<Diary with linux, geoscienceguitar & others> 2009.Oct.
「備忘録/日記」(自分のためのメモですが何かの参考に,背景は黒点復活秋モードに更新)

2009 10/30(金) 遠足で京都市内へ.久しぶりに三条河原町六曜社のコーヒーを味わう.学生時代から もうすでに30数年.
 とてつもなく忙しい1週間で今日は遠足のあと夜,職場関係のお通夜の予定がキャンセルになって少し時間が空いたがその分,溜まった推薦書を書いたり,職 場から明日の発表の打ち合わせを何度か電話で連絡など時間が瞬く間に過ぎる.明日は中学の入試で学校で発表練習ができないので余計に手間がかかるが仕方な い.こちらもそう大した発表会ではないとタカをくくっていたら教育長まで出てくるという結構大きな会だと,一昨日わかったので少し慌てる.pptを手直し して生徒の自宅にFax.メールで送ってもらった読む原稿に少し手をいれてまたメールで送り返すという自転車操業.明日は朝からどこか公園かマクドででも 発表練習をしないといけない.まだ推薦書手つかずが数名.これは日曜日の仕事に.まあ忙しいうちが花だが.
 ./の情報で,地球温暖化懐疑派への反論総まとめpdfが出て いる.さすがにIPCC派も黙っておられなくなったみたい.黒点も出てきたのでタイミング的には良さそう.エルニーニョの暖冬予想も追い風に.
 Ubuntu9.10のアナウンスに慌ててダウンロードしたらまだ英語版だった.ジャストシステム.浮川夫妻 辞任.うーん一太郎,ATOKね.最初は学生のときにBASICで作り始めたと聞いた.個人的に はMSはきらいだけど慣れからかMSの日本語変換はATOKよりは使いやすいような気が.あとあの罫線処理の違いがやはり厳しいか.同僚の国語の先生は未 だ一太郎だ けど.そういえば大学寮時代の友人は徳島の出身で大学をだいぶ留年して出たあと個人でデザイン事務所を構え,一太郎のVer3までのパッケージデザインを 一 手にやっていたのだけど,今頃どうしているかな?

2009 10/29(木) かなり立派な黒点が出て,いよいよ新周期の始まりも間違いない?そういえば蒸すが 来週は一転寒波とか.
 土曜日のさる発表会の原稿作りで遅くまで生徒と残る.明日は遠足なので過密スケジュールがうらめしい.明日京都の喫茶店に篭もって推薦書書きをする予 定.午後久しぶりにサッカーに参加.何か身体の切れが少しづつ戻ってきたみたいで嬉しい.家に帰ってみれば両足親指が爪死に状態.疲れがどっと出てきたみ たい.とりあえず倒れなくてよかった.

2009 10/28(水) ようやく仕事のあらかたのめどが立って忙しいながらもちょっと一息.新調のシャツ とズボンで出勤.
 Ubuntu9.10リリース予定の報.さる助成金がいただけるので,typePを買ってUbuntuを入れようと思って画策.ネッ トブックに良いとの記事あり.このところほとんどギター関係のサイトめぐりやギターにもさわっていないことに気づく.やはり仕事が立て込んでいる せい.通勤で読むHartmann先生のMars travel guide.これがなかなか英語が読みやすくよい.冒頭の文章が意に反して難しいなと思ってたら,何かロシア人の諸言だった.とに かくしばらくこれで惑星科学の勉強など.南アフリカの発表はこの線で行きたいと考えているのだけど.
 音楽祭の練習で学年の生徒が歌詞カードの代わりにみんな携帯をみながら合唱の練習.聞くと歌詞をリーダーから160余人全員にメール送信したのだとい う.新しいメディアは新しい練習法を励起する.
 職場のプリンタ.またトレイから紙が上がらなくなったのでO社のサービスに電話.前の修理のところがまた不調になったというと,修理の保証期間は3ヶ月 まででそれ以上は有償になるとのたまう.修理費用が莫大だったし,こんなの修理ではなくてもともとのナイロンギアの筐体の設計が悪いのだと思うが,とても 話にな らない男だったので「ああそうですかもう他社のプリンタを買います」と電話を切る.以前のLinuxドライバの件といい,こんなふざけたメーカーがまだ あったのだと2度とこのメーカのものは買わないことに決める.

2009 10/27(火) 会議で遅くなった帰り際にさる古い映画のDVDを買おうとして失敗.店は閉まるは 電車は事故で来ず.
 くだんのDVD昨年まであったのが誰かに貸したまま行方不明で明日の授業ネタにと探したが,阿倍野にはなく,仕方なく難波に向かおうとして事故のあとの 不通に遭遇.せっかく難波まで出たのに9時で店は閉まるししかたなく自宅方向に電車に乗る.何やら運の悪い1日.帰ってきて速攻でamazonで注文. 500円なので,送料がタダになるように,余計な本まで買ってしまう.いわくamazon的ビジネスモデルにしっかり搦め捕られる.
 ちょっと本格的な黒点がでてきたので,そろそろ極小期も終わりかという議論は−−まだないのか.

2009 10/26(月) 束の間の休息が東京出張とは.初めてお茶の水女子大の門をくぐる.附属校は菊, 梅, 蘭組の女學校.
 緑の多い大学のキャンパスの中に,これまた古い文部省の庁舎とも見間違うような時代の佇まいを残す女學校を訪ねる.夕刻まだ秋葉原を知らないという若い 同僚を連れて繰り出すと,何やら長い行列.行列の最後の看板を持った兄ちゃんに聞くと,今をときめくAKB48の新作写真集の発売の列とかで,数日前の某 OSの発売よりも長い列であることは確か.そんなこんなで2泊3日は瞬く間に過ぎ,帰阪した.
 羽田にたつ前に立ち寄ったいつもの浜松町の本屋でしばし本のチェック.Amazonで買うようになってから大きな本屋に立ち寄ることがめったになくなっ た.とりあえず良さそうな本が あったので,原 書をAmazonで取り寄せ.今日着いた.最初の章を少し読むがなかなか良さそう.とりあえずじっくり時間があるときに.今宵の探し物ケンブリッジ天文学の800年史.最 初の方でunsung  herosが出てくる. ちょっとまともな黒点が出始めたような.やっと無黒点モード脱出か. ちょっと寂しいなあ.気候変動本, 黒海の氾濫など佳境に.ただ,歴史学の先生だけにデータからの推定がやっつけや単なる推測が多く,ちょっと荒っぽい論理にも見える.

2009 10/20(火) 本業多忙を極め,休息のない日々.明後日夕刻からの東京出張の原稿を少し手始め る.
 加藤和彦の自死は未だに何かを引きずる.高1のときの何とも言えない雰囲気の一部を突然失ったような不思議な喪失感.何度もYouTubeで彼の歌を聞 く.このイムジン河で涙が出そう になる.思えばぼんぼん育ちである意味思い通りに生きて,何不自由ないように見えた彼だからこそ誰も知らない底知れぬ暗い淵に臨んでいたのかも知れない. このイムジン河がずっと帰りの電車以来耳についたまま離れていない.今も彼のメロディに合掌.
 職場のメインの計算用自作PCが帰り際にギブアップ.最初マウスのポインタが動かなくなり,何度かの再起動でついにBIOSが立ち上がらなくなる.マ ザーが逝かれたか.明日BIOSクリアしてダメだったらマザー交換となるな.この忙しいときにまたまためんどくさい用事ができた.しばらくメールも不自由 になりそう.ドーキンス本.グールドを経て次の標的はガイア理論へ.なるほど大体戦略が読めてきた.それでもこの人のストイックな心性はよくわかるし信用 できると思う.あまたの思い入ればかりの科学本よりはるかに上等.

2009 10/19(月) 秋深まるが妙に暖かい今日も上着なし通勤続く.ドーキンス本を駆け足読み.グール ドへの対抗心丸出し.
 とりあえずドー キンス本を斜め読み.Bad Poetoryが「偽りの詩」という福岡訳.全力でオカルトや怪しい科学と対決している様子がよくわかる.まるで科学界の「エクソシスト」みたい.加藤和 彦さんの自殺がまだ心の底に尾を引いている.ちょっと全快するまでは時間がかかりそう.
 まだ買ってもいないtypePなのだが,そのUbuntu幅広 画面化の詳細.外部出力に関してはこ の記述も参考に.
 ウェ ザーニュース骨があるね.気象庁の上から目線に負けるな!天気予報業務は国の専権事項であって,民間は異をはさむなというのは,もちろん明治の昔 の戦争の際の天気図につながるのだが,そこからどこかで「大本営発 表」にもつながるいやな匂いがする.天気予報は批判に耐える科学ではないと言っているのと同じように思えるがどうか.昔からこの方面はかつての某業務私怨 セ ンターの高飛車なおっさんと電話で言い争って以来好きにはなれないのだ.
 明日の授業関連で,NAOENSOなどテレコネク ション関連を調べる.それにしてもこ の気象用語集はとても参考になる.気 象庁にもこんな素敵な人がいたのだ.いや失礼.この日本の四季な どそこら辺の気象学の本よりはるかにわかりやすい.国際式天気図記入法も参考に なる.天気予報で使われ る表現も素晴らしい.いや脱帽しました.気象庁の本サイトよりはるかにわかりやすいこと請け合い.
 このサイトにも
須賀敦子さんの話題.私は福岡本で始めて知りました.信長ゲーム,島津が強すぎ てどうにもならない.方針を変換してまずは東北行脚からとりあえず伊達を滅ぼして−−と思ってる間に佐竹が強くなりすぎてまた最初から.今回のはなかなか 全国統一まで時間がかかりそう.まあ年末まで遊べるか.

2009 10/17(土) 地学実習で泉州まで.途中にわかの雷雨におののく.この季節には珍しい滝のような 雨も一時.再び晴れる.
 1年ぶりに地学実習.今年は1ヶ月早くまだ紅葉がほとんど見れない.雑草も背がたかく,見通しは悪かったが例年どおり無事終了.なかなか熱心で良かっ た.来週末のこの件の発表原稿がまだ出来ていない.明日はまだ溜まった仕事を片付けに日曜出勤の予定.
 加藤和彦さん逝く.「一人で行くんだ.幸せに背を向けて」という歌は私の青春の通奏和音であり,また今も変わらないあらゆる選択における確固たる羅針盤 でもある.その歌詞のとおり亡くなられた.ご冥福を.
 ついにtypePが5万円を切った.さる助成 金がつけば買いたいのだけど.HDDも1.5G が1万円を切っている.
 うーんさすがに師匠はこの間の外交パーフォーマンスにも 手厳しい.この人をシンクタンクに雇わなきゃ!金子勇無罪判決はまったく同意見.AK-47の開発者だって褒められはしてるけど,捕まって刑務所 に入ったっていう話は未だ聞いたことがないのだ.「虹の解体」ドーキンス先生,オカルト解体に孤軍奮闘.ランダムネスの検定の議論はなかなか参考になる. 昔からずっと考えていたところ.それでも偶然の一致に人間が弱いのは,ずっと少人数集団で発展したころのDNAの影響というのはなかなか面白い.

2009 10/15(木) 雷雨をついて自転車で帰った昨夜.妙な親善試合にため息.やはりアデバイヨールの 出ないトーゴなんて.
 祝!アルゼンチンW杯出場,またポルトガルも首がつながった.メッシとロナウドのいないW杯はやはり考えられない.それにつけてもどこかの代表はどこか ちぐはぐ.なぜ森本,松井,本田のトライアングルを試さないのか.国際標準で通用するのはこの3人しかいないのだから.悪いけどボールを後ろに下げる10 番といつもの覇気のない右サイドバックが出たとたんに見る気を失くしてしまう.ふてくされて髪の毛をいじるだけの選手はベンチに不要と言ったトルシエの先 見の明はいまだ消えず.頼むからトルシエカムバック!
 ドーキンス「虹の解体」とりあえず訳本で.今日原本届く.ついでにもう1冊最近の著書も.知り合いの方が所長のさる観測所にメール.とりあえず春の見学 予定を検討.次から次へと調査書やら推薦書やら土曜日の実習の準備やらで時間が飛ぶようにすぎ,2日連続昼の弁当を食べ忘れる.土日も仕事なのでちょっと 休みを取りたいけど来週末のさる研究会の東京出張が休みの代わりという情けなさ.

2009 10/13(火) 何かいまいち秋という風情が希薄な昨今.朝と昼の温度差に未だ慣れず.いまだに半 袖半パンの自宅生活.
 津波のシムはどこへやら.今日も信長と格闘してしまう夜.もうどうにも早く全国統一してしまわないと研究に取りかかるパトスが湧いてこない.発表原稿が たまる一方の昨今.前畑ガンバレならぬ前原ガンバレ.とことんこの国のパイプにつまった垢を流し去ってね.アフガンを電撃訪問した外相もやっとこの国の外 交が真のスタートの先鞭をつけた.既得権やら前例やら地元への根回しやらで,結局ずっと変わらなかった今までの国のシステムにバイバイ!結局新しいシステ ムは新しい革袋に始まるという自明のことも実際にやってみなければその本当の意味はわからなかったということなのだ.アリストテレス的政治からやっとガリ レオ的政治に変わっていくような気がする.それが結果として失敗しても,もう昔の姿が実は偽りであったということがわかっただけでも価値のあったここ数ヶ 月.

2009 10/12(月) 3連休最終日はすみません.1日家の買い物と犬の散歩以外は信長ゲーム脳になって ました.
 津波のシムは何とかエラーなしで波高ファイルを作るところまでは来たけど,なぜかファイル処理が最初のところで止まる.これを直そうとしたけど,結局信 長の誘惑に勝てず,鈴木家から最終シナリオの真田家にチェンジして苦闘の連続.最初上杉を放置して南への進出を考えたが上杉が強くなりすぎてダメ.そこで 最終的に方針転換.上杉の領地が南北に長いことに目をつけ,少しずつ村を占領していく作戦に変更.最初PCの戦略のバグをついて,北の方に上杉本体がなぜ か遠征にでかけた隙に春日山城を落としたが,肝心の上杉謙信を捕虜にできず,一旦リセットして兵糧攻めに変更.これがこ功を奏して,ついに上杉を春日山城 に孤立させ全軍5000あまりに減らして最後の突撃で何とか全員を捕虜に.すぐに謙信,景勝などを配下に置いて再スタート.これで何とかなるか.前作との 違いは圧倒的にPCのAIがかなりうまくなっていてなかなか勝てないところ.こちらが全国制覇の準備を整えたころにはそれよりはるかに強い勢力(例えば島 津とか南部とか)が近くまで迫っていて,ヘテコテにいわされる.したがって勝つ方針はできるだけ初期に電撃的に支配地を増やすしかないのだがこれが難し い.さらに停戦が可能な僧侶訪問を使うのも一手.そのために寺を増設する.真田家は金山が探索で見つかるので早めに「鉱脈調査」を得ておくこと.これにつ きることが今日1日で良くわかった.
 江畑謙介さんが なくなったという報.独特の語り口が好きだった.まだ若いのに残念.日本では珍しい軍事評論をちゃんと科学的に行える人だった.内閣が理系となった今,各 方面で理系の評論家がもっともっと出てきてほしい.

2009 10/11(日) 3連休中日はクラブの当番で出勤.雑用とプログラムチェックを早々終えて午後はさ る美術展へ.
 昨年まで私のクラスだった生徒の美術作品を見に昔の職場まで.これがなかなか素晴らしい絵で感心.インディーズのバンドメンバー(すみません.すでにメジャーデビューしてるそうです!くだんの彼女 より訂正メールが入りました)を描いているのだが独自 の画風をすでに作っている.大きな目の描き方と独特の色使いがすごい.賞をもらっていたので良かった.
 午前中のプログラムチェック.最初にグラフィックルーチンから一つずつコメントアウトして可能性を潰していって,どうも,警告が出ていた文字列コピー関 係のstrcat()のあたりが怪しいと睨み,これをコメントアウトするとBingo!で,エラーなしで波高ファイルが生成された.これVineのときは 何らエラーで落ちずにgccコンパイルが通って実行されていたのに,Ubuntuになってから文法チェックがうるさくなったのか,あるいはさすがに厳密性 起源(?)のDebian系列のなせる技か?ちょっとよくわからない.それにしてもCでの文字列の扱いはやっかい.大体A$+B$が簡単に成り立たない時 点で,初心者の足元をすくう.
 日経のサイトで,iPhone の話題.これ要するに今までの様々な規制と利権で守られてきたいわば「ガラパゴス的技術の粋」の電波(搬送波)ベースの携帯電話を,無線LANを 元にしたフリー(無料)のインターネットプロトコル(TCP/IP)の軍門に下すという計画?もしそうならばこれはすごいことで,携帯の使い勝手とは相性 の悪い私にはとても良いことに思えるけど,今まで順風満帆の携帯電話業界にとっては黒船どころではない騒ぎになるのでは.元々インターネットというのはあ る種の原始共産主義みたいなラインとプロトコルが無料のシステムだから,これに古いシステムである「電話」が乗るということの意味は計りしれない.ほんの 10年前まで,電話の権利なんてものが大手を振っていたのに,今では見る影もない.さらにかつて測定器で起きた革命,すなわちハードウエアの進化を止め て,すべての進化はソフトウエアに向かった流れがここでも来るとすると,携帯のハードウエアはつまり意味を失くして,今のネットブックみたいに,GPSと 地磁気+加速度センサを内臓した安いインテリジェント携帯端末がソフトウエアの切り替えで何通りにも使えるなんていう夢のような環境が生まれてくる.10 年後は何かすごいことになっているような気が.どこかの囲い込みOSもGoogleOSの前に霧散していたりして.100年後レーニンではなく,インター ネットが21世紀に実は革命を起こしていたなんてことが歴史の教科書に載る日が来るのか.

今日のプログラムTips.連番のファイル名をつける手立てはstrcatでは なくsprintfを使うこと!
    if (t % TMF==0){

        sprintf(f_name,"nankai250m_%03d.sqf",t);
        fp=fopen(f_name,"w");
   --------

これで
nankai250m_000.sqf
nankai250m_001.sqf
と連番のファイルが作られる.今宵はここまで.

2009 10/10(土) 3連休最初の休日.津波のSimをいじったがセグフォーが取れずやる気を無くしま たゲーム三昧.
 スコットランド相手の親善試合だったので,さほど評価にはならないが,森本,松井,本田のヨーロッパトライアングルをスタメンから見たいことだけは確 か.6点入ってもなぜか眠たかった香港戦よりははるかにサッカーらしい試合だったから.たぶんあの監督なら考えてないけど.
 XlibのライブラリをTurboC互換からeggxに替えたが,波形を書くルーチンに入った途端にsegmentation faultが出る.どうもどこか変数の定義などがおかしいのか?

2009 10/09(金) 瞬く間の10月で,ようやくブレザーを羽織るようになってきた.3連休は休出休の 予定.
 アジアのカップの試合を見ていて,何か数日前に偶然見た南米カップのブラジルリーグ同士の試合をみているような気がした.短いパスばかりを足元につなぐ 緊張感のないテンションの低い試合.接触プレーごとにおおげさに倒れては中断ばかりが入るつまらない試合.そのあとプレミヤの試合を見て,ヨーロッパはす でに半世紀先を歩いている気がした.アジアと世界で戦術を変えるという術を考えないとどうにも中途半端な南米カップなみの試合ばかりこれから続く気がす る.代表にブラジル人の監督をかついだ時点で世界から30年は遅れていたのに早く気づくべきだった.
 今年のサプライズは村上春樹と期待したが,今年もはずれ.「虹の解体」ドーキンスよりも訳者の福岡伸一に期待しての作品だがこれがなかなかいい.まずは 科学をたぶらかすオカルトやマスゴミ相手に一戦交える.さらに返す刀でポストモダンまで一刀両断.ドーキンスの筆もさることながら,やはり福岡氏の格調高 い訳文が本の魅力を倍増している.はやいとこライバル,グールドを罵倒する章まで行きたいのだけど.さて彼がまだ若い1991年の子供たちへのクリスマスレクチャーの動画があっ た.what is the meaning of life.なんていう話が続く.前で赤ん坊が時々泣くのがなかなか面白い.

2009 10/08(木) 案の定台風で勤務先が休校に.ふだんはやれない研究に勤しむ.数値地図10mメッ シュの無料公開に驚く.
 台風一過の落ち葉を掃除する校務員さんのほうきの音だけがする静かな勤務先で久々に研究にとりかかる.津波のSimを数年ぶりにさわる.昔のコードは XlibをturboC互換ライブラリを通して操作していたが,これを今回eggxライブラリに変更する.これでようやく汎用性を確保.数値地図の陸上部 分の都市部の0m地帯の処理に手間取る.これ昔素の数値地図データで確かいじった記憶が.でもあの頃はMTからのコピーでそのデータもどこにあるかわから ないし,とりあえずテキストファイルを格子に並べることから考える.
 その作業の途中でひょんなことから国土地理院データが10mメッ シュまで細かくなっているのに気づく.しかしこのダウンロードは苦行になりそう.なんでこんな邪魔くさい仕様にするのかがわからない.この場所へ のリンクもわかりにくいし.単なる嫌がらせに思えてくるのだが関係者の人見てくれてないか?
 昼休み,銀行に行ったついでにチケット屋で500ドルのパックを購入.1ドル88.28円の今日のレートで価格が91円45銭だった.3円強の手数料 か.銀行よりわずかに安い.AGUのリニューアルも速攻で済ませたし,円高のうちに来年の南アの諸費用も早く振込みたいところだけど.
 上記標高データの公開とともににわかにGPS関連のサイトも活況を呈しているようで,このサイトとか,地 図を作るサイトがここと かここ

2009 10/06(火) 昨日からようやく長袖カッターにした残暑の初秋.今朝は雨に降られながら自転車で 駅まで.
 台風が昨年と同様沖縄近海をうかがう.昨年は西表に滞在中の修学旅行班を台風が直撃.帰着が2日遅れるハプニング.今年も心配.先日の水深データをCD で送ってもらったので,早速今宵gmtで海底地図を作成.陸地の地理院作成数値地図との合体が済んでいるのがありがたい.ただ大阪,名古屋の0m地帯が海 面下になるのは,大昔MTテープで取り寄せた地理院数値地図以来の伝統か.いずれにせよ職場で研究ができるのは何ヶ月ぶりだろう.
 あわててKMAの高層天気図をダウンロード.きっちり1ヶ月分で前のが消されている.危ないところ.台風の画像も落としておきたいところ.久しぶりに目 がきれいな台風である.今のところスウェーデン発のサプライズはないが,今年こそ村上春樹が取ってほしい文学賞.
 わーお!来年の南 アフリカの日程やらfieldtripやらがすでに出ている.巡 検は迷うところ.でもようやくこれで予定が立てられる.何か来年のWカップのために空 港からサントンまで鉄道を敷いているとある.これが完成すると15ー20分だと書いてある.大学はこれで近くなるとか.でもTAXIに乗る必要は ありそう.とても彼の国で乗合バスには乗る気がしないので.

2009 10/04(日) 大した目的もなく京都まで車をとばしたが,急に思いたち比叡山に上る.延暦寺の伽 藍を初 めて見学.
 空海と並び称される最澄(伝教太師)が開いたとされる比叡山延暦寺を初めて訪れる.肖像画が多く展示され,仏像の少ない寺だと思ったら,国宝殿に置いて あった.しかし鐘を突くのにも50円取られるとかで家族にはあまり評判が良くない.でも根本中堂ではなかなか面白い説教も聞けたしわざわざ800mの伽藍 まで登ってきた甲斐があった.信長の焼き討ち以前にも浅井勢にも火をかけられたとかで,信長の焼き討ちそのものにも異説があるようだが,とりあえず延暦寺 が琵琶湖側に布陣していたということがわかっただけでも良かった.何かもっと深い山の中だと思っていたが琵琶湖がすぐ下に見えるのに驚いた.この山に上る 前に家族の勧める縁切り神社と 敬虔あらたかな稲 荷神社を訪ねる.いずれも京都のなかでは目だたない寂れたような神社であるがなかなか奥深い.昼飯はいつものこの店.ひさしぶりになかなか充実した休日.

2009 10/02(金) あっという間の1週間でとにかく時間が経つのが早い.毎日ブレーキとアクセルを同 時に踏むような毎日.
 今年は旅行の付き添いがないので,その分余裕があるはずなのだが,何か気ぜわしい.同時に抱える仕事が多すぎるのだが来年には少し楽になるのを信じてま あ身体の動くうちと鞭打つしかない.今LとAからOを押すと小さなぁぃぅぇぉが出ることに気づく.これ便利.気候変動と歴史本.最終に近づく.フランス革 命前後.「浅間山の噴火がフランス革命をもたらした」とはもちろん書いていない.
 ちょっと今ほしいネットブックとカメラをすで に取得しておられる方の日記.Ubuntu9.04 でもまだかなり難関が待っているような.外部へのVGA出力ができないのは致命的.これが解決すれば来年のアフリカ用に飛びつくのだが.半年後の9.10 に期待.もう少し要すを見よう.

2009 10/01(木) 今日から年度後半に突入.残暑が残る10月職場はまだエアコンを灯す.徐々に職場 を離れる年を意識する.
 地学部の測定で新展開.これで半年間のネタができた.推薦入試モードに突入.面接練習などの相手をする.『気候と歴史本』通勤で読み進むが個々の事象に は次第に飽きてくる.結局文系の文章と理系の文章の違いなのか.いくら個々の事象を積み上げても,統一した物差しで描かないと科学にはなり得ないという大 前提がどうも著者にはわかってないように思える.結局断片的な資料の陳列に他ならないのではという疑問が湧いてくる.でもまあ内容は面白いのでずっと読み 進めてはいるが.


Copyright (C) 2009 Yoshio Okamoto, all rights reserved.