<Diary with linux, geoscienceguitar & others> 2008.June
「備忘録/日記」(自分のためのメモですが何かの参考に,背景はそろそろ梅雨モードに変身)

2008 06/30(月) ついに6月も最後.今日は少し涼しい日で,久々に職場を早く出ると通勤電車が 混むことを知る.
 Stephen Wolframの話題Mathematicaが 単なるパターンマッチングのソフトだとは知らなかった.さらにファインマンの教え子とは.彼の分厚い教科書を見る限りどんな天才かと思っているのだが.さら にその教科書を惜しげもなくネッ トで公開する素晴らしさ.Kirkby氏に好 意的な寸評.IPCCはこのCLOUDプロジェクトの結果がそろそろ出るのを知っていて,4th報告書でそれを無視したとも書いている.しかし Kirkby氏これだけの気候変動に関する素晴らしいレビューを書いているわりには,オーソライズされた論文があまりないようなのだが.
 今日職場に肝心のテストの最後のエッセイの原稿を忘れてしま い,自宅に電話.家人にメール添付で送ってもらう.やっとUbuntuが使えるようになったみたいで感心.何とか2学年分の問題をほぼ完成.あと一つにこ ぎつける.あと合宿の宿泊先を変更.最初の宿の電話の印象が悪かったのとあまり移動するのは疲れると判断.現地の足の確保はこれからの問題.とりためた Euro2008を見たいけど時間が,−−−.

2008 06/29(日) 自宅書斎用の椅子が到着.さっそく夜組み立てて休憩するうちに寝てしまった. 今日は冷房を入れる.
 朝から犬の散歩で,近くの水田脇を通ると半月前に植えられた稲の横に蠢く小さな生物.てっ きりおたまじゃくしかと思ったらこれが「カブトエビ」の大群.wikiによれば「田の草取り虫」とも言われる益虫みたい.三つの目を持つ三 葉虫の子孫でわずか1ヶ月の命と聞くとなかなか興味が湧く.
 IGCからメールがあってabstの最終acceptの連絡.ポスター板サイズは 135 x 145 cm (height x width)と少し変形ぎみ.そろそろ書き出す必要があるけど,雑用を済ますまではやる気が−−.というわけで今日の午後は久々 に「信長の野望」で時間を潰す.とりあえず架空シナリオの大阪城の真田幸村でスタート.何とか京都の足利氏を倒したところでセーブ.
 さかんに新自由主義経済学の旗を振ったこ の方が,日経Plusで「ものづくり礼賛論」に冷水を浴びせ,日本は金融経済中心に舵を取れと述べている.職場でその話をすると「そんな奴は霞を 食って生きればよい」となかなか鋭い反論.まあこの方が間違いなく勝ち組であったことだけは認めることにしよう.
 一方,経済学と言えばその道の師 匠は, アローの不可能性定理まで持ち出して誰も書かない「マル経」の誤り?を丁寧に正していこうとしている.<みんなで決めればあらゆる人が何の不 満もなくな る>というのが<だ れも原理的に反対できないはずの外部から抑圧する恐ろしい観念装置>を信じる人々の願望あるいはその根拠に過ぎないことを看破している のが,この論の見事なところ.それにしても「他のあらゆることにはきわめて理性的 で、科学も道理もわかった人が、ある特定の(自分が信じている)話になると、まったくそうした道理が通用しなくなってしまうことがある」と いう経験は誰でも一度はあるのでは?
 数値地図 で遊ぼ!がまだあった. VB4.0ランタイムが必要なので要注意.あとクレータ 形成実験の報告など.YouTubeで斎藤哲夫を探すと,なぜか「されど私の人生は」だけが吉田拓郎バージョンしかないという不思議.あと幾つか ナツメロ系を探して終わる.何か「蟹工船」が流行るとかで,このあたりの歌もそのうち流行りだしそう.

2008 06/27(金) 3年の授業が終わってやっと一段落.夏の合宿の算段.現地までの足が問題だが まあ何とかしよう.
 Kirkby氏のpdfのさらに続き.ヤ ンガードリアスの分析.この期間を含む完新世にいたる期間も約1500年周期の変動が北大西洋のIRD(氷河運搬砕屑物)の分析から見られるという話.何と しても太陽活動に結びつけたいという何か執念みたいなのを感じるが.
 あと「うおっちず」で合宿場所付近の道路と地形をチェック.今宵はやや蒸すのがぶり返し,扇風機をつける.それでも昨年と比べるとはるかにまし.やはり 寒冷化の兆し?
 放射温度計の原理関係をチェックして印刷.サー モグラフィはまだ300万近くするのだね.昔職場の屋根冷やしの実験で取材に来たTV局が持ってきてたけどあれって局持ちだったのだろうか?って わけで,久々に覗いたらリニューアルしている共立のサイト.い やこれはブログサイトの方で,ショップはやはり昔ながら

2008 06/26(木) 講義用の肝心な資料が探せず四苦八苦.昼間は蒸したが,夜に入り6月にしては 涼しめの過ごしやすさ.
 少しJAZZ風に崩したBluesがなかなか心地よいおじさんのYoutubeを 見つける.通勤でKirkby氏のpdfの続き.海王星の雲(反射能で代替)と銀河宇宙線の相関を取り上げているのが興味深い.あとC14とBe10の宇 宙線変動の指標としての役割など.歴史的な例についてはこれから.地学部の2年生と話す.進路などしばし.合宿の予定先も仮予約.駅まで迎えに来れないと いうのがちょっとサ−ビスが悪い.CSで池 田清彦氏が環境問題に異見.大体は丸山セッションで聞いた話が多い.しかしここに 気象の専門家からの反論もある.こちらの方がはるかに 面白そう.

2008 06/25(水) このところ涼しかったのに,今夜は久々に蒸す.梅雨前線は本州南方海上に.雨 が降るような降らないような.
 ずっと気になっていたビクトリア湖の水面変動と黒点周期の関 係.ようやく突き止めた.さる巡回サイトのアーカ イブ指 摘されていた論文からたどることしばし,便利な世の中でちゃんと1924年のMONTHLY WEATHER REVIEWという雑誌のALFRED J. HENRYという人の元論文の pdfが置いてあった.AMS Journals Onlineのサイトでの論文で置き場所はNOAAのサイトのようだ.本当に便利な世の中まで生きていて良かった.
 くだんの巡回サイトには富士五湖の
河 口湖の降水量や富士山麓の湖水位が太陽黒点の増減とよく合うという説や,「今日のノイズは明日のデータ」という格言など,収穫が満載.
 宇宙線と気候の関係の懐疑論の根拠論文を集めたサイトはhttp://www.dsri.dk/~hsv/にあるらしい.とり あえずJasper Kirkbyさんのくだんのpdfについて調べる.CERNの 人のようで,シンポジウムの資料みたいで,ちゃんとした雑誌論文を探したが見つけられず.結局くだんのpdfをたよりに読み進む.ビクトリア湖の話は最初 の方に出てきて,要するにその報告のころは2周期ほど黒点と良く合ったがそのあとはbrokenしたという趣旨.あとイタリアのイオニア湾の堆積物の11 年周期の例など興味深い.さらに加速器で銀河宇宙線もどきを作って,CLOUDチャンバーで雲を作るという趣旨の実験.CLOUD (Cosmics Leaving OUtdoor Droplets)と掛けているのはさすが.ますますこのあたりは奥深い.
 さる女生徒から「蹴りたい背中」 の読後感を聞く.彼女は「さびしさは鳴る。」という書き出しが凄いという.なるほど昔国語の同僚に,文春を借りてこの小説を読んだとき は,これを見落としていた.この書き出しの凄さに気づいた彼女の感性の鋭さにも驚かされた.
 地学部の合宿先を探して,Webで探したさる鉱物マニアの見ず知らずの先生にメールを送る.親切な返事が帰ってきて,何とか計画を立てれそう.昨夜 Faxでオスロの巡検の追加分の145Euroをbalanceする.
balance に残金(を払う)という意味があることを初めて知る.オスロの担当者は結構親切.
 試験のエッセイ草稿,何とか書いて今メール.南アフリカ出張中の某広報紙の編集長から校正の連絡がありこれも先日校正して送付.だんだんとオスロが近づ くがまだ手つかず.


2008 06/22(日) 昨夜は自宅でエアコンをつけた2日め.夜が熱帯夜状態になってきたが,今年は まだ遅い方?
 地震に関連して,地滑り関連のサイト.なぜかこのオフィシャルなサイトか らたどれるプライベートなサイトに置いてある.あと本家の強震動のページ.関東平野の顕著な表面波の様子が良く解る.DellからのメールではまだXPで OKですよ.ってことらしい.よほどVistaの売れ行きが悪いのか.suckUKというサイト.なかなかおつなアクセサリが満 載.
 昼前に地学部の付き添いに長居の自然史博まで.途中表紙がメチャきれいなクロスラミナの写真のPhysicsToday4月号をめくる.表紙の写真は地 質学ネタではなく,アメリカ西部のダム湖が水量が半分に減っている様子を示したもの.何でも人間活動による温暖化を計算に入れると米国西部の冬の温暖化と 降水量の減少が再現されるという話.人間活動の気候に残したfingerprintという題材で,米国ではこのところ地球温暖化問題がかなり取り上げられ 始めているように思える.肝心の恐竜博ははっきり言って今までで最低の恐竜博.これで大人1100円はあまりにひどい.さすがに恐竜には目の肥えた我が地 学部の生徒諸君は怒っていた.
 久々のUbuntuネタ.flvファイルの切断や編集は結構めんどくさそうで,ググったところ,RichFLVというものを見つける.これAdobeAirというJREみたいなラン タイムの上で動くソフトみたい.まずAdobeAirはbinをダウンロードして,実行パーミッションを付け,
sudo ./adobeair_linux_a1_033108.bin
でOK.簡単.あと
RichFLV
http://www.richapps.de/files/richflv/installbadge/richflv.air
よりダウンロードするだけ.これを実行するとGUIの画面が立ち上がる.切り出しは下部の赤い帯の 両サイドにある黒い端をつまんで所定の場所に移動させるだけ.極めて簡単.使い方の詳細はこのあたりに.夜に入って 雨の降りがかなり活発に.その分冷気でやや冷えてきたので助かる.
 サッカーはあくびが出そうなお粗末な試合.また各駅停車になってしまった.あのオマーン戦でPKを決められていたら,たぶん3次予選で敗退が決まってい たと思う.またまた運だけで拾う最終予選?これだからドイツW杯の悲劇が繰り返す.それに比べてロシアーオランダのスピーディで枠に飛ぶミドルシュートが バンバン飛び交う華麗な試合.これ見ると100年経っても勝てない気がする.
 太陽黒点周期とビクトリア湖水面の関係についての記憶.やはりググって見つかりました.この火山有名サイトに 細かい記述がされていて感心.こ の論文はみつけもの.

2008 06/21(土) 土曜講座で屋上へ.赤外線放射計で雲底の温度観測.24℃から最低は9℃まで 幅広い.エアコンがかかせない湿度.
 気温減率を-0.7℃/100mで計算すると,700mから 3000mに収まる範囲でまずまずの成果.ただ,この温度は雲底そのものを見 ていないという指摘もあるらしく,気をつける必要あり.関連で近藤純 正ホームページというサイトを見つける.この方は都市気候の影響 が気温観測データに紛れこんでいるので,温暖化を示すデータそのものを疑った方がよいという立場.気温観測の方法 というページはもっとも基本的な気温観測のイロハが書かれていて参考になる.早速上記の地表面に近い大気の科学」を Amazonの中古本で注文した.あと土曜講座は,-16℃まで冷えるという保冷剤を用いた露点測定と,砂山モデルの砂を用いた実験など.
 可否はともかく,なかなか解りやすいプレート運動のアニメーショ ン.またア ナログモデルがあるのにびっくり.地震のかなり詳細な続報. どうも西下がりで決着か.あと中新世の断層の正断層が逆転したモードの動きって,何か昔聞いた,中央構造線の古い右横ずれが一旦収まり,反転して現在の左 横ずれになったという話(これ逆で左が右になったのですよね!7/2) と似ているような.ここでも「大 局的には中新世のハーフグラーベンのエッジ部分に相当している可能性が高い」などという表現が.少ない変位速度しか観測されない地域で既存 の地質断層下部がしかも逆モードで発生したのが本当だとすると,従来の地表に明瞭な活断層ベースの地震予測シナリオが崩れる可能性がある.
 プレミヤリーグゴール特集をCSで見る.ミドルシュートの多さに驚く.バスケ の3点シュートと同じか.やはり今C.ロナウドがピークなのは間違いない.スペインリーグ移籍が本当だとすると,せっかくプレミヤのファンになったのに寂 しい限り.F. トーレスが まだ居るが.続けてスパサカのEuro2008の特集を見る.ポルトガルの技巧サッカー.ドイツの電撃戦に敗れるという感じ.バラックどう見てもプレミヤ ではまだそんなにはまったプレーはないのにやはりここ一番の強さが光っている.あとロシアのつなぐサッカーが凄い感じ.早速今日と明日の地上波Dを予約.
 オスロ,No.25(a)の1日巡検に申し込む.高いがオスロリフトの主要部を見るということでまだ日程がFixされないうちからブッキング.カード決 済の結果がよく解らないので再度問い合わせのメールを送付.
あと地質ニュースのオスロ関連記事を印刷して読む.グラーベンって地溝帯のこと だったのね.

2008 06/20(金) この夏初めてエアコンを入れた教室で実習生の最後の挨拶がなかなか良かった. 採用試験を目指す彼らにエール.
 大学から天文のS先生さる天文教育アンケートの依頼で来室.「ひので」 と「かぐや」のNHKTVを絶賛.これどこかで探さないといけない.「かぐや」は知っていたが,「ひので」はとんと知らなかった.天文にどれだけご無沙汰 しているかがわかる.先日,耳 穴体温計を購入.さてこれを如何にして放射温度計として細工するか?雲底高度の観測は古くて新しい題材.ノートPCやっと届く.先にあった2台の 中身を吸い上げるのに一苦労.あと来なくてもいいのに今年の科研費の評価届く.Aランクで落選.ことの他,物入りな夏になりそう.
 ここ数日くたびれて,ビール1缶ですぐに眠ってしまう日々が続く.今日はひさかたぶりに夜なべ.明日の土曜講座と日曜の地学部付き添いでまたまた休みな し.

2008 06/18(水) 担当する自治会の仕事と実習生の世話で手一杯で,どうにも動けない.オスロの 原稿もそろそろ始める時期?.
 地震続々報.地表段差では東西どちら落ちでもいいような調 査結果.気象庁の余震断面も数が増えてどちら落ちか解らなくなってきた.オスロの巡検案内が一部更新.日程と場所がFixされれば申し込むのだけ どかなり高い!いくらボートとは言え日帰りの旅程で2万円を越すのは普通考えられないのだが.
 DELLのPC,職場で自治会の部屋用に買ったのは数日で届いたのに,ノートの方はやや時間がかかっている.あとHVビデオカメラを物色中.

2008 06/17(火) ちょっと過重気味で会議で居眠りが出る.次から次へとルーチンの作業が湧いて きて,DEMはしばしの休憩.
 久々に師匠のサイトにマル経批判.このあたりは素 人でよく解らないが,「だれも原理的に反対できないはずの 外部から抑圧する恐ろしい観念装置」が 世の中に存在するもっとも怖ろしい概念だというのには私も昔から同意している.高3の授業で電離層が出たついでに,昔の短波放送とからめて,久々に円谷幸 吉の話をする.彼が国立で最後にヒートリーに抜かれたのは,厳しい父親の「男なら後ろを振り返るな」という教えを忠実に守ったからというwikiの記述に 唸る.アベベがローマで裸足で走ったのは単にレース直前にシューズが壊れたからという話を同じwikiで読む.
 アキバの事件について,さすがに理系の人の評論は少 し違うと感心.地 震続報.内陸の地震の場合,地殻内の地震発生限界深度の浅いところから地震が始まるという論が数年前からあったものの続きか.

2008 06/16(月) 実習生の研究授業を見学に来たOBの大学教員で気象専門家のK先生としばし歓 談.温暖化論議に花が咲く.
 K先生に赤外線温度計を空に向けると冬の青空なら高空の- 50℃が測れると教えていただく.何でも10秒サンプリングで空の温度を測っているとか.温度勾配が解れば雲底の温度から高度がわかるという手法らしい. なるほど気象学ではず いぶん前からやられていた手法とのこと.知らなかった.早速空に向けると4-5℃が測れた.700hPaあ たりだから,3000mくらいのところに雲があるのか.夏は水蒸気で誤差が出やすいとか.夏以外ではかなり正確な雲底高度がでるとのこと.早速これを何か に活用したい.あと-15℃まで冷える保冷材の話も伺う.キャンプでアイスクリームや冷凍食品を保存するためとかでこれも活用範囲が広そう.温度計の錠剤みたいのもの.これでロガーを兼 ねているとは驚き.
 地震の続報.余震分 布と断層解このサイトの解を 見る限り,どちらとも限定できないのがよく解る.ここ の解でも同じ見解.気 象庁の余震分布では西傾斜のようにも見えるが断定できない.
昨日の歪 み分布過去10数 年の内陸地震の分布との比較.何か太平洋岸メガロポリス地帯を結ぶ青帯が不気味なのだけど.あと,被害地震のMと死 者数を示すこの表. これで見ると今回の地震は内陸としては最大級であることがわかる.内陸地震が活発化とよく言われるけどこの表を見るかぎりそんな風には思えない.どうみて も1920-40年代が多い.これを南海地震前の活発化と呼ぶのだろうか?むしろ関東地震後の活発化と呼べるような気がするけど.
 Cundall&Strackの論文,要所を今日読む直す.何とか今週中にコードに直したいけど.

2008 06/14(土) 土曜講座で出勤したら,さるMLから東北の地震の報.ダウ平均と日経平均の日 変動を頻度分布で見る作業.
 どう考えても地震はノーマークの地点を選んで生じているよう に見える経験則がある.主なサブダクションゾーンの地震発生確率は空白域による予測より,ランダムチャンスの方がよりよく予測しているというKagan&Jackson 論文が出てから,これはずっと気になっている.ここに本家の論争資料へ のindexがある.とりあえず宮城の地震のための資料サイト.こここ こ.この歪 み速度分布だと確かに濃いブルーの場所にあたる.あと山 中さんのサイトでは,浅い方に破壊が進んだことが震央付近の揺れをひどくしているという分析がある.これらを見る限りまだ共役の断層面の東西どち ら落ちかの決定まではいっていないみたい.
 朝は恒例の犬の散歩で近所まわり.昼に家具屋に椅子を見にいくが,いいものなし.結局夜にネットで書斎のPC用椅子を注文.オフィス用で少 し高いが腰のケアを考えての「父の日」の買い物.DEMの基礎論文を印刷し直して比較.まだコードを書き直すまでには至らず.ずいぶん忘れている. EURO2008が見れないのが辛い.

2008 06/13(金) 13日の金曜日も何の話題にもならない慌しい日.気がかりだった学園祭草案が 無事自治会の議会を通過.
 今朝はまた事故で,駅で30分電車を待つ.やっと来た区間急 行にて動物と磁性センサの記事の続きを読み進む.伝書鳩の磁性細胞の話し.結構わからないことがいっぱいあると感心.あと最後の塩基配列がどうたらという 話はまた後で.夕刻,明日の土曜講座に備えてダ ウ平均の過去データを 検索.1990年から昨日まで日毎のデータをget.4000行あまり.これをテキストエディタにかませて,エクセルへ放り込む.ところが,株価変動の対 数に対する頻度を計算するのがめんどくさそう.とりあえず日変動データをソートして,明日,講座で頻度分布を作ることに.ついでにフラクタルつながりで,御大経 済論考.最後の部分のPick the Fakeが面白い.こ こに日本語訳の最初の部分がある.編集長からの深夜のメール届く.向こうはきっと夕方か.

2008 06/12(木) ゆっくりめに帰宅したら,U23サッカーが終わりかけ.しまった今日の試合の 情報をまったく知らなかった.
 さ る原稿を頼まれた編集長から問い合わせのメールの返信で,ややこしいので電話を掛けたら,外国出張中ですとの秘書の方?(たぶん声からして美人?).凄 い,国外から記事の編集の労を取っておられるのに感心することしきり.今日は午前中健康診断とかで,その間を実習生にまかせる.ぽっかり仕事が空いた夕 方,久々にグランドで柔軟.腹筋を30回やったら筋肉が笑った.
 早速週末の勉強用に以前図書館に複写依頼をした,
Cundall, P.A. and O.D. Strackを再度コピる.あと LSMとの違いをもう一度整理するのに1日はかかりそう.Physics Todayの3月号に動物の地磁気センサの話.帰りの電車で磁性バクテリアまで 読んでいる途中で立ったまま眠り込みそうになりそこで中断.

2008 06/11(水) 明日の職場の健康診断に備えて今日も休肝日.昨夜は以前アフリカで一緒だった 学生時代の友人と飲む.
 DEMの元論文 を幾つか漁る.昔作った法線方向のみの力を元にしたソースコードに接線成分の力を入れて,摩擦の効果をちゃんと入れたものに変更を考えているのだが,
元祖Cundall, P.A. and O.D. Strack. A discrete numerical model for granular assemblies. Geotechnique 21(1979): 47-65.と
Mora, P. and Place, D. (1994) Simulation of the Frictional Stick-slip Instability, Pure Appl. Geophys., 143, 61-87.
LSMの 2つの流れがあって,ちょっと思い出すのに時間がかかる.wikiにもか なり解りやすい解説が載っている.以前に解りにくかったthe Verlet algorithmも項を改めて掲載されているのは凄い.日本の方で は,
Yamada, Y., Matsuoka, T., 2005, Digital Sandbox Modelling using Discrete Element Method (DEM): Applications to Fault Tectonics. In: Sorkhabi, R. and Tsuji, Y. (Eds.), Faults, Fluid Flow and Petroleum Traps, American Association of Petroleum Geologists (AAPG) Memoir 85. p.107-123.
が一番読みやすくよくまとまっている.ということでこのあたりからもう一度読み直し.あと最近のopen sourceものでYADE の解説があった.
 高校時代が職業を決め るという記事.写真でみる地質学と言うサイ ト.

2008 06/09(月) 先週のちょっとした失敗に平すら陳謝.3つくらい仕事を抱えると1つはすぐに 忘れるようになってきた.
 昨夜のギリシャの地震.the Athens Geodynamic InstituteはM6.5と言っているみたい.その他は続報が届かず. VANが気になるがこ んな本も出ているようだ.あと事件のあった東京は今日は大雨だったらしい.500hPaだとあまり寒気が目立たないのだが.今日は休肝日で水を飲 む.最近飲まない方が眠くなるのは良い兆候?凶悪な事件が続く が,殺人件数はむしろ減っていて,昨 年は戦後最低を記録した.戦前の凶悪事件といえばこ んな事件が70周忌.
 NOK-JPYがとうとう21円まで上昇.私がいくまでに15円くらいに下がっていてくれないかな?そういえばアフリカに行ったときは珍しく
ZAR -JPYが10円ちょっとと極めて円高で安かったのだ.今13円ちょっとでNOKもこれくらいならありがたいのに.

2008 06/08(日) 学会が終わってちょっとやる気が起こらない今日この頃.こういうときは数値計 算でもやってみるに限るのだが.
 Euro2008,前半を見て寝てしまう.起きたら昼前だった.ふーんこの方が Linuxマニアとは知らなかった.少しDEM関係と温暖化関係のサイトを巡る.以前のDaisy Worldの話.こ の方の記述によると,「On Homeostasis in Daisy Worldの話。Lovelok (1983)による。 太陽放射が変動した際、daisyがなければ地表気温がすぐに変化するが、 アルベドの違う黒白のdaisyの面積が変わることによってある範囲では ほぼ一定に保たれる。まだそれをいろいろいじった、という程度であった。」
 ということで,デイジーの植生面積が負のフィードバックシステムとして働き,地球環境を順調に保つという趣旨みたい.またPhysicsTodayに懐疑論がまた一つ 載っている.太陽活動の影響を大きく考える趣旨.米国陸軍までいっちょかみしてきた.global circulation models (GCMs)への太陽活動の寄与を考えているみたいで明日の通勤で読むことに.あと肯定論の方では,伊勢さんという方のサイト.ここも丁寧に懐疑論に反論 していて解りやすい.
特 にCO2の寄与(別の意見ではメタン)が顕著だとするLate Paleocene Thermal Maximumについては他ではあまり取り上げられていない.あとNOAAにある最 新の年輪解析による気温データ.ちゃんとtxtとExcelで生データも用意してあるのが素晴らしい.
 サーフィンしてたら,ものつくり> と<仕組み作り>という面白いくくり方の文章. 「泥」ねえ.でも仕組みばかりに秀でてしまっては,世の中ご飯を焚くしくみ,車を走らせるしくみばかりが蔓延り,かんじんの米や自動車がなくなるという矛 盾が−−.いやそのときは人間も”人間というしくみ”になってしまえばいいということか?
 CNNみていたら,ギ リシャでM6.1の地震の報.例のVAN法のSESによる予報が出ていたかどうかが気になるところ.その報をBBCに探して,Obamaが大統領 になるかという予想掲示板をしばし読んでしまう.
Sad is the day that a Muslim is elected--Obama is a risk for our security.などとのたまうDallasの男の意見が Recommended by 4 peopleとなっている.

2008 06/07(土) 土曜講座で出勤したら,珍しく別刷請求のメールが来ていて慌てて対応.夕方ま で所用の数々.
 TV中継のために砂漠の太陽の下で試合をさせて,選手を消耗させるようなス ポーツを金儲けの種にする日本のTVと広告代理企業にはいつもながら愛想が尽きる.楢崎の好守と遠藤のコメントだけが世界を相手に戦う見事な基準を示して いた.暑さのため各駅停車サッカーになったときに,相手DFの切り崩しに苦労するのはいつもの日本の宿痾の披露となっている.切り込もうとするドリブラー に前を狙うなってそれはないだろというのが素人の雑感.それ以外のコメントは今日は止めておく.Euro2008でも見て,怒りと興奮を鎮めることに.
 通勤で昨日の温暖化擁護派のコメントを熟読.よく書けているけど丸山さんの雲の役割の大事さと,モデルの精密さの部分の言及がちょっとおろそかな気が.GCMの現状の解 りやすい解説がほしいところ.

2008 06/06(金) 文楽鑑賞で授業がなくなったので年休を出すがやはり所用で遅く出勤.昨日の行 事のWebなど更新.
 昨日の体育大会雨でたたられ,何とか終了.朝20%の降雨確率予報が雨が降り 出した途端,12時には100%となっているのに笑う.非線形性の権化か.非線形といえば,例の「地球温暖化」懐疑セッション以来,ちょっとまた関連サイ トを探しているが,以前にMさんから紹介された明日 香さんのWebサイト懐 疑論に対する反論のpdfが置いてある.また旧版のWebも残されている.特に槌田氏が引用している,ハワイにおける気温とCO2の相関でCO2 が結果である云々に関する批判は手厳しい.ここではこの中に紹介されているHenrik Svensmark(1998)の宇宙線と雲の相関論文(さらにそのまとめ)に対するDAMON とLaut(2004)のEOS上のコメント.とそれに対するSvensmark らの再反論などを再度メモっておく.
 DellのPC,担当者が丁寧な方で何度も電話をもらったそうで今日,早速送金.ついでに追加注文も済ます.驚いたことに他社でもXPダウングレードサービ スが蔓延っているのに恐れ入る.
 資源インフレに続いて食料インフレと世間はインフレ流行り.おそらく巨額財政赤字と何とかローンのツケを縮小するために仕組まれた世界インフレの戦略に うまく乗せられている感がする.その中で自国通貨を高く保ち,輸入安で乗りきろうとするヨーロッパユーロの賢さが秀でているように思えるのは経済学に素人 の私の単なるあてずっぽうか?ピークオイル論と温暖化論のからみが気になるところ.

2008 06/04(水) 珍しく事故のない通勤?明日外での行事で天気が気になるところ.今年の梅雨は 早めでしかも長い?
 実習生の世話やら何やらで1日が暮れる.自治会のPCをDellに注文.つい でに研究室のノートPCも追加注文しようとしたが担当が不在で明日以降に.XPにダウングレードサービスを実施中.これを待っていた人は多いだろう.どう みてもVIstaで屋台骨が傾かないかと他人事ながら気になる今日この頃.恐竜の夏もやがて暮れるのか../で気になるニュース.バナナが絶滅の恐れと か.多様性を失った生物の哀れな最後には付き合いたくない.街中の監視カメラ画像を情報公開法で請求し,PV を仕立てたバンド.頭いい.ありゃっ,館長のブログに 捕獲されていた.そういやこの若い頃この館長に紹介されて,その当時の地震学会の若手のミニコミ紙「なまず」に自作地震計の記事を書いたのが,私が研究の 道に顔を突っ込む最初の経験だった.その記事をご覧になった地震観測のベテランT先生に資料を送っていただいて,私のこの道がスタートした.思えばその きっかけが,かの館長との出会いであった.本当に縁というのは不思議なものでまさしくそれが彼のいう「創発」そのものなのだ.田崎さんの教科書.今日は微 分の定義を少し斜め読み.

2008 06/03(火) 朝また故障でプラットホームに人があふれる.もう毎日発展途上国なみのダイヤ で特に気にもならず.
 最初の勤務校でお世話になり,今や某青少年施設の館長となった知り合いの元に 生徒と打ち合わせに赴く.当時よりさらに恰幅の増した1巡り若い彼に新たな学問の息吹を習った頃を思い出した.青少年を食い物にする大人が許せないという 彼に若い頃の自分を少し重ねる.
 数学 の教科書田崎さんのとこ ろからダウンロード.「読んでもわかりそうにない本というのはちまた巷に あふれているのだ。」という著者の前書きにまったく同感.Webにこんな素晴らしい仕事を惜しむことなく上げる人が出てきたというのもイン ターネットの凄いところ.「2 Galileo Galilei (1564–1642) 彼の名前はガリレオ・ガリレイだから標準的に苗字で呼ぶなら「ガリレイ」になるはずだが、普通「ガリレオ」と呼んでいる」と いうのも意外と盲点.:= なんて記号の意味をちゃんと書いている教科書に始めて出くわした.大学の数学を体系的に学んでいない私などは本当に目から鱗の話ばかり.しばらくこの Web本で楽しめそう.著者に感謝.

2008 06/02(月) 明日の命日を前にクラフト夫妻の火山ビデオを授業で見る.今日から早くも梅雨 入りの報.
 このところ,JRが立て続けに事故やら故障やらで遅れる.今日はようやく手が 空いて久々にサッカーを見に明るいうちに職場を出る.松井が入ってリズムが変わりよくなった.彼は足が速いし足元がたぶん今の代表では一番しっかりしてい る.あとは回りが合わせれるかどうか.
 
温暖化論争,丸山セッションの資料をまとめる.ここに 懐疑論のよいまとめがある.少し明日の紹介にむけサマリをまとめる.一応本家のQ&ATechnical Summaryをダウンロード.確かに雲の話はあまり載っていないような.
 あとジョー ジ・ソロス(George Soros)についてちょっと調べる.彼がブダペスト出身のユダヤ人と知る.しかも反ブッシュの急先鋒だとは世の中捨てたもんではない.自宅のカラーレー ザー.ほぼ1年近くでカラートナーが87-89%,黒が66%とまずまず.うわーやめてほしい.脳 食いアメーバ.へーユーロ札の裏側はみん な橋のデザインだって知ってた?藻類からガソリン を作るという話.うーん本当かな?
 
2008 06/01(日) あっという間に初夏から雨季へ.今日はまだ肌寒い大陸気団のもと,朝から犬の 散歩.
  ロケット開発計画中止の 報.宇宙開発がらみは月ペネトレータといい,何か詰めが甘いような.関連して失敗百選になんで有珠山の噴火が 選ばれているのかがはなはだ疑問.三宅島なら納得だけど.さらに関連でこんな辞書があるそうな.そういや大昔, まだシャープの書院なんていうワープロを使ってたときに,地学 辞書って作ったの だけど日の目を見なかった.急に思い立ってモバイル出張用のLooxT70KにUbuntuをインストール.この器械自宅にある唯一のWinマシンでサブ に使っていたけど,HDDに共存させているVine3.2が古くなりいつか再インストールをと考えていて今日まで来た.たしか2006年の連合大会までは このマシンのVine側で発表したような記憶が.ドイツにも持って行った優れもの.Ubuntuも8.04となったので早速,CDイメージをDVDに焼い て再起動.あっという間にインストール画面が立ち上がり,パーティションは手動を選択.横長の画面も最初で認識.なかなか賢い.半分の30Gほどが Linux領域なので,
/boot  65M
/     10G
/home  25G
で/homeはフォーマットを掛けない.うまくすればデータを保護できるはず.ユーザ名は以前のが思い出せないので,suで確認するしかない.このユーザ 名はメモらない主義なので忘れて困るが,忘れたころにはすでにそこのデータは不要となってるのでまあいいか.
 Ubuntu鶴の背景もなかなか良い.20分ほどで終了.再起動するとGrubでUbuntuが最優先になっている.Win側の Documents&settingを引き継ぎますか?に思わずYesとしたので,なぜか壁紙がWin側と同じものが立ち上がるので驚く.すばらしくよく できている.何かnautilus-gksuで管理者権限で開けなくなるバグがあるらしく.既存の/homeのユーザディレクトリが開けなかったので,強 制的にchownとchgrpで中を見れるようにした.あとつまらない視覚効果がonになっていたのでこれをoff.XPよりきびきびしていて気持ちがい い.しかしfirefox3が鬼門.これで何度かハングアップ.一旦firefox2に戻す.これで何とか安定起動.それでもユーザ切り替え時などにログ イン画面が出ずブラックアウトすることしばし.これ少し困る.
 とりあえず動画関係やら,mozillaのプラグインやらをインストールで終了.何とか安定して動くようになったみたい.AGUのFellowship のメールでURLを何となくクリックしたら,驚くことに日本語のページが出てきた.へーというか日本人へのサービスをするようになったのか?そういえば卒 業生の連合大会の発表を探してpdfを保存.DEMがらみと断層のステップの乗り移りというなかなか面白いテーマの研究.


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