<Diary with linux, geoscienceguitar & others> 2006.May.
「備忘録/日記」(自分のためのメモですが何かの参考に,背景もやっと初夏モードに変身

2006 05/30(火 昼間は蒸し暑く,朝夕は少し肌寒い,妙な5月末.職場で教育実習始まる.
 昨日の続きの計算はどうも○を書く部分でおかしな挙 動.再び○を動かせるルーチンが○を書かずに,途中で落ちる.どうもいつも使っているturboC互換のライブラリ周りがよく解らない.オリジナルにない circleなどという命令を作ったのも影響しているか.仕方なく,別のXlibの簡易グラフィックスを探したら,前に一度見かけたEGGX/ProCALLを再発見.BASIC風命令というのが売りみたい.フリーということで早速インストール.tarボールを通常とおり,展開.サイトにはMakeファイルの修正云々があるが,無視してそのままmakeでOK.あとはできたファイルを,rootになって下記のように移すだけ.
# cp libeggx.a /usr/local/lib/.
# cp eggx*.h /usr/local/include/.
# cp egg /usr/local/bin/.
# cd /usr/local/bin
# ln -s egg pro
これでsampleにあるソースがコンパイルできれば準備OK.今宵はここまで.明日の通勤でマニュアルを読むことにする.
あとDEM(discrete element method)関係論文を幾つか.

2006 05/28(日 梅雨空の晴れ間を縫ってPart2,三石山に車で登る.犬の散歩にも手がかかる.
 ちょっと時間が空いたので,前からの懸案だった,粒子 モデルをちょっと考える.昨日のサイトを参考にとりあえず,粒子を箱の中に適当にばらして置くルーチンまで作るが,なぜか粒子数を数100に留めると,絵 を描画しない.ウインドウは開いているのに黒い画面のまま.色々試すと,途中にゆっくり計算やprintfルーチンを入れると描く.これに気付くまでに散 歩を挟んで半日かかった.どうもXlibの描画システムは解らないことが多い.おまけに素のXlibではなく,TurboC互換のヘッダファイルを挟んで いるので解析が難しい.これ結局試行錯誤で,ウエイトルーチンなどを挟み何とか解消.排他的に○を置くのにdo whileを使うことを知る.これ大変便利.
 あと,粒子を少しずつ動かせる部分に懸かったが,なぜか計算が発散して,落ちる.またその部分の描画もできない.やっつけで作っているし,明日は前の職場での講義を頼まれているので,少し分析に時間がかかりそう.
 インドネシア,ジャワ島地震.スマトラ地震との関連が気になるところ.メラピも噴火しているし,珍しく火山と地震がリンクしているように見える.ジョグジャカルタは古都で昔勤務先が修学旅行先にも選んだことのある町.

2006 05/27(土 梅雨空の晴れ間を縫って,奈良新庄にできたカラオケに出かける,新しい店で気持ちがいい.
 梅雨空が予報が外れて少し晴れたので,自宅周りの補修 など.そのあとタイトルのカラオケ屋に.某新興企業の経営で従業員もきびきびしていて,この種の店にありがちな,だれた雰囲気がないのが気持ちがいい.例 によって洋楽シリーズと最近の曲を取り混ぜる.自宅を出る間際にxscreensaverのfluidballに目が止まる.これ明らかに粒子衝突のシム に使えると踏む.帰ってきて,早速ソースコードを探す.苦労した末,xscreensaverに束ねてあるここにあることを発見.早速印刷.しかし長い.粒子衝突と重力の効果,粒子摩擦も入れているようだが,説明の中には詳しい物理の話しはない.作者のページに やや詳しい説明を見つけるが,詳細はソースを読み取るしかないようだ.オーストラリア人でサイト名からして天文の人なのかな?親サイトのここには素晴らしいCGネタがたくさんある.これはちょっと調べてみる価値あり.でも私用以外はパーミッションを取ってねと但し書きがある.当然か.これだけたくさんソースを公開してくれているのは本当に頭が下がる.日本にはほとんどないのだ,こういうサイトが.
 xscreensaverには他にも興味あるものが幾つもあるの だが,またそれは時間のあるときに.どう考えてもすべてを学ぶためにはもう一度生き返るしかないようにも思えてくる.人生はリミットインフィニティブでは ない.関連論文を幾つか印刷したがいつ読めるかな.
 そろそろドイツの原稿をImpressで触ることに.

2006 05/26(金 南九州梅雨入り宣言の涼しい夜,撮り貯めたNHK特集「地球温暖化」を見る
 ドイツ関連で地質図を探す.さすがにUSGS,世界の地質図を公開.ヨーロッパ分を技術室にあったA1のプリンタで印刷.
さすがに納税者に税金分の資料をきちんと返すアメリカらしいサービスぶり.どこかの国の役所も学んでほしい.
 長沼さんのエウロパ本.読了.文学的な表現にあふれた久しぶりに面白い本だった.化学と生物が身近になった.さらに「LEO the lion says GER」という記憶術の紹介など.これLoss of Electron is OxidationのLEOとGain of Electron is RedactionのGERを覚えるためのニーモニックらしい.早速この言葉でぐぐる. What's Your Favorite Mnemonic?というページにいきあたる.これLEO the line says GERと間違って入力したおかげ.このページが面白い.有名な惑星名の
My (Mercury)
Very (Venus)
Educated (Earth)
Mother (Mars)
Just (Jupiter)
Served (Saturn)
Us (Uranus)
Nine (Neptune)
Pizzas (Pluto)
やスペクトルの
the order of the colors in the spectrum
ROY G. BIV
red, orange, yellow, green, blue, indigo, violet
など多くの英語圏の科学関連のニーモニックが詳細されている.後ほどゆっくり鑑賞したいサイト.このサイトは教員向けのページのようだが,私のVine環境では2度もMozillaがフリーズして落ちた.要注意.
 TVの「地球温暖化」の1シーンにはUnixのCDEかKDEの画面の絵が出ていた.

2006 05/24(水 週間予報は外れ気味で今日は珍しく青天.その後午後急速に雷雲発達?
 とうとう自宅床に季節の使者「大百足」出現.今年は寒 いし蚊もゴキブリも出足が悪かったが,さすがにこいつだけはちゃんと出てくる.シロアリ退治をした数年だけ姿を見なかったがやはり雑木林のすぐ側という立 地は仕方ないか.やっとテスト作りが終了して,さる助成金の申請とその他雑用のほかは少し手が空いて,部屋の片付けなど.通常のテスト作成には OpenOfficeのwriterを使うのだが,解答用紙の下線がうまく引けないバグが取れないので,これのみwordを使用.
 あと,学会用のプレゼン資料は昨年はmagicpointだったが,さすがに今年はImpressに変更.これにmgpにあったお気に入りのバー画像をインポート.ついでに,純正テンプレートサイトではなく,このサイトかもめをちょっと配置を変更して使わせていただいている.
 さて,あっと言う間にまた教育実習生が来たりしてまた忙しくなるのだが,束の間の休息.合間にドイツの地質図を探す.ここに解像度の低いもの.また鉱山の分布など.どうも地質全般の解説サイトは英語ではヒットしないようだ.ドイツ語は皆目だし,−−.エウロパ本なかなか面白い.酸化還元のUS版語呂合わせなど最高.この分野はやや苦手なところだけに興味深々.

2006 05/23(火 とうとう走り梅雨に突入か.蒸し暑さから一転涼しい五月梅雨入り?
 高3の授業で珍しく地震予知の現状を語る.地震分野は 何となく語りづらくて,結局今頃取り扱う羽目に.先日のエスペラントの論文といい,グローバルスタンダードにならなかった進化の袋小路のスキルを身につけ るために苦労した先人は多い.大学の時に地質の教授はドイツ語の自らの論文を配ってくれたが誰も読めなかった.田中耕一さんがノーベル賞に選定された論文 は日中合同シンポジウムの英文の2Pほどのプロシーディングだった.次世代のグローバルスタンダードを読みきるスキルもまた21世紀の必須の項目なのか. 毎日3台のPCのspam処理に1時間近く費やす日々が続くと,このサイトこの記事の企業もあながち笑えない気がするけど.

2006 05/21(日 マイル交換のチケットで関空の日航ホテルのバイキング.久しぶりのイタリア料理に舌鼓.
 スパゲティやご飯ものをできるだけ避けて料理のみを取 ることでほとんど全部のメニューを試した昼食.デザートだけでも別腹が一杯になる.公共駐車場が廃止になった由で,仕方なく「りんくうアウトレット」に車 を止めて,シャトルバスで関空へ.往復200円はリーズナブル.アウトレットのColemanの店で懸案のナップサックを半額で買う.あと泉南市のイオン の店舗まで足を伸ばして,Shimamuraで楽器を見る.アコースティックギターも安価な中国製で様々なタイプが並ぶのに驚く.
 自宅に帰って,テストの余白のエッセイ用にジェット気流発見史をひもとく.詳細はフランス語のサイトにしかない.仕方なく,このサイトを仏英翻訳サイトに持っていく.またこのサイトで仏日にも翻訳を試みるがボロボロの状態.仕方なく英語で文章を辿る.なんとかエッセイ草稿を仕上げる.米軍の東京上空のジェット気流遭遇が元サイトだと1942年となっているが,B29の変遷を記したこのサイトでは1944年11月24日とあるのでこちらを採用.あとジェット気流を測風気球で最初に発見していた大石和三郎の話しをここで調べる.エスペラント語で発表とか.当時の雰囲気が察せられる.この関連でこんなサイトがヒットするがちょっとよくわからないサイトの雰囲気.

2006 05/20(土 初めての寝苦しい蒸した夜から一転,またまたクールモードに.いつまで続くのか.
 ひさしぶりに土曜講座.複雑系再開.今日は「砂山モデ ル」を取り上げる.思いのほか生徒は喜んだので驚く.まずまずの分布が書ける.講座終了後,2セットあったトランプで「大貧民」に興じる.この年までこん な面白いトランプゲームがあるのを知らなかった.今日は「矢切(8切り)」と「都落ち」を教えてもらう.
 ちょっと金星のプレートテクトニクスを調べる.同じ地球型なのに,地表面の更新年齢が古く,おそらく現在はプレートテクトニクスが機能していないとされる.表面の標高の度数分布が地球とは異なり1山タイプとなる.思えば地球は非常に範囲が狭い液体としての水の窓(0.3<(1-A)S <0.9)にちょうど会った条件内にあったという偶然.というかそうだったから,生物が進化したと考えるべきか.それにしても惑星科学の進展に驚く.地球を知るにはまず惑星からというのがスローガンになりそう.ますますローカルな地質から離れてしまうのか.
 夜寝る前に読み出した村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル(上巻)」.ちょっと停滞中.幕張が終わりドイツに向けてImpressのスライドの背景を作る. 昔mgpで使っていた画像を取り込む.表示からマスターを選び画像を取り込んだり,各テキストエリアの大きさの調整など.あと適当な名前でodpとして保 存するか,OpenOfficeドキュメントのテンプレート(otpあるいはsti)で保存.これで終了.次からImpressのプレゼン原稿の背景とし て使える.
 amazon(日本の)で古生物&火山関係. Life on a Young PlanetIn the Blink of an Eye及びVolcano Cowboys by Thompson, Dickをそれぞれペーパーバックで注文.本当はダビンチコードも原書で読みたいところだが,まあそれは定年後ということで.
 フジTV系列のダビンチコードSPとかいう番組を見る.何かうまく映画会社のキャンペーンに載せられた感じ.この調子で「日本沈没」もキャンペーンを貼ってほしいところ.昨夜のNHK大津制作の琵琶湖西岸断層地震の番組は期待したけどもう一つ.

2006 05/17(水 早くも走り梅雨モードのような長雨.メラピ火山が火砕流を出したとの報.
 勤務先のWebサイトを更新.なぜか巡検写真の一部が 大文字,小文字の不具合で出なくなっていたのを修正.これ原因がわからないので気持ちが悪い.連合大会が終わって,ちょっと気が抜けて行き帰りの論文読み がはかどらない.あとドイツの地質図やガイドブックを探すがこれがない!きっとドイツ語では出ているのだろうけど,英語では不思議とひっかからない. ちょっとある食品を用いた面白そうなネタを思いついたのだが,これはしばらく秘密.
 幕張からの帰り,梅田の緑の窓口でとうとう通勤定期をICOCAにしてしまった.これ使い出すととても便利で元に戻れない.ただ前払いなのに,何で割引 がないの?というのが大いに不満.これJスルーカードも同じだけど.ETCといいICOCAといい,日本に住む限り自動化の流れは止められないような.い ずれの技術も旬のうちにというか,人に聞くのが恥ずかしくなるまで待たずに利用すべきということか.

2006 05/15(月 江ノ島を過ぎたあたりから,雪をまとった富士が見えたが,上昇して雲の下に.
 結局,今日の午前中もまじめに震源の物理のセッション(たいそうな人数入っていた)を聞いて,下記の地震専攻の卒業生と昼食を食べて,その足で速攻で羽田に向かった.秋葉原に寄るつもりが結構東京まで時間がかかったので,そのまま浜松町まで.浜松町の本屋で長沼 毅という方の「生命の星・エウロパNHKブックスを買う.
 昨日,キッチンの部屋の中で1人,部屋を出るときにさらに1人.なぜか両方共,K大に行った卒業生に出会う.最初の彼女は地震を専攻する予定なのでわかるのだが,あとの彼は 確か理論物理を目指したはずと聞くと,学生実験の題材の発表で彼が手伝ったらしく,講演者の2人目に名前を入れてくれたとか.2回生で学会デビューとは恐れ入る.とうとう合同大会,いや連合 大会で教え子に会えるときがきてしまった.とても嬉しい.
 さて学会の方は,地学教育も何とか人を集めていたし,高校生セッションも盛況で.拙作の教材用地震計を半信半疑でポスターに出した10年前とは本当に大 きな違い.でもあとで聞くとSSHがらみで旅費が出ていた学校も多いとかで,手弁当のこちらとしては何となく複雑な気分.それでも拙作のポスターの前で何 人もの若手研究者の方と議論できたことを感謝したい.こちらのセッションを見たかったのだが,今日本語の予稿を見てると,固有地震の評価がまた難しくなってきたような気配.アスペリティの相互作用や連動型の海溝型地震がまた一つ従来の固有地震モデルに複雑さを追加しているというべきか.
 
2006 05/12(金 何かあっと言う間に大会が近づいて,慌ててポスターを書き出す.図が少なく文章ばかり.
 何とか津波SimとEvolutionモデルでカッコ をつけて,とりあえず発表原稿は完成.明日身内に配る別刷りなど用意して昼伊丹に向かう.名刺が切れてたり,色々あるがもう知ったことかということで,明 日は出立.月曜日まで幕張.金はないけど東京の楽器屋街に久しぶりに立ち寄るか.

2006 05/10(水 勤務先のPCのレンダリング計算が正午過ぎに終了.久しぶりに計算機らしい処理.
 高1の授業が合宿で飛んだので,発表の原稿をさわる. あまり大風呂敷だとまずいし,かといって小さくまとめるのも新味がないし難しいところ.とりあえずドイツとの兼ね合いもあって,あまり背景などには触れず にとりあえず方針の部分を強調して.あとNatureDebateを少しずつ訳す.やっと全体の2/3というところか.
 しまった.NHKのエレキギター教室見るの忘れていた.確か寺尾あきらがでるのだった.彼は昔勝ち抜きエレキ合戦で優勝したサベージのベースだったんじゃなかったか?ああやっぱりそうでした. グループサウンズでは一番好きだった.中2の冬に教室で突然担任の女の先生がクラスメイトのバンドを紹介して,その時にクラスメイトのバンドが演奏したの が確かベンチャーズと彼らの曲だった.まだ長髪すら文化にもならず,エレキといえば不良というレッテルがつきまとった当時の公立中学校の教室で,生徒にエ レキを弾かせるというのは相当勇気のいったことだと思うのだが,あのときの女の先生の時代を見るセンスと先見性は凄かったのだと改めて思う.このとき確か ベースを弾いていたT君は今でも地元の工具店の跡取りとして社長業を継いでいるのだろうか?あとのメンバーはなぜか覚えていないが,頭の良い奴が多かったような気が.
 自宅のPCの方の計算は朝スタートさせたpovrayによるレンダリングがやっと1000フレームを越えた.あと800枚ほどだが明日朝までには終わるか?

2006 05/09(火 遠足で四都物語.和歌山から滋賀まで遠出.花と鳥に驚く百粁コース後半を北上.
 遠足なのに百均の磁石を持ってカメラを持たずに遠出. 少し暑くなる日差しの中を醍醐から疎水まで.あと疎水から琵琶湖のゴール地点まで.かなり疲れる.隊長N君や音楽好きなK君などと話す.初夏の新緑が美し い小関越えを経て,琵琶湖に到着.遅れた生徒を待つ間,湖面を渡る風に寒くなり近くの店に逃げ込む.雪解け水をたっぷり蓄えた湖水はまだ初春の潤い.しかし東風のためか黄砂は姿を消し,きれいな青空が雲間にのぞいた.自宅 に帰りつき,2日だけ窓を空けたやや蒸す夜で,明日からはまた寒いモードに逆戻りか.
 津波のSim.海底地形(というか隕石孔)を円弧断面からガウス関数断面に変更して,やや裾野を伸ばし,インパクト地点の海底地形の変化の影響をカッ ト.これが効を奏して,何とか2秒刻みで順調に計算続行中.やはり隕石孔の効果は絶大でこれがあるのとないのとでは,第2次以降の津波の発生の規模がまっ たく異なる.インパクトの第1陣は浅海部で起こる限り,大変しょぼいことが計算でわかる.しかし隕石孔は深いのでここに吸い込まれる水の影響ははなはだ大 きい.すでに今村(1999)で検証ずみのようだが,これはやってみた価値があった.
 あと,行き帰りで「絶滅古生物学」とB-Sモデル関連の論文を読み返す.

2006 05/08(月 今年に入って初めての蒸し暑い夜.津波Simで暴れる波を止めるため試行錯誤.
 昨日の続き.昨日の隕石孔を再現しないモデルの計算が おとなし過ぎたので,今日から隕石孔を空けての計算を試みる.隕石孔は最初ガウス関数逆転を考えたが面倒なので,単純な円弧断面に落ち着く.孔を極めて浅 くすれば問題ないが,深くすると途端に波が暴れる.今2kmにしていた孔の深さを1.2kmまで浅くしても時間刻みを0.5秒にしても暴れる.たぶん流量 が増えてそれと海底の傾斜が部分的にきついのとが暴れる原因だろうと予測.海底地形が複雑なのも問題.平滑をかけることもありだが,ちょっと面倒なのでと りあえず時間刻みと初期海面をいじって直している.ミルククラウンのような突起が出てくるのに一喜一憂.この調子だと,高1が討論合宿にでかけて,授業が 飛んだ水曜日にすべて発表内容をまとめるしかなさそう.間に合うかな?−−やはり突起が成長しだした.時間刻みを0.25秒にさらに落とす.どこかでとん でもない間違いをしているのでは?とも思うが,明日の遠足のあとで,海底地形を少し直すしかないかな.しかしそれでは本末転倒なのだが,−−.
 久しぶりにこの方のサイトをのぞく.ずいぶんプロフィールを細かく紹介されていて,まだ若い方で驚く.加速度センサで新幹線の揺れを計測されていることから地球科学ルーツであることが推測される.

2006 05/07(日 May Storm荒れ,稲妻が走る午後.やっと連休のドライブ疲れを計算の世話でいやす.
 KTインパクトの津波再現の計算.波源をきっちりと計 算しようとやりかけたが,現行の計算が直径200kmの計算だと思ってたのが,実は格子スケールとkmを間違っていて,3.7倍になることが判明(1格子 2分で緯度方向3.7kmに相当).まあ少し大きめの波源ということで勘弁願って,どうせいいかげんな設定だからこのまま実行することに.インパクトク レータをガウス関数を中心部で正負逆転してちょっと正確な断面をあてがうことを考えたが断念.
 結局現行計算のレンダリングを途中から再開する羽目に.一旦ゴミ箱に片付けた波高計算ファイルに処理.pgmからpovrayでppmファイルへ.連続 レンダリングのスクリプトをいじって途中再開にこぎ着ける.大体1画面1024*768レンダリングに最初の波がおとなしい段階で30秒程度.波が細かく なると1分かかる.したがって10秒おきのファイルで6時間分だと2100枚超のレンダリングで2日近くかかる計算.スクリーンセーバーも切って,Xが落 ちないように,重いアプリを走らせないように気を付ける.それでもgnomeが重いのが心配のたね.久しぶりに計算機らしい仕事をさせている.昔みたいに mozzilaがほとんど落ちなくなったのが心強い.それでもこの前,仕事場のPCで午前の仕事を一度飛ばしてしまったことがあるので,composer はまだたまにバギーかな?あとOpenOfficeでかなり安心してImpressが使えるようになったのは長足の進歩である.今,やっと実時間の3時間 分を越えたところ.明日の昼前には終わるか?インパクトが浅海部で生じたので,沿岸に押し寄せる津波は意外と小さい.これどこかに書いてあったかな?
 というところでちょっと探していたら,絶滅に関する面白いリンクサイト.この中にスパコンが計算したインパクトによる津波の波源の計算例movこのサイトに 置かれている.でもこれ水深データが入っていないようで,肝心の陸上への影響はあまりよくわからないが,インパクトの直後の波の異常な高さ(0.5マイル と書いてある)に比してそのあとの津波がしょぼいのはよくわかる.この部分は拙作のSimと良く似るので一安心かな.拙作ではとりあえず波源の最高を 300mと山勘で置いた.それでこれを書いていて確か同じ海底変位なら,深い海の方が動く水量が多いので波高が高くなるというのをどこかで見た記憶があ り,探したがどこにもない.津波の速度の水深依存の話しは山ほどあるのだが,−−.これ結構大事な話しと思うのだが.それとこのサイトに津波計算の詳しい方法が紹介されている.遡上効果などはあまりちゃんと解説されたものを見たことがないのだが.
 あと当然この津波のSimはすでに誰かが手がけているはずと,検索をかけると,−−やはりこの教室に同様の計算の報告がある.この方の本にもすでにあるみたい.これこれがその元計算らしい.やっぱりすでに大御所のなされている計算をこのようにいいかげんに手がけるというのは何とも情けない話しだが,まあ乗りかかった船であるし−−.
 やたり放り込むデジカメ画像やyoutubeの動画などでHDDが少し手狭になってきたので,買い換えを考えサイトを漁るが主流はまだ300Gをやっと 越えたばかりでこの1年のHDDやCPUの進化はやはり段々ムーアの法則の飽和の方向に傾いているのか.計算も最近のPC雑誌は複数CPUの記事ばかり で,ちょっと最近のLinuxのそれへの対応がわからないので躊躇.科研費も落ちたことだし,今年1年は機材に関しては我慢の年に.

2006 05/06(土 久々に海南の釣り堀.釣り公園は満員札止め.風が強く難渋したが何とか娘と鯛5枚.
 今年はことごとく渋滞を避けるよい連休.昨日に続き海方面に連続で車を走らせる.折角京奈和自動車道一部開通も何の役にも立たず,全線開通は定年後か?
 津波Simのための水深データのリンクサイ.2 分データが無料のものの一番高解像か.メキシコ湾も結局これを使う.pgmへのコンバートは速いが,povrayのレンダリングが1画面大体1分かかるの で,21600秒分(6時間分で2160画面)には30時間もかかる計算になる.ちょっと長いなあ.せめて4時間分でも約1日.これで出来上がりにどこか まずいところがあるとやり直しで,連合大会ま でに間に合うのかな?隕石落下による初期海面はガウス関数断面のドーナツ状の隆起という安易なものなのでかなりいいかがん.第一水深データを現在のものを 使っていては何の意味もないと言われればそれまでだが.まあとりあえずちょっと苦労したのでアニメまではもって行くつもり.

2006 05/05(金 連休の渋滞をやり過ごすため,思いきって須磨方面に.ほとんど混まずに初夏を満喫.
 初めてETCカードが活躍.海風が強い垂水の海岸べりの公園で弁当を食べて,その 帰り一昨年に遠足で行った須磨公園からロープウエイで登る.三宮にも少し立ち寄るがあまりの人出に人に酔う.草々に切り上げて湾岸線から泉北を経由する. バリ島の雰囲気を擬したレストランで,本格的なトムヤンクンとナシゴレン,ミーゴレンの夕食.久しぶりにバリの雰囲気に浸る.テレマカシ,バグースなど片 言を思い出す.
 自宅に帰り着いて,昨夜計算した津波のpgmを作る.浅瀬に波源を置いたので,メキシコ湾を渡る波高が思ったほど出ない.なるほどそういうものかと変に 納得.結局昨夜の計算の2時間分ではとても時間が足らず,新たに6時間分に拡張してやり直し.やっと1時間分終了.ほとんど実時間進行と同じくらいか?格 子が900*720と小さめなので,明日の朝までには終わるかな?
 ドイツから巡検のコンファームのメールが来る.ホテルをシングルにするかどうか.前泊にするかどうかなど.宗教や生活習慣の違う国の人と同室なのは気を遣うので,ちょっと高くなるが今回はシングルにするかな.

2006 05/04(木 やっと庭のえびねの植え替え.雑草を刈ったら初夏の日差しに古い葉が焼けてしまった.
 庭の外の山麓斜面のえびねが満開.ついでに建物の裏に 植えていた「タカネ」の株をすべて植え替え.昔えびねに凝った頃が懐かしい.今日は大和高田のショッピングセンターまで遠出.連休の合間の日差しがやっと 初夏めいた日.昨夜初ムカデが居間の床に出現.5月に入り日差しが強くなった.
 ドイツのカンファレンスの仕掛人からメールが来て,昨夜送ったレジストレーションのFaxの確認をしたとか.
we received your fax, everything is o.k.
ということで一安心.このprof.にはずいぶん世話になった.と書いたところで,勤務先のアドレスにアブストラクトをアクセプトしたというメールが飛び込んで来た.とりあえずこれで9月に向けて準備ができることになった.
 K-T境界インパクトの津波Simを再びさわる.懸案だった水深データを
http://topex.ucsd.edu/cgi-bin/get_data.cgi
に変更.
ここから
N8〜32度を指定して
W100から70度をダウンロード
ところがmozzilaがフリーズ.
Windowsでダウンロードすると.txtファイルとして保存できる.これを使用.
2min格子ということで30*24度で
900×720のはずが,どういうわけか海底地形pgmを書かせると720では知りきれトンボになる.
ほとんどN10度あたりで切れる.とりあえず,y座標を770位まで延長してN8度あたりまで表示.
これpgmのヘッダでx方向には+1,しかしy方向は同数だとpgmを再生できない.そこでy方向は−1とすること.
 さらにかなりクリティカルな初期条件,インパクトに伴うドーナッツ状の海面上昇を初期海面変位を仮定するのに結構難渋する.今のところとりあえず暴れず 機嫌よく計算が続いている.まあ考えると6500万年前のメキシコ湾の海底地形など想像するべくもないわけでこんないい加減な計算もないが,一つの例とし て何かの役に立つと良いのだが.

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