j-rem14dec.html

<Diary with linux, geoscience，guitar & others> 2014.Dec.
「備忘録／日記」（自分のためのメモですが何かの参考に，背景はエルニーニョ初冬モードに変身）

★2014年12月31日（水）

まだ入院ボケがある大晦日．今宵も禁酒続く．午後OCATの本屋まで．年始寒波とか．暖冬予想はどうなった？

　午前中，買い物．昼に車のWAXがけと，自宅外回りの掃除とか．午後Processingの本を買いにJunk堂まで．結局オライリー本を購入．まだまだprocessingはひよこ状態．23日に注文したAliExpressがどうなってるのかと追跡したら，まだcollection状態．つまり中国の郵便局に品物が確保されたよという感じ．うーん時間がかかりそうな感じ．Amazonで立て続けに２冊Processing本注文．まだまだソフトウエア修行は続く．入院以来，短期記憶の再確認に怯える毎日．何か昔はもっと大胆に忘れていたような．来年は少し仕事のペースを落として年相応にガツガツ行かないようにしようと思う．世間はどうやらピケティモードで，そろそろ「べき乗則」に基づく「いけいけどんどん」の市場経済学にやや陰りが見えてきた．しかし私はまだ「べき乗則」にこだわってもう少し遠くまで行こうと思う．このサイトいいな．processingで山火事モデルとか，awkの実例とか．今年の科学10大ニュース．ロボットの自己組織化？みたいなのが気になる．何かのブログに，今年の紅白には，何とかいう難聴の音楽家と審査員に選ばれた小保方氏が共演していたかも知れないという別の世界が書かれていた．なるほどこの世界の方も覗いてみたいような．

★2014年12月30日（火）

大凶の「おみくじ」効果，最後に発揮か．「一過性全健忘」で生まれて初めての入院から無事帰還．まだ明日がある．

　金曜日早朝の釣りに出かけてからの，記憶がとてもあいまいで，釣りから無事自宅に車を運転して戻ったものの，釣果を釣り上げた部分の記憶が断片的でとんでいる．釣り座もよく覚えていない．途中外部や自宅からの携帯への電話の受け答えも同じことを何度もしゃべるなどおかしいということで，早速翌日朝から近所の脳神経外科を受診．MRIで海馬の部分に小さな梗塞が見つかり即入院．生まれて初めて点滴治療を受ける．何から何まで初めてで，CTのほかにMRIの受診も初めて．ゴンゴンいう音を聞きながら私の人生も半分終了かと不安に苛まれていたが，結局程度は軽く，次に写真を取ったときには跡が消えているかもと言われ，少し安心．病名も脳梗塞ではなく，表題のとおりとなった．３日間病院に居て，色々と考えたことは多く，これまでの「行って来い人生」から少し守りに入る方向へ修正かなと思っている．とりあえずしばらく禁酒．ポテチなど塩ものも控える．脱悪性コレステロール元年に向けて．ただ医者も言ってたけど，世間に流布する対策はあまり効果が見込めないとか．このあたり地震の発生を巡る風説とも似ているな．
　プレミヤの数試合を見る．いつもながらチェイシングと攻撃への切り替えの速さは天下一品．バックパス全盛で動き出しの遅いＪリーグの欠点を映す鏡でもある．しばらく触っていなかったprocessingのプログラムを触る．相変わらずフォルダを選ぶ方法が難しい．今日はこれくらいで．病み上がりモードで今年の年末年始は無理をしないことに決めた．

★2014年12月23日（火）

久々に本格工作再開．屋上で鉄を切れなかったので別の場所で．あと穴あけとか旋盤とか．今日もうすら寒い．

　なぜか薄ら寒い日が続く今年の師走．寒波が続いた割に金剛山の積雪が少ないのがこの冬の特徴．同じく寒かった2005年は40cmはあったはず．鉄工作の方，４枚鉄板に穴あけ．段々とフライスの目盛りを使って手動の穴あけ位置決めが精進してきたが，やはりこういう仕事はNCフライスに任せたいところ．あと来週は大学が休みに入るので工作はお休み．ソフト開発に勤しむ予定．さる旋盤の部品をついにAliExpressで注文．この通販はこれからブレイクするか．この人のセンスも最近冴えているな．何故かというと、コネがあったり口先がうまいのは自分で物やサービスを作り出す力がないから。極めて同感．
　昨夜，マラウィのYさんに教材を送るために梅田まで出動．200円のポスターケースに震源地図とスライドケースを何とか納める．Hayabusaの置物を入れると1kgを微妙にオーバーするのでこれだけ削る．ドネイションの20ユーロ札を封筒で入れていたが，よく考えるとかの国の税関やら郵便事情を考え取りやめにする．この件で現金を送る方法を某協会にも問い合わせ．郵便局からの海外送金を勧められるが，この方法でも手数料が送金額と変わらないほどバカ高い．思案のしどころ．

★2014年12月21日（日）

某学会主催の実験講座は何とか終了．16枚鉄板モデルが好評で作って良かった．講演２時間前に最終データを取る．

　アルバイトの学生さんに大雨の中の木枠と鉄板16枚を大学本館まで運んでもらう．予想どおり，学会本体の時間が長引いて20分遅れの会場となり，時間も 10分短縮の約50分と慌ただしい講座．それでも何とか期待には答えれたようで参加者のアンケート結果も好評であった．２度目は大学の関係者も参加されていたようで結構専門的な質問も出て，終了後も議論が続く展開．何とか手伝いの学生さんに器材を運んでもらって，懇親会に駆け込む．学会関係者の企業をリタイヤされた方や新採５年めの若い先生などと懇談．dutyの仕事はこれで一段落で，あとはひたすら自分の研究の方を．
　自宅に戻ってAGUの2012年の動画を落とす．今日も続きで何とか主要部をゲットしたので，これをmp3に変換．コマンドは以下のとおり．
まず，ファイル名の空白を埋めるために昨年12月の日記から，
rename 's/ /_/' *.mp4
の連打．これ最初から一つずつ空白を埋めるのでおよそ10回近く打たないといけない．
次は
for FILE in *.mp4 ; do ffmpeg -i "$FILE" -ab 196k "${FILE%.mp4}.mp3" ;done
という１行コマンドでOK．
　日経のどこかの記事に，頭の良さには２通りあって，book smartとstreet smartがあるという．サルトルが昔，「教養」的知と「経験」的知って言ってたのとあまり変わらないような気もするが．

★2014年12月19日（金）

明日に備えてBKモデル作り．やっと16枚完成．ただしまた3mm仕上げタップを折る．コーナンに走ること２度．

　16枚の鉄板が完成でこれをゴムでつないで，枠に入れる．教室に置いてあった適当な木材で枠を作り何とか格納．動きはまずまず．これで明日動画は見せることができるようになった．実物をデモしてもいいか．100均のカラーゴムは最初に一度伸ばして癖をつけないといけない性質．天然ゴムでも着色するとどうも性質が変わるような．１次元でに比べて連動する動きが目立つ．砂山モデル風とでもいうべきか．Neumannの論文を通勤で読む．べき乗則のメカニズムが出てくる理由を３つほど書いている．一つは指数分布のｘ軸がまた別の変数の指数分布になるとべきになるという話．もう一つは臨界状態から下る場合．３つ目は何だったか．とりあえず明日の講習には何とか用意ができたという感じ．ややくたびれた．明日が終わると今年のdutyの仕事納めとなるはずが，25日に学生に頼まれた仕事が１件入る．あとは研究にひた走るのみ．マラウィの先生にも教材を送る必要があるし．今年の年越しはBKモデルのプログラムあたりになりそう．今年のAGUのビデオを探すがどこにもない．段々とAGUもオープンな姿勢がなくなってきたな．2011年ころが一番オープンだった．ほとんどのビデオを公開していたのに．まあわざわざ金を出していく必要もないという批判が出たのだろうけど．学問としては後退しているように思える．やはり 2011年の津波のセッション４回通しは圧巻であった．

★2014年12月18日（木）

昨日で大学今年は終了．今日も底冷えのする１日．2005年以来の12月猛寒波．北海道の被害はやはり温暖化？

　このところ冬に北海道の雪と風の被害が目立つように思える．雪の本場が上越から北緯で数度北に移っているようにも思えるがどうかな．高潮も昔はあまり聞いたことがないように思えるけど．KMAの500hPaを見ると偏西風波動は結構波が多く，それほど強くないようにも見える．欧州は暖冬でミュンヘンの元日のスキー回転が中止になりそうとか．家の用事で１日．土曜の講座準備を少しなど．昨年はAGUから帰ってきたころだったのだ．何か今年は気ぜわしいな．サッカーも面白くないし．べき乗則の関連資料を読むことしきり．離散値と連続データとか，cumulativeとか，logarithmic bin法とか．最後のはbin内の総和（シグマ）ではなく，平均を取る手法だった．これは知らなかった．今日の探しもの．Zipf則関連で，どこの頁でも一気に単語ランキング？の絵を書いてくれる有用なサイト：Wordle．このサイトに英語の頁から適当な文をコピペするだけで，いとおかしい絵を作ってくれる．これ今年の一番優れものサイト．たとえばこの頁を入れると，こんなものができました！

★2014年12月15日（月）

英語疲れで昨夜は沈没．今日は次の講座準備のタップ立て．土曜の代休とかで人が少ない．全然知らなかった．

　またまた８枚鉄板のタップ立て，総計32ヶ所．今回もやはり油断して１本タップを折る．今度は仕上げではなく荒立ての方．最後の最後で根本から折れたが，折れた方のつまむところが小さくまたどうにも固くこれを外せない．１枚諦める．せっかく３ヶ所立てたのに．結局８枚を何とか仕上げる．あとはバリ取りとネジ締め．これで13枚確保．あと３枚残っている．こちらは穴あけからなので明日．あと次は土曜の講座の資料を探す．平行して水曜の講義準備など結構忙しい．底冷えのする１日．下に切るジャンバーを忘れて置いてあったジャージを１枚かぶる．タイの皆さんは今日は京都の大学とか．忙しい旅行だ．
　自宅に帰って，某賞応募の結果が来る．残念．10年前といい今回といいあまり納得できないが仕方ない．随分以前にかなり不遜な文章で応募してから嫌われているのかも知れない．今回の審査委員は相性悪くないと踏んだのだけどなあ．本当は賞の名誉より自由に外国旅費に使えるお金が欲しいのだが（笑）．
　気を取り直して土曜の講座と関係するBTWモデルのビン幅の問題とcumulativeの問題に当たる．昨年の８月の日記からこれを書いている論文を発見．再度印刷して明日通勤で読む予定．通勤でこのところ夢中になっていた，「ソブリン債務本」やっと読了．この記事を読むとやはり作者の主人公と同じような体験から書かれていたのが良く分かる．そのリアリティはやはり自身の体験から来ているのだ．彼の小説の特徴は風景や建物の細かい描写．当然ストーリーとは関係のない部分なのだけどその書き方がまるで旅行本のように素敵なので，ぜひ一度トルコを訪れたいと思うようになった．そして実直で良心に忠実は人々を良く書いている．逆にそうした発展途上国を食い物にするハゲタカの連中への怒りも込めて．次の本も読みたいな．意外と見かけは優しそうで，あの瀬戸選手から襷を受けて箱根を走った長距離ランナーでもあったのだ．
　awkで度数分布を作る処理がどうも信用できないので，ｃで作り変える．ところが

gcc test.c -o test
/tmp/ccD69Y78.o: 関数 `main' 内:
test.c:(.text+0xe0): `log10' に対する定義されていない参照です
collect2: error: ld returned 1 exit status

これ最初理由がわからなかったが，ググって納得．数学関数をコンパイルするときは
-lm　オプションが必要というつまらない理由．
gcc test.c -o test -lm
でもちろんOK．

今eggxにも替えてコンパイルしたところ，eggxは
egg test.c -o test
gcc -O2 -Wall test.c -o test -I/usr/local/include -L/usr/local/lib64   -leggx -lX11 -lm
test.c: In function ‘main’:
test.c:11:11: warning: unused variable ‘j’ [-Wunused-variable]
    int i, j;
と，-lmは不要で，デフォルトで必要なオプションをリンクするほか，不要な変数を教えてくれることまで発見．これ便利．
で配列の初期化を怠ったために，とんでもない値が入ったり，ファイルの行数の最大値を間違えていたり，色々すったもんだしたが，結局わかったことは，awkの計算は正しかったということ．こんな簡単な統計計算はやはりawkに限るということが一夜にして証明された．
とりあえず，計算結果をビン幅で再構成するawkスクリプト最終版は，下記のようになった次第．ちなみにｃでもawkでも単なるlogは自然対数であることに注意！Cでは，常用対数としてlog10()があるが，awkにはなく，下記のようにlog(10)での割り算となることに注意．

# count.awk
# awk -f test.awk test.dat > out.dat
#main
{
binw=0.02
v = int((log($1)/log(10))/binw)+1
count[v]+=$2
}
END {
for (v=1;v<500;v++) {
    print v, count[v]
}
}

メッシがチェルシー移籍って本当？モーリーニョはランパートに引導を渡したのにテリーは温存しドログバを取り戻していたのだね．

★2014年12月14日（日）

早朝からバスで出発，神戸と淡路島の震災遺跡廻り．DRIは混んでいたが親切な案内．野島断層もよく見てくれた．

　日本の高校生ですらほとんどもう知られなくなった神戸の震災のモニュメントであるDRIを見学．最初の再現CGで気分が悪くなったタイの女子高生がいた．確かに少しショッキング過ぎるようにも思えるが．実験とか説明を聞かせてもらって淡路島へ．今も長さ世界一の吊り橋を渡る．これも資料を調べていてわかった．地震で橋桁が1mずれたというのもワイヤーを張る前で良かったとか．断層へは下見のときと違う道をバスが通ったので，太陽光発電所は結局寄れず．それでも強風で周る風車や，実物の断層変位はさすがにみんな目を瞠っていた．作っていったPPTや，学会から借りた英語版のビデオもよく見てくれて，急いで行った断層実験もとても好評であった．帰りは道が混むのを見越して，橋の下の道の駅で土産を買い，一路帰校．６時前に着いて無事解散．途中大阪駅と森ノ宮に参加者を下ろすために立ち寄ったが，梅田以外は比較的空いていて良かった．知らぬ間に梅田のビル界隈にも光の装飾が目立つようになった．グッチの広告と飾られた装飾を見ていると例年この時期に訪れる桑港の風景と錯覚するみたい．
　こころ良い英語脳疲れで，------と書いたところで本当に寝てしまった（翌日記す）

★2014年12月13日（土）

寒くなった日．明日の資料作りに出勤．生徒の研究発表会も覗く．別の大学に移られた元上司などと歓談．

　タイの高校生の英語の発表を見る．英語の発音がとても訓練されている．質問のときに大学院生がトンチンカンな英語で質問をして詰まりかわいそうだった．なべて日本人からみても解りやすい英語とわかりにくい英語がある．大学の先生も２分されるな．慣れている人とそうでない人と．質問をしようかと思ったが専門外の研究なので，今日のところはパス．ということで明日は自分の英語は大丈夫なのだろうか．資料は夕方遅くにやっと完成．これを地学部Ｓ君に閉じてもらう．彼はもう天下晴れての旧帝大生が約束されているので，快く手伝ってもらう．あと実験の道具の整理とか，震源地図の用意とかでバタバタする．あと保健バッグとか名札とかを考えるが時間切れ．
　自宅に戻って最後の当日アンケートを作成．これって英語はquestionnaireって言ってenquêteは仏語起源．なかなか難しい．例文を元に何とか作成．あとタイの世界遺産の国立公園とか基本情報をとりあえず印刷．挨拶はサワディとサバイディルーくらいでいいか．文字はとても理解できそうもないので．

★2014年12月12日（金）

アクリル容器工作とか，日曜巡検用資料の作成など．あと明日のイベントの準備を覗きに行く．

　活断層地図に凡例を仕込む．GMTなので，東経北緯で凡例のプロット用のテキストファイル作成．あと-Rオプションで少し描画範囲を広げるとか細部の調整が必要．スケールも範囲を広げると垂直位置でもちゃんと数字を書くのがわかった．あと海岸線を国土数値情報のものと入れ換え．さすがに世界基準なので，断層とずれない．県境のみ，国のものは細かすぎるので，自作を使用．ネットでもこの拙作のデータはかなり広まって紹介されている．これ県境と市境くらい少しは程度の違いで別ファイルにしておいてくれればいいのにと思うことしきり．これで地図は完成．
　あとはアクリル板の切り出しとか，接着とかでフライス盤を使う．接着で段々横着になってきて，少し工作の精度が粗くなってきた．フライス盤ではアクリル板を欠けさせてしまう．あとでかけらを接着で対応した．アクリル板はまだ一生使えるほどあるので，いくらでも作れることは作れるけど．当日のPPTの方も少しずつ作る．夜自宅でほぼ草稿が完成．あとは細部の仕込みぐらい．明日は資料の印刷とかでちょっとゆっくりできるか．調べたら，AGUって来週からなのか．もう１週あとだと思ってた．例年なら明日くらい飛行機に乗り込む手はずなのだ．今年はそれで年末余裕があるのだ．プログラム調べていたら，こんなサイトを発見．ANUの地球科学がやっているのだ．地震国でもないのに日本の20年くらい先を行っているな．

★2014年12月11日（木）

土曜のイベントの発表のアドバイスなど．活断層の続き．あとアクリル板を１枚縦に切る．12月の雨の日．

　ほぼ活断層終了．と思ったら，最後に淡路島に知らない活断層が出てきてそれをデジタイズ．とうとう３日仕事になってしまった．おまけに活断層データベースの地図は癖があって，範囲選択しても範囲内の断層をすべて網羅してくれない．これ結構困る．どういうデータフラグの付け方をしているのかといぶかる．普通断層群の重心の座標なりをフラグにすれば済むと思うのだけど．
　生徒の発表の監修．今年はちょっと時間が足りなかったがまあ仕方ない．それなりに頑張ったようだ．例年ならAGUでスキップするのだけど日曜日のイベントもあり，その準備の週末．さっそく来日したタイの先生と生徒に昔の卒業生の火星のクレータ年代学のポスターを少し説明．日曜には雪が舞うといいのだけど．活断層は京都，滋賀と巡り最後に淡路の忘れられた断層で最後．これで一応神戸の余震地図は完成．と思いきや，またまた国土数値情報のxmlファイルを gmt化する手法があると知り，こちらを試す．ところがここのソフトはテキストファイル対応みたいでまるで駄目．結局ここに載っている方法で，ksjtoolとQJISを介してGMT用のテキストファイルに落とすという何とも厄介な手法．これ結局役所の怠慢で最初からテキストファイルのままで置いておけばよいだけのことで，こんなつまらないデータ形式の変換にどんだけ税金を使っているのかと本当に頭にくる．ksjtoolは何とかディレクトリまるごと処理ができたが，QJISは，何とxmlを直したshpファイルのレイヤごとにGMT形式で保存しなければいけないようで，これが解るまで１時間以上無駄にした．もう頼むよ．何で一般人が役所の尻拭いをしないといけないのか．これ文句が出ないのは，結局こういう１次データを使う人がいかに少ないかということなのかも知れない．役所の民業圧迫をしないという方針が結局，折角苦労して作成したデータの活用の道を自分で狭めているだけなのに．活断層数値データといい久々に頭に来ることしきり．アクリル切り，カッターを１段半径の小さなものに落とす．これ結局アーバーの高さが高いために，万力の頭と干渉する構造．この人が作っている頭の低いカッターを作りなおす必要がある．へえーこんなのがあるのだ．まあ私は一生使わないだろうけど．kmlとgmtの関係にも詳しい．
　信長PKキットが発売日にAmazonから到着．早速インストールしようとするがこれがまたSteamを介していて，じゃまくさいったらありゃしない．何でこんな面倒は方法を取らせるのか，こんな会社は長くないと思いながらここ10年付き合ってきたのだ．今SteamのCDキーを投入してやっと本インストールが始まったところ．世の中どんどん便利になるというのは嘘で，どんどん巧妙に金と時間を使わせる方向に進化しているだけと思えてくる．

★2014年12月10日（水）

大学講義で走時曲線など．そのあと帰って，研究会の発表前で発表へのアドバイス．活断層データ取りなど．

　大学の授業の冬季休暇用のレポートは選択のお題にしたけど，結構processingとか津波Simとか興味を持ってくれる学生が出てきて嬉しい．今年は寝る学生が少ないのがいい．反応もあるし．いつもの浦和ファンのN君と談笑して別れる．
　やっと工作用のアクリル板届く．今回はサービス品も入って総計20kgとなっている．これで送料入れても2200円．とてもお得感が強い．ただし8mm 厚メインなので各種計器の構造用に重宝しそう．自宅に戻っても断層の続き．USBを仕事場に忘れたので，地図の続きは別ファイルとする．そのあと，余震地図のデータの再作成．猪名川群発を入れたいので1994年11月から２月まで，５月まで，12月まで，2005年までのパターンを作成．順繰りに地震は多くなるがあまり多いのも返ってどうかと思うので加減が難しい．あと今日のバグは
awk '{print $1,$2,$3,$4*$4*0.05 }' JMA1995-2005.dat | psxy -R -J -Ccptfile_4 -Sc -W2 -K -O >> $out_file
が正しいのに，
awk '{print $1 $2 $3 $4*$4*0.05 }' JMA1995-2005.dat | psxy -R -J -Ccptfile_4 -Sc -W2 -K -O >> $out_file
としていて，
psxy: Mismatch between actual (1) and expected (4) fields near line 27606 (skipped)
などとエラー．awkでの使い方注意！明日信長PK到着予定．まああまり期待はできないが，正月の暇つぶしにはなるかも．それより日曜のイベントは寒くなりそうで，南国からの訪問者には少々気の毒か．逆に雪が見れるといいのだが．

★2014年12月09日（火）

イベント準備の活断層地図．明日の講義準備のあと，データ取りをしこしこ．自宅で見たら使えない！夜取り直し．

　アクリル板が来るまで工作は中止．活断層数値化続き．仕事場でせっかくg3dataでかなり時間をかけて取得した座標が，ゆがんでいることがわかった．基準点の決め方が甘かったようで，２時間ほどの作業が無駄に．自分がなんでこんな仕事をと思いながらも気を取り直して自宅で再度挑戦．今度は何とか形になった．しかしデータベースは選択される断層に癖があって，なかなか範囲内のすべての断層が揃わない．これどうなってるのかと思うが仕方ない．こんな数値化を誰も他の人はやっていないのかと不思議に思うのだが．まさかバカ高い市販データをみんな買っているとも思えないのだけど．だいぶ以前の数値地図の xmlファイル形式といい，日本の役所は本当にユーザのことを考えてデータ公開しているのかと不思議になる．そんなにオープンソースのソフトで使われるのを民業の圧迫と毛嫌いしているのか．どうしようもないな．とひとりごちる．
　GMTのよくわからないバグめいた仕様の件．結局psxyでは-Cでカラーパレットを指定すると自動的に，３つ目のデータをカラーパレット用（地震のデータだと深さ）だと考えてしまうのがわかった．このオプションを削除すると，ようするに４番目のMではなく，３番目の深さで震源円を書いてしまうために恐ろしく大きな円が書かれてしまうというお粗末．これも恥ずかしいバグシリーズ行きのネタ．あと，psscaleでラベルを貼ろうとするが，なぜかデフォルトの垂直スケールだとラベルが貼れない．hをつけて水平にするとラベルを書いてくれる．これも謎．発売３日前に信長PKを注文．
　何か古いリマインダを見てたら，2007年に神戸の震源地図を作ろうとして，古いデジタイザKD4600が動かず，ソフトデジタイザを使ったという記述がある．これを使ったようだ．覚えてないなあ．

★2014年12月08日（月）

イベント準備の工作続き．アクリルケースと大学講義の休暇課題作りなど．雨模様で少し寒さが和らぐ．

　アクリルの板のストックをオークションで落札．これで一生使い切れないほど．あと例の活断層データはやはりという役所の対応で，呆れた．無料公開されてないものは自分で作るしかないので，方法を考える．紙の地図を退役した古いデジタイザに噛ませて読むことも考えたが，ドライバが多分無理．結局g3dataという優れもののソフトデジタイザを見つける．これ大昔まだN88BASIC手習いの頃に，画面でマウスで地図を模倣して数値化する大作を作ったことがあった．それと似たようなもの．さっそくソフトウエアセンターからインストール．これ簡単．使い方も昔作った拙作とさほど変化ない．ただ，ベクトルデータの切り離しができないようなので，線のセグメント毎に保存してファイルをつなぐ必要があり，それが結構面倒．切り離しフラグは当然GMT用に>で行う．活断層データベースの地図を拡大して，適当に範囲を選択して色分け線にして，これをキャプチャーして画像として取り込む．シチ面倒くさいことをしなければいけないのはこの国の役所が納税者の方を向いていないからであり，ユーザーが自分で時間を割いてわざわざデータ作りをしなければいけない．これだから早いこと米国の51番目の州になったほうがまだましという主張になる．
　さて，結構X，Y軸の基準点の決め方が難渋．何せ活断層地図にもGoogle地図にも経緯度線が引いていない．従って同じ経緯度の２点を選択するのからして大変．結局，地図の方はこういう既存の地図に経緯度線を当ててくれるサイトがあり，これを用いる．g3dataはマウスの当てた部分を拡大してくれる機能があり，これは大変優れもの．ただ，地図が小縮尺メルカトルでないとXY座標読みが狂ってくる．結局神戸から大阪のエリアを都合３枚のキャプチャー画像から読み取る．あと和歌山のMTLとか大阪湾の断層とかが残る．これ元のデータベースの断層の選択が結構いいかげんなのでその癖を読み取るのにこれまた時間がかかる．こういうの企業だったら，ユーザーの声を聞いて使いやすいようにすぐ改良するのだろうけど，まあ何せ役所のやることでしかも無料だから文句は言えないところか．何とか主要部の読み取り終了．GMTで地図を書かせてまずまずなので，一旦終了．
　あと震源地図のタイトルを入れるなどの作業．肩が凝った．

★2014年12月07日（日）

日曜出勤でイベント用のアクリルケース作り．フライスを使って低速で切る極意をやっと習得．あと接着など．

　アクリル板をしこたまフライスにはめた自作サイドカッターで切る．最初かなりの高速で切ろうとしたが，高温で溶けて具合悪し．結局ネット検索でたどり着いた超低速でゆっくり切る手法で何とか切れるようになった．それでも熱くなるとすぐ癒着するので，ときどき休みながら，縦に5mm厚の板を３等分．これを底と横板にして，薄い2mmの板で横を貼る形で都合９個完成．百均でもなかなかよい代替品がないのでしばらくこれでいくしかない．自宅でついでに思い立って，神戸周辺の震源地図をGMTでつくり直そうとするが，久々のGMTでなかなか調子が出ない．どうも-Scがらみで停滞．少し頭を冷やす必要がある．ついでに活断層の数値データを探すが何とこれがどこにもない．高い本の付録にはついているらしいが，こんな重要なデータがどこにも公開されていないというのはどういうことなのだろうか．印刷した地図だけで公開したことになるという根性が許せない．こういったデータは活用されてこそのデータなのにと久々に頭に来る．きっと民業の圧迫とか何とか理屈をつけるのだろうが，ちゃんと米国はすぐにわかる場所でkmlで公開している．こういったところにも少しは人とお金を使ってよ．予算をたくさん取っているはずなのに．ということで問い合わせのサイトから一応質問を投げておいた．
　12月寒波は徳島などでかなりの被害．今年は暖冬予想なのだが果たして．あとイベントのバスの中で使う資料などを少し書き継ぐ．

★2014年12月06日（土）

昨日，来週のイベントの下見で神戸から淡路まで．久々の震災遺構の見学など．帰りに高速の渋滞を避けるのに難儀．

　20年前の震災の展示を見て回る．時代の流れとともに，かの時代にも幾つもの悲劇と運命のいたずらのような幸運があったのを再確認．淡路架橋の風で車が左右にブレる．何とかスマホで写真を撮ろうとしたが危ない．淡路の太陽光発電と風力発電の風車に驚く．断層記念館の風車の風切音が凄い．さすがに年間の電力量の1/3を風力で賄うとか．海も白波が立ち，途中で何度も車が潮の飛沫をかぶった．前に訪れた記念館の立ち上げから数年後の様子とは様変わり．地続きの家が新たに展示場となり，振動台体験までできるようになっているのは驚く．神戸の方の施設は団体でごった返し，やや官僚的な対応もあり，こちらは少し時間を削ることにする．帰りの高速で事故渋滞の表示を見たとたんに近くの出口で出る．あと43号と２号線をいったりきたりで時間がかかったが，結局西宮から再度高速にのり，仕事場まで．夜スキャンの続き．考えると震災はカメラのデジタル革命の夜明け前で，まだデジカメの写真が普及していなかったのだ．わずか 20年前はまだアナログ記録の時代なのだと時代を実感した．アナログといえば学会事務局に送ってもらった，VHSの英語版の教材ビデオを見る．なかなかよくできているのでこれをイベント当日に流すことにする．
　今日は午後まで車で家の用事．夕刻近くに昨日忘れたUSBを取りに仕事場へ．工作の続きを少しだけ．実験をやっていた生徒と少し話して帰る．夜，今宵からやっとファンヒータを部屋に入れる．設定20℃ですぐにその温度に達する．まだ寒波も序の口か．それでも12月に入ってかなりな量の脈動が波形に出る．さすがに柔らかい段丘堆積層の地盤は，以前の観測場所（橋本市の自宅）の和泉層群がじかに出ている場所とは異なる．大学キャンパスの記録はやや程度は下がるもののやはり脈動が明瞭に見える．このあたり少し調べてみる．
　明日は少し仕事場にイベント準備で出かける予定．アクリル容器作りと英語版資料の作成など．xbmcでAljazeeraのライブ放送を見る．あと神戸の震災関連の英語版動画の幾つかを探す．これとかこれ．
　我が贔屓のチームは最後の試合もふがいない負けみたいで，これで年パスの更新取りやめの決断がついた．ちょっとしばらく離れます．社長とフロントはファンに対して何らかのアクションを起こさないと本当にこのチームは壊れてしまうと心底思う．ビジネスに少々長けたと自信を持つ人がスポーツや芸術や教育のようなまるで仕組みの異なる非線形の分野に知ったかぶりでちょっかいをかけると火傷をする好例としてこれは永遠に記録されないといけない．この失敗から学ぶことは多すぎる．きちんと社会学や経済学の専門家が経営の失敗のケーススタディの好例として扱う必要があると私は思う．でもまあ誰もあまり本気では扱わない．そして失敗はまた繰り返される．使い慣れた数学的帰納法のように．
　こんな振子を作ってみようと思う．使い道は今のところ企業秘密ということで．なんかどんどん来年の研究テーマが増えてきた．Aljazeeraさすがにシリアとかハイチとかメキシコとか世界のマイナーな地域のとても大事なニュースを伝えている．日本のバカマスゴミにも煎じて飲ませたい．

★2014年12月03日（水）

２週間ぶりの大学講義．終ってからソッコーで帰り工作．3mmタップを折ってまた買いに走る．夜フィルムスキャン．

　後期の講義は学生の出席率と勉強の姿勢がここ数年では一番いいので助かる．こんな調子で毎年やれればいいが．寒い山の上から仕事場に戻って，標記の工作．鉄板16枚のうち今日は４枚の周囲に４個ずつ3mmタップ立て．18mmほどの深さにあけるので結構邪魔臭い．案の定仕上げタップを２枚目で戻す時に折る．かなり中で折れたのでそのままにする．早速コーナンへ新しいタップを買いに走る．何とか４枚を完成．ついでにライセンス切れになっていた磁力計の新しい記録ソフトを送ってもらったので，これをPCに入れて測定データを録る．例の１秒サンプリングなので，あまりきれいには録れない．これをcsvで出力．過去のデータは保存のときは見えていたのに，保存したとたんにどこかに消えてしまった．何か変なセキュリティチェックばかり掛けているような気がする．あまり筋のいいソフトとは言えないのは変わらないな．
　あと新しいスキャナが入ったので，持ち帰って神戸の震災のときの古いポジ写真をスキャン．４枚ずつしか有効でないので，かなり時間がかかるがきれいに録れる．これで深夜まで頑張るが，少し残す．明日以降に．夜iPhone画面をPC上に表示するソフトreflectorを試す．一発で動くのはさすが．なかなかきれいに画面が表示され，授業なのでiPhoneの画面を説明するのには充分使える．ただライセンスが７日間に変わっていて，どうも無料の継続使用ができなくなっているみたい．仕方なくUbuntuで探すとこれがあるにはあった．XBMC Media Center 12.0がそれで，設定をいじってみたが，どうもAirTVが認識されないのでこれはペンディング．代わりにアルジャジーラやTEDなど既存のTVや動画サイトが見れるのでこちらがメインで使えそう．

★2014年12月02日（火）

高３学期最終過去問．テスト作り最終詰め．寒波で寒い．夕刻，地学部前部長Ｓ君の嬉しいＨ大合格報届く．

　今日は工作はなく，明日の講義の準備などを淡々と．夕刻，隣の地学教室で歓声湧く．高１のときから研究の面倒を見てきたＳ君がＡＯ入試での大学合格の報．まずはめでたい．春まで必死で数学と英語を勉強してね．昨夜見つけた某iPhoneアプリを試す．とてもよい調子．これで専門的な測定器は不要になりそう．学会事務局に久々にメール．教材用ビデオの件で問い合わせ．英語版を借りる手続きを郵送．先週注文したフィルムをスキャンできるスキャナと鉄板に嵌めるクエスチョンマークビスはまだ来ない．
　自宅に戻って，久々に里帰りの初孫の相手．首が座りずいぶん大きくなって笑うようになった．夜インドの学会のオフィシャル写真をダウンロード．インドは遠くなりにけりを実感．思いがけなく家族の慶事やらで忙しくなってきたので，今年はAGUをキャンセルして本当に良かったと思う．あとタイの高校生のための準備を始める．断層写真とか探す．HDDの底からサルベージ．丁度カナダの学会報告が出てきたのでこれを使うことにする．金曜には下見に出かけようかと思う．
　原油が暴落して逆オイルショックとか．ロシアとイランに音を上げさせるためとか，サウジVSオイルシェールとか色んな噂は乱れ飛ぶが，わからないのがこの種の幾重もの正帰還システムを内蔵するハウリングベースド市場原理．どうせそのうちまた真逆に走って誰かが泣きを見るのだ．そのとき日本の国債格付けも投機的と引き下げられて，連れ立って暴落しなければいいが．今の時代，あからさまな軍事侵攻より，経済的なクラッキングを仕掛けられるのが国にとって一番ダメージが大きそうな気がするが．「STAP細胞はありまぁす」っが流行語大賞にならなかったのは？
　明日の講義の準備をしていてふと「緊急地震速報」はあるけど，「緊急津波速報」システムってまだできていないなと気づく．津波は地震波よりはるかに遅いし，簡単な潮位計ネットワークで作れそうに思うのだが．どうなのだろう．

★2014年12月01日（月）

家族の用事で家具屋と家電屋まで．午後期末テスト作り．久々に工作．寒波の兆しで師走が開ける．

　あっという間に12月．今年が終わるのは信じがたい．インドの記憶も遠くなった．日常のこまごまに埋没．あまり新しいことを考えていないような気がする．考えるとサッカーでは一番情けなかった年になった．夜に入ってさるアプリをiPhone関連サイト情報で見つける．これはとても素晴らしい．内容はちょっと今は企業秘密として．これに関連して投稿予定原稿を少し修正．この調子だと完成は年を越すかな？
　職場で工作．鉄板の周囲の４面への穴あけ完了．これアルミの角棒を使った治具に厚板を16枚一挙に固定し（固定のための寸切りボルト＋バーの治具も製作），フライス盤のｘ軸目盛りをたよりに，12mm刻みの粗い位置合わせのあと，あとは目で中心を決めるといういいかげんな技．センタードリルも使わずの荒業ではあるけど2.5mmドリルの切れは最後まで衰えず，肉眼で見る限りあまりずれは感じられない程度にまでは製作できた．これであとは単調な手動のタップ立てが待っている．その前に14日の行事の準備にとりかかる必要あり．テストほぼ完成．明日チェック．
　寒波の風の吹き出しで，自宅の地震計は外国の地震かと思えるほどの脈動の波形を書き続けている．風で家が揺れているというより，おそらく海の荒れからくる脈動と思われるが，深夜を過ぎた今また結構風の音がしだした．