<Diary with linux, geoscienceguitar & others> 2010.Aug.
「備忘録/日記」(自分のためのメモですが何かの参考に,背景は熱波モードに変身)

2010 08/24(火) ようやく実習が終わり,このビデオクリップなどの編集.それにしても猛暑雨を降らせず.
 午 前中2コマずつの授業で実習をビデオなどに収める.クレータカウント数の倍率を最初のコマでは間違えてうまくフィットせず.つぎのコマで修正.何とかうま く乗るようになった.実はあとでHartmannカウントへの1/2.2をするのを忘れていたのに気づく.原稿用はこれを修正.これで何とか溶岩流の部分 がヘルシニアン上部くらいになった.本当はどうもアマゾニアン下部に相当するみたい.若干のずれあり.これは学会後に要検討.とりあえず参考にした地質図 サイトは,ここが全図.あとUSGSの火星関係資料サイト.Hartmann御大にメールをするにはもう少し検討の余地あり.特に小さいクレータを見落としていてそれによる落ちがかなりある.
 クレータ年代学のデモをするソフトを作るかどうかで思案中.うーんc言語(というよりeggxのまた一通りをおさらいするかどうかの決断.これがN88なら随分楽なのだが.その点この方のこのページなんかを見ると和む.なかなか自分はここまでリラックスできない人生をこのところずっと歩んでいる.おや黒点0継続中.何か冬は普通に寒かったりして.そういえば南アの服装をまだ考えていない.一足先にエジプトの飛んだN氏よりメール.ラマダンで昼間食事ができないとか.うーんそればっかりは助けができない.

2010 08/23(月) またまたぶり返した蒸し暑さに閉口の1日.1994年以来という猛暑も未だ衰え知らず.
 職場の廊下の暑 さが半端ではない.今までの年とは明らかに違う.それと雨が降らないのも今年の特徴.上空まで暖気が支配する典型的熱波といえるか.その影でここ数日黒点 がまた0に戻っているのはあまり知られていないだろう.気候と天気は似て非なるものの典型.結局今日は会議のオンパレードで人に会う約束もありほとんど進 まず.それでもフォントを統一して一応形はできた.ポスターの方も何とか揃える.こちらはパネルサイズやコアタイムの時程すら連絡がないし,まああまり力 を入れずにということで.普通会場で電源が使えるとか使えないとか,貼るのに必要なものをこちらで用意するとか連絡があってしかるべきだと思うけど.まあ シドニーの時並の対応ということで.あのときは,まじめに期限を守って貼る許可の出た当日に行ったらもうあたりはポスターだらけで貼るところがなく,どこ に貼ったらいいのかと文句を言いに行ったら,everywhereとの賜った.−−あとは微調整を残すのみ.旅行の準備を本格化する.Nokiaの充電用 にUSBto充電器みたいなのを安く買う.家で何とか充電に使えそう.これで純正充電器は不要に.
 と見てるまに,どんどん学会サイトが リニューアルされて,何と最終プログラムがxlsで公開されている.やっとポスターがまともになった.よく見ると見知った日本人の名前が2人増えている. そうするうちにDelegate Confirmation Letterというのが来た.No.17とついているけど今までみたことないなあ.バスの送迎など事細かに書いてあるけど本当のこのとおり行くのかな.と いうか行ってもらわないと困るけど.何せ暮れたあとは勝手にご飯も食べに行けない周囲の状況のはず.
 ふーん色んな人が名前を連ねていて師匠の名前もあったりしので,−−やっぱりかみついていた. 私は師匠経由でこの元TVマンがあまり好きではないのだが,たぶんこの人に感化される人も多いだろうなと思う.しかし経済の底は闇.そんな自明の論理が経 済学にあるのならとっくに3万人の自殺者は助かっていただろうにと外野からは思える.経済学者に何とかの法則などと言われるのはちょっと筋違いのような気 が私としてはする.もう少しこの人たちが理系のそれこそ机の隅のほこりまで気にするような実験の修羅場をくぐる経験をしていたらもう少し丁寧な解析ができ るだろうにと思う.彼らの論理や学問の基礎が飲み屋の雑談と同程度の都合のいいデータと恣意的な解析からしか出てきていないような気が失礼ながらいつもし てしまうのだ.

2010 08/22(日) 少し朝夕の暑さがましになってきたかなという気もしないでもない日曜日.昼寝で進まず.
 ちょっとモティベーションが落ちた休日.朝から家関連の買出しなどで潰れる.午後寝てしまう.夕刻より旅行の準備.すこしずつ荷物を詰め始める.途中で前に使った乾電池駆動の虫除けの所在が不明.これを探すが出てこず.あと靴は相変わらずどれにするか迷うところ.
 夜原稿をさわる.ほぼ最後の詰めとなってきてはいる.フォントをArialないしArialBlackで統一.これだとUbuntu側からも触れる. PCをどれにするか迷ったがとりあえず仕事用のレッツノートの予定.これだと飛行機の中でも十分に資料や原稿に目を通せる.
 GPSの地図を見ていて,等高線は見事だが道路情報が入っていないのに気づく.これを探す.例によって.フリーのGPS地図サイト.ここから検索して,南アフリカ道路地図を落とす.これはimgファイルなのでこのままではGarmin謹製のMapsourceの転送窓に出ない.そこでこれをMapsourceに転送するのに,このあたりの情報から,MapSetToolKitを使う.cGPSmapperも 必要.これでこのサイトの記述どおり,MapSetToolkitを使う.適当なフォルダをCドライブ配下に作ってそこに入れたimgファイルを Mapsourceに転送.これでMapSource起動時に,地図を選択できるようになる.これらを選んでGPSに転送するが2000個以上の地図は転 送できない仕様なので要注意.これで先日しこたまはまる.今回はぎりぎりの1960個くらいの地図を転送.何せ南アの等高線地図が細かく分割されていて数 多い.この南ア等高線のみネット上で有料なものを購入.ところが例によってはまる.なぜか南アの道路地図が表示されていない.MapSourceで確認す るとどうも地図のIDが等高線のどれかと重なっているみたい.そこで地図IDを変えて再度挑戦中.転送に30分くらいかかる.データ量は335Mくらい. ちなみにこのMapSetToolKitcGPSmapperはすでにLinux版が出ている.これだとsendmap20もすでにLinux版があるので,全部Linux側でOKということにもなりそう.--ということで今度は大丈夫.ちゃんと道路も表示された.IDがネックとは気づかなかった.これでGPSはもう万全.あとは持っていくものの整理.
 GeoTag関係は最近はどんどん良いソフトが出ているみたいで,このサイトGeosetter というもが出色のできみたい.これはまあ旅行後の仕事ということで.というところで現地で会う相棒のN氏からメール.一足先にエジプトに旅立つということで彼を現地のB&Bで待つことになりそう.
 うーんとうとうカンブリア紀かあ.ただジルコンがあるからといって-----.そういえば上麻生の礫岩から先カンブリア代という話も似たような気が.
 さて,海外用Nokia2730の充電ケーブルを探していてこれがよくわからない.純正品は3000円くらいして高いので互換品を探すとこれがいくつか あるのだが,どうも仕様がよくわからず日延べにすることに.充電系は充電回路が複雑なのであまり互換品は使いたくないのだけど.

2010 08/21(土) 未明に冷房の寒さで起きて何気なく,メールを覗いたら惑星学の御大から丁寧な返信メール.
 昼に思い切って積年の疑問,つまりクレータカウンティングのときのbinの定義についてHartmann御大にメール.ところがこれにさきほどとても親切な返信が来ていた.私はbinの中央値が定義だと思ってたのが彼の定義はlower endだという.したがって,In other words, the value 1.0 km is the divider between two bins, not the middle of the bin.という返事だった.こんなことこの分野の人にとっては常識かも知れないが,いや思い切って質問して良かった.そしてTVドキュメントの通りのとても親切そうな人で本当に嬉しい.そしてぜひ君の仕事の写真や結果を送ってくれと励まされた.俄然やる気が出てくる.
 ということでその後なかなか寝付けず,また急な雨で犬が鳴いて,犬をしかりに外に出てずぶ濡れ.また雨がなかなか止まず何か米国の雷雨を思い出す.結局5時ころに再度眠り,それから遅く起き出して休日出勤.
 何とかpptに取り掛かりたかったがHartmann御大とのbinの取扱いの違いによる差を見極めるために作業.ところがこれではまる.べき分布の乱 数なんてすぐに見つかると高をくくったが,これがなかなかない.一つ式を見つけてエクセルに入れて作業終了と思ったらこれがとんでもないくわせもので, ちっとも直線にならない.再度振り出しに.職場にちょうど数学の同僚も出勤していたので彼にお伺いを立てる傍ら,何とか自力でと格闘.cプログラムで色々 と確率密度をいじったりして数字を書き出してみるがうまく行かない.当初は乱数0-1のホワイトノイズ系を反比例のグラフで切って,パイを求めるみたいに 反比例のグラフの下方に入る数字をプロットすればよいと目星をつけたがこれがうまくいかない.彼も実は最初その方針で式を作ってくれたがどうもこれは指数 密度になっているみたいで却下.午後4時くらいになって彼から電話でこれでどうということで,エクセルに入れるとこれがBingo.うまく直線に乗った. やや大きい方が上にはみ出す傾向があるが,まあ及第点.ちなみに彼の式はexp(k-ln(rand()))と いう簡単な式.kはカットオフの定数で適当に10あたりを入れる.このままだと小さすぎるので,全体を10000倍などすればよい.これをエクセルで適当 に1000行程度コピって数列を作りbin毎の処理.彼に礼をいい,あわてて御大にメールを送る算段.ついでに彼の式で御大と自分との違いをプロットしたグラ フも添付して送る.土曜日だから多分来週まで返事はないだろうけど.ということでもうあと5日ほどに.
 今日は朝方の雨が効いたのか,帰りの道は暑さがようやく峠をこしそうな感じだが.学会サイト.ようやくセミファイナルというプログラムが出ている.何か結構立て込んできたなあ.でもポスターは未だ名前なし.情報なし.大丈夫かな?
 と思ってたら深夜ちゃんと御大からまたメールの返信が届く.向こうは昼間なのだ.さすがに御大の指摘は当たっている.これで来週の実習の目処がついた.丁寧に返信を返す.ちょっと酔っ払っていて英語が変だけど許してね.

2010 08/19(木) とうとうあと1週間ほどに.猛暑止まるところを知らず.昨年はすでに熱帯夜を切っていたというのに.
 昨年の気温と比べ3度 は高い8月.昨日さる研究会で中之島まで行った折に,久々に38度の猛暑の交差点でじっと立っていると3週間前のワシントンDCの華氏100度を越えた日 とよい勝負だなと思った.今日になってNYのホテルの領収書が出てくると同時に支払い不要なのに同僚のカードで宿泊料が2重決済されていることに気づき, 急いで青森に出張中の彼に電話.領収書の出てこない間2回も宿泊証明を送ってくれとメールしたのに,無の礫の,あんなクソホテルに誰が好んで1万5000 円も呉れてやる必要があるか.米国関係にはビタ一文無駄な金は使いたくないというのが正直なところ.腹立たしいのでNY市のサイトにTaxiの忘れ物の帽 子を探してくれとメール.多分なしのつぶての二の舞だろうけど.何でも泣き寝入りの日本人とは思われたくないのでこれはしつこく知らせることに.一応自動 応答の受け取ってしかるべき部署に転送するというメールは届いた.
 職場に遅く出て,またまた原稿をさわる.同時に来週の授業のネタ用に火星の地図を色々印刷してそろえる.この火星クレータ実習で発表のネタは何とか示し がつく.昨日の研究会の批評も参考になった.思えば火星のことにはあまり踏み込まないつもりが結局タイトルどおり火星がメインになってきて何とか恰好がつ いた形.それにしてもポスターの方はメールすれども一向に著者名が載らないのですが,−−−−.本当にこの学会大丈夫かな?普通なら今頃もうアブストの pdfくらい出来ていてもいいのに.それにしてもこの8月の暑さはちと尋常ではない.1994年以来という感がする.とくにここ数日雲が出ずに晴天で日射 が強いのが特徴.門衛さんが気の毒に思えてくる職場の暑さ.
 pptは昨日の批評もあり,思い切って写真を統合するなりして大分ページを減らす.あと最後のexercise4を追加.あとはAppendixの議論 の部分の整理統合を残すだけとなってきた.何とかオーラルは間に合いそう.ポスターは貼る広ささえアナウンスがなく,当日ぎりぎりでも仕方がないかという 感じ.何かきちんとしていくのが段々あほらしいような気がしてきた.
 夜半に入っても尋常でない暑さ.普通なら外の方が涼しいのにまだ30度はありそうな外気.水銀灯でセミが鳴く.

2010 08/17(火) 猛暑ぶり返し昼間暑い.雲が出ない安定した朝が特徴.夜も熱気が残る久々の熱い夏.
 今日も原稿作りに出勤. 地学部が昨日からちまちまと作業.3年生がクイズ選手権に出たとかでその話など.マウスパッド用に切った石を砥石で磨くのを少しアドバイス.あとはほとん ど自分の作業.隕石衝突実験の動画を生徒をモデルに取り直すなど.このビデオの取り込みでハマる.なかなかムービーメーカーがビデオデバイスを認識しな い.USB接続をビデオカメラのメニューからストリームモードにするとなぜか認識.ここまで数台のノートPCでデバイスドライバの導入など時間がかかっ た.もういいかげんこんなローカルルールのデバイス作るの止めてほしいな.さらに今作っているpptは家がOffice2003で職場が2007なのだ が,この2007とかいう代物がおよそ商用とは思えないレベルのUI.本当によくこんなXXソフトを作れたものだと感心.21世紀がこんなXX企業の支配 する時代でなければもっと人々は幸せになれたはず.はめ込んだaviの動画は家の2003では再生されないし,家の2003で仕込んだwmvは---vice versa.頼むから囲い込みだけが目的の,時代に逆行するソフトなど作らずにまっとうな人々の幸せに寄与するソフトを作ってほしいと切望してもまあはなからダメか.
 Ubuntu側のビデオ出力の管理とimpressがもう少し進展すればふっきれるのだけど.夕食に近所で最近開店した回転寿司屋へ.鯵の姿造りのあと はちゃんと骨煎餅に揚げてくれる.米国の大量廃棄のやつらに見せてやりたいな.こっちは魚の骨まで残さず食べてるんだぜ.
 さて自宅に帰って原稿をかなりばっさりと改訂.重複する部分や冗長な部分を手直し.まだまだだけど,明日ちょっとした少人数の研究会で発表練習するので とりあえずのVer0.0の仕上げ.今日,南アランドの両替を大阪でできる会社を探す.梅田の大阪駅構内にあることがわかる.早速電話.今日のレート11 円何某に3円も上乗せされるレートなのだが,まあ仕方がない.明日立ち寄ることに.何せ安全を金で買う国ということを肝に命じて.さる学会から賞の副賞を 振り込んでいただく.ありがたく外国出張の周辺費用の足しにさせていただく.loox用の超小型電源アダプタなど届く.ELECOMという会社,運送用の 箱を中古品で賄っているのに感心.

2010 08/16(月) 明日まで大学が休みとかでひっそりした研究室で原稿作りに勤しむ.何か全国的に猛暑とか.
 原稿の細部を検討するうち に来週の授業でこの範囲の実習をすることを思いつく.さすがに追い詰められるとどんどん妙案が出てくる.そのための資料作りというか実習の事前検討.ここ で色々といい加減にしていた部分が露呈.元の論文に戻って調整.大体測定に用いる基準尺の定義すらあいまいだったことに気づく.基本中の基本に手を抜いて いたことがわかり胸を撫で下ろす.一人で考えるのも何なので,地学部の仕事に出てきた部長と等比級数の基本式を再度定義から論じる.なるほどこれで良く 解った.彼女は今時なかなかいない旧人類なのでこんな時に助かる.生涯賃金とはおよそ対極にいるお寿司屋さんを営む家の娘さんである彼女のような若い人が 本当に活躍できる世の中を作らないといけないと心の底から思う.
 そんなこんなで原稿を触るより,来週の実習に向けた資料作りで1日暮れる.GoogleMarsの緯度別の縮尺の違いについて,知られているクレータの 大きさから逆算するという地味な仕事に1日費やす.何とか緯度vs拡大率のグラフはできた.ただ元々のクレータの大きさの定義がはっきりせず結果はややば らつく.ただ予想の範囲内.火星の高地がいかに南半球に偏在していることや,低地のクレータの少なさにも驚く.とりあえず低地のサンプルで1時間ほどク レータカウンティングに勤しむ.結果はHartmannダイヤグラムで大きい方はばらつくが,小さい方でかなりよい直線となる.
 ということで火星の地質図を探す.ここにすごい北半球図がある.USGSのサイトでmarsとtanakaで検索すると色々と掛かってくるけど南半球が見当たらない.ちょっと時間がないので,以降明日に.

2010 08/15(日) 家族が親戚にでかけた隙に原稿作り.動画の編集に右往左往.結局こんなことに時間がかかる.
 あのAlvarez氏がUCBのサイトに立ち上げたpower of tenの地球史バージョンchronozoom.silverlightというMSのややうさんくさいプラグインを入れる必要があり,Ubuntuでは警告されるので止めたが,Winマシンの一つに導入.
 朝から,動画と格闘.結局Ubuntu側で作った編集動画は.aviとしたが,Win側ではコーデックが認識されず,仕方なくWindows Movie Makerを使う.これで読み直して,クリップ分割を行い,必要なクリップを3つほどつなげて1分以内のppt貼り付け用の動画を作成.フォーマットは wmvになるみたい.ところがflvは読めず,これを変換するためにrealplayerを入れる.今のは変換ソフトまで入っていて,これもwmvに変換 してくれる.ただし時間がかかる.30分くらいかかっているか.せっかくUbuntuでうまく編集する方法を見つけたのに極めて残念.もう10日あまりに 迫るが2本ともまだ完成には程遠い.

2010 08/14(土) 連日の原稿作りでようやく時差ぼけ解消か.昨夜は9時に寝て朝まで起きず.朝から雲多し.
 やっとpptが8割方草稿がで きてきた.2本もあるので結構大変で細かい図かきなど資料作りに苦労する.グラフもタイトル入れたりする方が時間がかかる.さてGPSがやっと解決したの で,次は持っていく本を何にするかで,4ヶ月ぶりくらいに受け取った地質本はフルカラーできれいなのだが,いかんせん重さが重いのと,もうすでに背表紙が はずれ出しているさすがの装丁.必要なページだけスキャンしようとしたら,A4サイズで入りきらない大きさ.そうか片方ずつだと手間がかかる.来週カラー コピーが良いところ.今日は久々に休日のはずが同窓会で昼前に出勤.原稿の続きを書く予定.
 と意気揚々と仕事場に出たが,結局同窓会の世話などで原稿は触れず.動画編集ソフトを探すのみ.途中で同窓会世話人の難関大を目指す女子浪人生と話す が,私が1年や2年どうってことないよと言うのに対して,親御さんから入学が1年遅れると年老いた定年間際に生涯賃金で1千万も損になると言われたという 話.なるほど考えもしなかった.私など1浪1留でおまけに教採は通ったものの2年も就職浪人をしたから,結局生涯4000万の損になるのかと考えさせられ た.そんな考えなど今までこれっぽっちもなかっただけに,今の世間の主流の人々の考えの根の深さを思い知ることになった.本当に考えもしないことが世の中 には溢れているという不思議さ.でも自分ではちっとも損をした実感がないのは一体どういうことなのか.これこそ新しい経済学のネタになると思うのだが.生 涯賃金なんて,今の平和な世の中が永久に続くという幻想の中で生まれた概念だと私などはすぐに考えてしまうのだがこれがむしろ間違っているのかも.何か年 取るのも何となく疲れるなという気分.
 ということで結局17時の予定が19時前となり,帰ってきて,動画編集ソフトを探す続き.Kinoだのkdenliveだのを渡り歩いたが,結局PiTiViに 落ち着く.Ubuntu純正で簡単に入る.これ何かよくわからないが,マウスでとりあえず適当にシーンを分割して,不要なところをdeliteしてあとの 残りを左に寄せてつなぎ,最後にrendaringすると一丁上がり.最後の動画の形式指定がやっかいだが,適当におaviとaacでごまかしておけば何 とか一つ完成.もうひとつに取りかかってうまく行ったと思ったら最後のrendaringでハング.また明日やり直すということで,何とか動画編集の向こ うは見えてきた感.
 夜半CSの「ハンニバル・ライジング」という気持ちの悪い映画を途中から見る.復讐劇なのだが何かB級的雰囲気の作品.国際便の飛行機で見るのが適当な感じの映画.女優はてっきり日本人かと思ったが,この人な のだ.あと,変換プラグ関係や変圧器も調べたがなべてあまり成果なし.汎用の充電器も結局どうも細かい点で不向きなようで諦める.唯一PCを今のレッツ ノートからlooxにダウングレードすることと大きな電源アダプタのみを小型の互換ものに変えることに.旅行保険は携行品最大10万までの補償しかないと いうことで必然的にこの処理に.これ知らなかった.あとホテルに置いたままの荷物の盗難には適用されないということも初めて知った.うーん,それで15日 間,1万5千円は高いような.あと軽量大作戦としては本や資料をどうするか.

2010 08/12(木) ppt作りもいよいよ佳境に.台風一過も未だ猛暑去らず.ひたすら盆出勤で研究をこなす日々.
 昨夜から今日にかけてGPS60csxに地図を転送するがどうしても等高線が表示されない.今日思い立って北米のSDカードを刺すとちゃんと書いている.それで色々調べると何とこんな情報が. 確かに南アフリカだけで地図区画数が1900に達している.これが可能性として残った.なぜかmapsourceはエラーなしで転送させるのだが.仕方な く日本地図の方を近畿地方のみに限定する.それまでGPSの設定ではないかと色々と調べてみたが解らず.しかし今時2G以上を使えるようにファームアップ させておいてそれはないよGarminさん.さすがにアメリカの会社は根性が違う.地図の追加転送ができないのも致命的.修理も一律21000円と のこと.大名商売もここに至れりという感じ.この結果を確かめるのにまた30分以上浪費.その間にdow平均の頻度分布を作りなおす.アベレージが時代と ともに上がるので,変化量を規格化してmilで表すことに.これだと大分直線範囲が拡がった.以前の資料が行方不明で仕方なく職場で生徒の手助けで湖の面 積vsランクなどを再プロット.GDPもプロットしたがいつの間にか中国に抜かれているのだ.なるほどrising sunどころかsinking sunなのだ.昔PPMにハリーサンダウンという唄があった.
 ということで深夜に至って転送終了.今度こそ等高線が表示された.まずはめでたし.やはり2025の呪いと呼ばれるべきか.未だにこんな配列変数の不手際が残っているソフトがあるのが逆に興味深い.でもなぜか256,512,1024の上は2048だと思うけどいやに中途半端.
 南アの巡検リーダーからのメールで当日迎えに行くホテル名などの問い合わせ.みればメールにccで7名のアドレスが.検索したらこれがみんな大学の凄い お歴々.私など足元にも及ばないようなメンバーばかりと思いきや,そういえば地元の人もいるはずとちょっと思い直す.頼むから普通の人も何人か居てね.と りあえず巡検は成立ということで安心してもいいかな.

2010 08/10(火) 昨年に引き続きSPring8と西はりま天文台を訪れるが天気が見方せず.曇天メニューに終始.
 2回目にしてようやくSPring8の何たるかが解ってきた.西はりまでは結局晴れず.今回は星空はお預け.帰ってからGPSに南アの地図を仕込むが日本地図の等高線がまたまたうまく行かない.これ順番があったのかな?再度現在送信中.WalterAlvarezのレクチャーやらインタビューの動画.回線の調子が悪くなかなか進まない.この2つの画像のアルバレッツ像はまったく異なるのが興味深い.職場で資料を探していたら,この人が書いたZipfの法則が成り立つ社会システムは成熟を示し,そうでない折れ線は未熟か多様な要素がない混じっているという論文.情報何たらというのは何となくいつもうさんくささを感じるのだがこれは比較的まともな内容と思ってたら,またこのおっさんいっちょかみをしているのを発見.どちらもあまり好きになれないこのおっさんたち.娘がコンサート用に欲しいと行ってた安物の双眼鏡をキタムラで2000円弱でゲット.actyHS 8×21というものだが,意外と色収差もなく軽く,まあ少しコントラストが低いが昔の2000円ものと比べると雲泥の差で,これを南ア用とする.Nikonはさすがにちょっと重いし.

2010 08/08(日) 数年ぶりにプールで泳ぐ.バタフライとクロールの25mずつで息が上がってしばらく休憩.
 久々の家族4人で近所のプールまで. 昨年秋にできた施設でとてもきれい.人もそれほどではなく,ゆっくり泳ぐ.何度か25mプールを泳ぐがその度にベンチで休憩したのを家人が見ていて笑われ る.帰り際に息が上がったので備え付けの血圧計で測ると上が110代で下が70代脈拍100と意外と低かった.脈だけがうわずっているのがわかる.この プール通い.今後癖になりそう.それでも会員になると他のランニングベンチとかベンチプレスみたいな色んな施設を使えるらしいけど,私のポリシーには合致 しないなあ.そもそも景色の変わらない室内でこまねずみのように走路を走るという意味がどうしても見つけられない.ゴルフと同じで多分死ぬまでしないだろ うなと実感した.
 そのあと買い物で帰ってきて午後は時差ぼけの続きの昼寝で夕刻まで.起きて早速発表原稿に手を入れるが1時間頑張った結果を保存しわすれておじゃん!夕 食後頑張って何とか書き直す.まだまだ書くことが山ほどあるがあと20日を切る.明日から2日間のイベント引率出張なのであまり仕事はできない見通し.何 とか出発の数日前までには完璧に仕上げたいけどたぶん無理.関連で漢字の書き順サイトを見つける.これなかなか重宝.このままpptに貼れる.
 さらに遠い関連で「山中鹿之介」と「千日回峰行」を調べる.こんなバンド英語動画を発見.Marathon MonksとかMarathon Pilgrimageとかいうらしい.しかし尼子一族の末裔がバンドのボーカルとは恐れ入った.「八墓村」もびっくりというところ.
 米国出張中に家に春に南アのブックセラーで注文した南アフリカの地質紹介本が やっと届いていた.これフルカラーで紙質が良く,ノートPCなみの重さがあるけど持っていなかいわけには行かないだろうな.早速明日から出張のバスで熟読 予定.それにしても3月の注文から4ヶ月掛かっているのも凄い.もう例によって諦めかけていたところ.まだまだかの国のインフラは一応信頼できることが 解った.このオーサーの一人は2002年に参加した鉱山巡検の案内者で,今度の学会でも基調講演をしているみたい.サインをもらってもいいかな.そういえ ば,アーカンソーの野外見学本の著者からもサインをもらっていたのに返事のメールを出していない.
 うーん田原さんもそうですか.私は原油が1バレル200-300ドルに上昇すれば米国市民も本気で省エネに関する考え方を変えるだろうと今回の北米旅行で思いました.それまでは---たぶん望み薄です.
 うーん,80年代とのプログラミング環境の違いか.それって自分も大変気になるのだが.# 戸惑うだろうが、習得は非常に楽なはず。とか何の冗談でもなく「魔法のような体験」は技術の一種です。とかがそうか.そういえばメモリを浮かせるための変数の貧乏くさい制限とか,配列にせずにテンポラリの変数でとりあえず何とかするとかそういう技術ですか.紺色のスーツを好んで着る猿=コンサルタント これちょっと意味が解らなかったっス.

2010 08/06(金) 午前はさる研修で北摂まで.熱波ますます強く,久々に汗をかく.夜に入ってUSのような雷雨.
 結構長く続く雷雨で,ワシントンやアーカンソーを思い出す.2本めのpptにとりかかるが雑用も入りなかなか進めず.あと20日に迫る.夜新たなYouTube漁り.LHBに関してバーバートンの地質との関係の講演. ちょっと声が小さくなおかつ聞き取りにくい.ccの自動表示も単語よく間違う.質問の声は大きく調整が必要.まだ再生回数84回というのもすごい.昨日の 方法で100dBにボリュームを上げる.今日午後仕事をしていて3時ころに急速に眠くなる.昨日もそうだったと思ってふと時差ボケだと気づく.1週間では 取れない時差で夜もビールを飲むとすぐに眠くなるので仕事ができない.かと言って寝ると午前3時起床になってしまう.今日だけ無理に起きて周辺の資料漁り をする.夜の夕立もあまり涼しくならない.エアコンを効かす夜が続く.
 昨日届いた「地学教育」を見ると今年の鹿児島大会は結構発表数が多い.それも教材からみが増えていて良い傾向.まあ米国下見がなければ行ってもよかったのだけど.今ごろはもうひとつのサマースクールが四国で展開中.こちらも顔を出せず.

2010 08/05(木) 例年とは職場の廊下の暑さが違う.門衛さんの汗に同情してしまう今日この頃.
 午後良さそうな雷雲が出るが,今のところ 音沙汰なし.今日はpptの改良にと思ってたら.古い資料漁りや米国研修本番の日程やら来週月曜からのイベントの浪人生Mさんの評価書の作成やらで結局消 える.でも段々と仕事が掃けてきているのがよくわかる.YouTubeの動画の幾つかでよいものがあった.一つは地質巡検もので,カナダのEarth Sciences 1006 Field Tripというもので,片麻岩の基盤とそれを貫く岩脈の解説から,それを覆う石灰岩と砂岩層を解説したものでなかなか良い.crros-cutting relationshipsが至るところで出てくる.そのあとは,UCLAのOceanoglaphyのBluePlanetビデオシリーズ.27 本も続くが途中からプレートテクトニクスの一般的な解説となって「科学英語」の絶好の教材.1人で解説しているので聞き取り易いか?これをmp3に落とす のに一苦労.結局一旦落としたflvは通常の方法でmp3にコンバートできなかったので,下の娘に教えてもらってwinFFでmp3に変換(とうとう藍は 藍よりい出て藍より青しを地でいく状態).さらにそのままではややゲインが低いので,mp3gainとそのGUIであるeasymp3gainを前者はSynaptic,後者は本家よいダウンロードすると,Ubuntuの場合はそのままインストールしてくれる.これ極めて便利.まずはコマンドラインからwinFFでmp3に直す.あとeasymp3gainで私は通勤電車でも簡単に聴けるように102dBというやや大きな音に調整.デフォルトが89くらいだった.

2010 08/04(水) 日本も熱波といえる暑さ続く.ようやく,pptの原稿をさわれる余裕が出てきた.未明Jet-ragで起きる.
 まだ未明に起きてしまう Jet-Ragが続く.これを記す.報告書関係一段落でようやくppt原稿が進む.ポスターの方はまだ全然手が着いていない.家に帰り着くとまず最初に シャワーを浴びる暑い夜.1994,2004,2010と続く暑い夏になるか.昼に航空券代を振り込む.当初の見積りより6000円安くなった.旅行社の 方が親切にも安い航空券に何度か変更してくれたという.感謝.カタール航空はドバイだと思ってたけどドーハだった.1日原稿と推薦書推敲など.久しぶりに 未明に起きず熟睡.

2010 08/02(月) 何か年々近くの教団の花火も勢いが下がっているような気がした昨夜.米国出張のビデオもチェック.
 学校のHF10で撮ったfullHDビデオはHDMIの端子で見るととてもきれいなことが解った.これもう2年近く気づいてなかった.南アはビデオを捨てようかと思ってたが思い直した.今回は荷物に鍵をかけれるしまあ持って行ってもいいかな.
 結局今日は出張報告関係と地学部のお守りで1日が暮れる.そろそろPPTに掛かりたいけど.そういえば思い出したのが,米国のカーナビ事情.ワシントン で乗ったタクシーと南部で乗った車がいずれも小型のゲームボーイほどの携帯型GPSタイプのもので車に備え付けではなかった.思わずカーナビまで iPod?って思ってしまった.

2010 08/01(日) 無 事熱波の北米より帰宅.10日で10便も搭乗した飛行機のスケジュールに最後まで悩まされた.
 シアトル−関西と簡単に帰国のはずが,なぜかリ トルロック−アトランタ−ソウル(インチョン)−関空と合計20時間近いフライトになってしまった.おまけに最後の最後に関空からシャトルで近くの駅まで 帰る私を迎えに来た家人の車が到着寸前に酒気帯び運転の車に当てられるというおまけまでついた.疲れた身体で警察対応など本当に疲れ果てたが旅自体はよい 出張であった.
 北米では出国のパスポートへの判もなかった.入国の際にはESTAだのさんざん手を掛けさせるのに,帰るとなるとイミグラントの手続きもなく,デルタの 搭乗カウンタでパスポートをスキャンするだけというイージーさ.帰るときは勝手に帰れというこの国の意思がよく読み取れる.この超大国のシステム全体に対 する印象は相変わらずろくなものではないが,現地で出会った,何人もの尊敬できる人々にお世話になった.とりわけ東部での現地旅行社のM氏,またアーカン ソーでは現地観光局日本人スタッフのYさんにとてもお世話になった.とくにYさんには現地のスタッフとの面会調整やドライバーの手配,会話の丁寧な翻訳な ど,本当に頭が下がる思いだった.他謝.
 さて事実上の初訪問となるアメリカ(なぜかUSAではなくアメリカなのだ)の印象であるが,東部は金融という良くも悪くも20世紀の発展を支えた虚業を 生んだよそよそしい他人同士の町.南部アーカンソーは,歴史にほとんど何も残さなかったがゆえに,古きよきアメリカの伝統を未だ濃く残す村社会.というく くりか.ここまで冷やすかという集中管理の冷房.スーパーにあふれる砂糖づけの甘い食品.そして肥満の人々と朝ジョギングに懸命な人々.それらが21世紀 の米国というかつての大国を象徴している.サンドイッチとハンバーガー,たまにピザというお決まりの定食に段々食が細くなり,最後はリトルロック唯一の日 本人の経営する日本料理店で寿司とてんぷらうどんに本当に日本食のありがたみを感じさせられた.Yさんも言っていたが,米国人にはこの日本食の限りなく微 妙な味わいは未来永劫わからないだろうなという感触.それでも各所に今まで見られなかったエコへの気づきは感じられた.すでに東部ではエコビルという厳し い基準ができているという.ただ個々の住宅では相変わらず集中管理でつけっぱなしのエアコンとか,ディスポーザルが普通の食事の環境とかこの国が世界の資 源の1/3を浪費していることがよくわかる.ジョギングする前に食べる量をまず減らしたら?というのが現在の米国文明に対する率直な感想.「砂糖が米国を 滅ぼす」が相変わらずの印象.インチョン空港のぬるい冷房が米国各空港の寒いほどの冷房と好対照で,この点でそもそも「もったいなと」いう観点がプライオ リティの首位を占めるアジアとまったく意に介せないこのわがまま超大国との圧倒的な印象の差を最後に示してくれた.
 さらにもう一つ記すと,たかがビールを買うのに苦労するのも相変わらず.夕食で私のようにビールを飲む人が本当に少ない.ヨーロッパのようにアルコール を嗜む文化をこの超大国は持っていない.宗教的な縛りが強いのだろうというYさんの分析にも納得.
 さて次は南アフリカ.昨夜学会サイトを チェックするといつのまにか,仮 プログラムが上がっていて,ちゃんと自分の名前と発表タイトルがあることに気づく.アブストのアクセプト連絡はついに来ず.さらにポスターの方は タイトルはあるのになぜか名前が載っていない.時差ぼけで2時半に起きて,ポルトガル−コートジボアール戦を見ながらこれを書く.
 さて朝になって,もうひとつ思い出したことは,向こうの人のApple製品への溺れ方.iPODとiPADが一世を風靡.とても日本の現状とは異なる携帯文化とIT文化に驚いた.これが日本を席巻するかどうかが次の10年への試金石となると思うが,席巻する方に50ガバス賭けようかと思う.


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