がしょぼいのはよくわかる.&bigstar;2006 05/07(日
津波Simのための水 深データのリンクサイ.2 分データが無料のものの一番高解像か.メキシコ湾も結局これを使う.&bigstar;2006 05/06(土
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