<Diary with linux, geoscienceguitar & others> 2014.Oct.
「備忘録/日記」(自分のためのメモですが何かの参考に,背景はエルニーニョ晩秋モードに変身)

2014年11月30日(日) 家の用事part2.AGUを今年はキャンセルして良かった.色々急展開で日々についていくのがやっとの毎日.
 家の用事から帰ってから,テストのエッセイ原稿をしたためる.生きる化石銀杏がテーマ.これ調べると面白い話が続々.久々に楽しんで書けた.この資料が一番良かったかな.広島の被曝銀杏とか,日本への渡来の経緯とか詳しい.銀杏の種子を欧州にもたらしたこのドイツ人の話も興味深い.魔女狩りとか信じられない話の連続.この有名な小説にはくだんの人がオランダ人として詳しく綱吉との面会の様子,道化を演じた情景,仔細に権力者とそれにつながる人々を観察した様子などが如実に記載されている.これはとても勉強になった.
 出た!マネタリー・シャーマン!造語としては最近に例のない座布団3枚!とうとう時代は卑弥呼の時代にまで後退してきた!やっと鼻風邪から撤退.と思ったらどうも明日から第1級の寒波とか.KMAにはマイナス47℃の寒気団が控えている.記録的な北海道のスキー場の雪不足もこれで一気に解消か.山形GKの得点でプレーオフ決勝か.どこかのチームとは真逆の勢い.

2014年11月29日(土) 家の用事で外出.帰ってきてから降格決定.淡々と迎える日.非線形のシステムのボタンの掛け違いから生じる悲劇
 サッカーなんてちょろいと考えていた営業のプロの経営が見事に失敗した典型例.これはきちんとスポーツビジネスの失敗の典型例として研究されるべき.現 場や技術を持った専門家が尊敬されない日本の悲劇の典型例でもある.口と政治がうまい連中だけが上にたつ社会はどこか間違っているこれも典型例.ここのと ころ代表のサッカーも同じことが続いていて誰もまともな批判が行われていない.組織論として極めてまずい状況だと考える.まあ一度廃墟を見ないと誰も気づ かないというニヒルなシニシズムに専門家が陥りだしているのも輪をかけて危ない.とりあえず誰が残りそうかを考えて,来年の年パスは最後の日まで熟考する ことにした.お気に入りの山下の号泣にファンとして答える方法もあるかなと思って.
 でもサッカーはまだいい.マネジメントの失敗が1年で出てしまうある意味で恐ろしい世界.しかしこちらは少なくともあと数年は結果待ちでそれもとてつもない悲惨な結果を--.いつもの日本思いの英人はこのようにつぶやく.結果は日本語メディア以外のすべてのメディアが報じるとおり、悲惨なもので、個々の日本人が自分のなけなしの資産を「お国のため」にさしだして、投機の資金にして、その最後の賭けに負けてしまった。---アメリカ社会のような富の成長がないのに、社会の構造だけはごく一部の人間に富が集まるという、「貧乏なアメリカ社会」とでもいいたくなるような変形社会をつくってしまったこと----50代くらいの人に多いように見える信じがたい無責任なもの言いに集って、うなずきあっている---これらの言葉を紡いでくれる親切な外国人の言葉に聴く耳を持たなくなった人たちがこの国を片っ端から潰していくのだといつもそう思う.

2014年11月26日(水) 家人の実家の用事でさる大学病院.途中少し工作など.帰ってからTalwani Methodのプログラミング.何とか試作完成.
 フライス盤の方は16枚全部を束ねて穴あけを実行.そのために途中でコーナンへ金具を買いに走る.x軸で動かせばスケールをたよりに結構きちんと孔が開 く.期末テスト作りもさわりだけ.自宅に戻ってTalwaniの計算.結局calcをあきらめ,processingで.何とか2時間ほどでプロファイル まで書かすことができた.これATAN()の分母が負になったときに,πを足す処理を忘れると計算値がNANで発散する.あと頂点が特異点に来るときの処 理などはこれからまだ.できればマウスで物体の輪郭の頂点を自由に書くような仕様にしたい.とりあえずこのあたりで懸案はほぼ解決.あとは波形処理のプロ グラムの改良とか,12月の行事2本の準備とか.processingのlog関数は自然対数であることに注意.常用対数はlog10となる

2014年11月25日(火) 高3過去問.地震の話も.午後は例によって工作.やや暖かい11月下旬.3ヶ月予報も暖冬気味の予想
 初めてかも知れない活断層系長期評価にかかった場所での地震.しかし細かくみると,何度も名前の出てきて平均的満期が来ていると書いてある牛伏寺断層系で はなく,その北端であったというのはやはりかなり謎が残る.約2000年周期で,最新活動が1500年以降という見積もりも今となってはどうなのかな.確 率予測にしろ歪集中帯という表現にしろその時期,場所以外は安全という解釈のバイアスがかかるので止めた方がよいと思うのだが.あとアナトリア断層みたいな活動をどう考えるかという問題もある.誰かがΔCFFの計算をするだろうからそれまで待つ.念の為,東北の地震のΔCFFを探したがこの場所はどれも応力変化の節面のあたりに相当してあまり関係がないようにも見える.なかなか難しいな.
 昨日,休日に鉄板を4枚ずつ端面をフライス盤の30mm径の自作フライカッターで削る.途中でどうもチップから筋目が出て調子悪くなり,チップを新品に 交換.最初の掘削のみ筋が残ったが,2回目からは鏡面の復活.とりあえず25枚全部端面磨き完了で,今日は穴あけを始める.一旦フライス盤のエンドミル用 のチャックを外してドリルチャックに交換.最初センタードリルを使ったが次からは2.5mmドリルの直打ちで.12mmごとの移動を簡略化するために,百 均にスチール尺を買いに走る.30cmの尺が100円と格安.これを2本買ってきて両面テープで付けようとするが,上下の柱にはボルトの金具が出ていて, とりあえず今までの細い尺を剥がしたのを応急で取り付ける.これで上下は16mmの計測ができる.今日は4枚ずつの精密バイスにはさんでの作業.よく考え ると横に一列全部並べての作業の方が能率が上がりそうなので明後日これを作業予定.今日はTalwaniほか(1959)の方法の続きを調べる.積分の計 算をフォローするがどうにも進まない.元の論文を読みたいがJGRの記事はどこにもフリーでは置いていない.大学図書館に49年からのものがありそうなの だがくだんの号があるか電話で聞かないといけない.

2014年11月22日(土) 朝から地学実習.2個所の説明.土木業者やら魚取りの人やら混雑.生徒は熱心で良かった.夜長野の地震が飛び込む.
 いつもの場所で説明していると,土木業者の車が次々と横付け.あと小魚を餌にするため取る人の車が自分の車と業者の車の間に無理やり止まる.一時結構場 所が混んだが,業者が配慮してくれて見学は無事終了.結構人懐っこい監督さんで終ってから少し話す.道路際の簡易水道の配管工事で配管が外れるトラブルが あったとか.土曜日で材料が集まらずそこら中に電話して材料を集めていた.なかなか大変だなと感心.
 夕刻家人と食事.夜和歌山の地震のデータを整理したあと,何となくBSを見ていたら,地球温暖化の討論が始まったところで緊急地震速報.さすがに地震には強い神戸育ちの真下アナウンサーだ けに,対応は見事.あわてて2階に上がり,波形をみていたら突然大きな波形を書き出す.思わず部屋が揺れていないか確認するがよくわからない.振子も遠目 には揺れはわからない.とりあえず観測風景を途中で動画に録る.また降りてTVの続き.それ以後TVに釘づけとなる.11時を回ってニュースが途切れたの で波形の処理.ほとんど振り切れているが,地元の震度情報はなく震度0の模様.かなり振幅を大きいが周期が長いためか.

2014年11月21日(金) 朝から工具と油を積んで大学へ.11時ころから3時すぎまで買い出しを除いてひたすら鉄を切断.紅葉が見頃.
 自宅近くのホームセンターで部屋の臭気取りと器械にかぶせるシートを購入.あと大学へひたすら走る.ところが大学近くまで来たときに,NHKのラジオに高橋源一郎が出演.ゲストがこれまた興味深い若い女子詩人.21才で中原中也賞と取ったとか.この対話が面白くて,駐車場についてからもしばらくラジオに釘付け.しかもこのゲストの女性のリクエストが何とはっぴいえんどの「しんしんしん」とはまことに渋い.ちなみにこのYouTube動画のギターは今は亡き高田渡さんのご子息.ちなみに私ははっぴいえんどのメンバーで最近亡くなったのは大瀧さんではなく,細野さんだと思ってました.いやはやとても失礼!ついでに松本さんのこんなTV番組も 見入ってしまう.学生時代,詩を書いたりバンドをやってた頃は単なる一人のライバルだなんて生意気なことを思っていたけど,今や天と地以上の差があいてし まった.でもちゃんと大学祭には解散間近の彼らを田舎の国立大学まで呼んだのだ.隣の女子大は吉田拓郎だったけど.ということで,今日は午後からはっぴい えんどの曲ばかりが頭のなかを駆け巡っている.
 切断仕事は,途中で結構バンドソーのベルトが空転する.モーターの首を振る回数も多いので,輸入元に電話.転送の音がしてこの前と同じ主人がこれまた丁 寧に答えてくれた.結局ベルトが張るようにモーターそばのボルトを締めて,モーターの根本もきちんと固定する必要があった.これで派手に首を振ることもな くなった.それでも数度,刃が止まり,あわてて切断機を手動で外した.注油量とはあまり関係なく,突然負荷がかかって刃が止まるみたい.これ不在のときだ とモータが加熱するはずでちょっと危険.何らかの負荷対策があるのかは不明.この安全マニュアルにはロックしたら電源を切りましょうと書かれている.あと適当に油をかけながら切ってたけどどうも日本メーカー製マニュアルには,刃に切断油をかけるなと書いてある.これどちらが正しいのかな?
 夜,磁気プロファイルがうまく行ったので,書きかけの投稿原稿を書き進める.あと少しまだ測定しないといけないことが出てきたが.夕食後に書斎に入った途端に波を書いていた.インドネシアセレベス近くでM6.5で結構大きい.早速波形を見てみる.

2014年11月20日(木) 鼻風邪続く.半分マスクをしながら授業.あと午後は例によって工作と太陽黒点.夜やっと磁気プロファイルの試作ができる.
 若い中学の同僚のために屋上の天文台の操作をひと通りレクチャー.先月ニュースにもなった黒点がまた一回りしてやや細ってはいるものの健在.夕刻前にも 地学部の生徒にも見せる.くだんの同僚に,タップ立てを見せたあと,自作の反射望遠鏡第1作を見せる.感心することしきり.昔はこんな工作はそこら中に転 がっていたのにいつのまにか,既成品の山に囲まれて生活するのが当たり前になってしまっている.工作の方はフライス盤で削った板に穴あけとさきほどのタッ プ立て.コーナンで新しいタップを買ってきてやはりよく切れるので,荒削りと仕上げで中のタップをとばす.あとナニワネジから電話でやはり小さいナット付 きのヒートンはないとこのこと.あとでネットを探すと一段小さなものを発見.ステンと真鍮で見つけたが,真鍮の方が 12.74円(200本ロット)と格安.これを来週にでも頼むことにする.厚板は16台完成したので,廊下でお披露目.同じテーマで研究している地学部の 2年生に手伝ってもらって挙動を調べる.やはり鉄板は摩擦が小さく,ゴムを太くすると挙動が階段上の同じような挙動に収斂する.このあたりが改良点か.こ れで何とか12月の講座の材料は確保した.
 自宅に戻って磁気プロファイルの続き.正弦波状になる原因を調べる.Y軸にも羊羹状に並べてみたがこちらの問題ではない.仕方なく風呂に入ったのち,改めて磁化の+と−で別々にプロファイルを書いてみて原因がわかる.マイナスの方がまったく値が出ていない.これ結局pとqの定義部分での書き間違いを1個所発見.気づいてみれば本当にしょぼいミス.これで1週間近く文献を探したり,リストを通勤で見たりしていた.
 ブログにさる学生寮の記事. なるほどと頷くこと多し.ここがシーラカンスとすれば80年代に廃寮となった我が寮はさしずめ朱鷺だったか.まことに梁山泊の色濃い不思議な空間だった. 同様に旅人が泊まっては去っていった.まだ売れなかった時代の斉藤哲夫と飲み明かしたり,泊まっていた旅人に無理やり酒を飲ましたりとたたみに酒が染みこ んでいた空間でもあった.なつかしくもありなつかしくもなし.北米にときならぬ寒波とか.早速KMAの11月分を落とす作業.リコールのノートPC用バッ テリ届く.さすがに大メーカだけあって仕事が早い.

2014年11月19日(水) 鼻風邪が山の上の学舎でまたひどくなった.久々に鶴橋の駅中のうどん屋.それから工作など.生徒の相手で遅くなる
 大学キャンパスの紅葉がとてもきれい.写真を撮るのを忘れた.油を持参するのを忘れて切断仕事は今日はなし.生協にも売ってなかったし.これもしファミ マみたいなコンビニが大学に入っていればあったかなと思案.まあ自転車油なんで年に1個も出ればいいほうかも.金曜日にでも再度出陣予定.仕方なく仕事場 に戻り,工作の続き.また4個を今回はエンドミルではなく,フライカッターで削る.これの方が鏡面みたいにはるかにきれいに仕上がる.一番小さな30mm 径のカッターを使う.主軸の傾きを夏に調整したので,とてもきれいに削れるようになった.あとは主軸の補強仕事があるがこれは春にでも.続いてめんどくさ い穴あけとタップ立て.これも段々わかってきたのでスピードアップ.続いてあと4枚の片端面のみ削ったところで生徒の相手が入って中断.あとは明日.来週 は大学の授業が曜日変更で流れてやや助かる.それでウイークデーに釣りの予定を入れる.
 自宅に帰って,磁気プロファイル計算のプログラム修正.きれいに正弦波形はでるけどちょっと違うような.風呂から上がって鼻水とくしゃみ連発.葛根湯を飲む.

2014年11月18日(火) 高校実力テスト.採点のあと,久々に工作.また鉄の粉がささる.あと研究へのアドバイスなど
 高倉健さんの訃報.また一つの時代が終わった.いつも映画のクライマックスで池部良と2人で相手方へ果たし合いに出かけるときの姿がカッコ良かった.昭和残侠伝だったんだ.いつでも傷害致死で囚われては次のシリーズでは保釈されていた.昭和の映画といえばこの人をおいて他に思い出せないほど.今の人には「ぽっぽ屋」と「黄色いハンカチ」なのだ.RIP.
 朝はネジのナニワに立ち寄って,クエスチョンマーク型ナット付き真鍮ネジを100個購入.10個入からかなり安価になり,1個22円はかなり安い.ベテ ランの店員さんと話す.この店だけは,日本橋の真髄として未来永劫に残ってほしいな.明日の大学の準備などで手間取り,午後遅くから12月の講座に向けた 工作を始める.この前切断した厚板をとりあえず,今日は4枚同梱でフライス盤で切断面を削る.自作のバイスに取り付け,16mmのエンドミルと端面を削 る.裏返して同じ操作.これでデジノギ読みで60.18mmまで削って終了.偶然にもバンドソーで切った幅はちょうどよい幅だった.削った端面にドリル孔 を最初フライス盤で開けようとしたが,一旦エンドミル取り付けのホルダーを外さないといけないことに気づいて,普通のボール盤に変更.ケガキをやってボー ル盤で開けようとして,生徒の研究の相談があり,一時中座.サッカーがあったのを思い出しあわてて2.5mmで穴あけを急いで終了.
 自宅に帰って試合開始に何とか間に合う.3mmのタップを立てながらの観戦.前半は重苦しい調子で,ボランチを2枚にしてから安定.さすがにアギーレは このあたりは目ざとい.ただ攻めはやや単調で中央中心.あいかわらず味方が見えていない.ハーフタイムにようやく4枚目のタップ立てが完了.ネジを嵌めて 輪ゴムをはめて調子を見る.まずまずの感じ.後半少し良くなって立て続けに2点でまず安心圏.乾は今日は不発ながらよく守備に戻っていた.調子が良さそう なのがわかる.相手のミッチはセレッソ時代と変わらず自分では切り開けないプレー.彼を出さないといけないオージー代表も若手不足なのか.W杯代表も練習試合は良かったからなあ.真剣勝負で勝てないとまだわからない.もうセレッソは 諦めたので気持ちが吹っ切れた.こうなるとむしろ早く降格が決まった方がいいような気がしてきた.社長もフロントも全部退陣して一から出直してほしい.シ ルバーの割引対象になるころにまたJ1に復帰してくれればいい.前職場で頼まれた昨日の研修で疲れたので昨夜は早めに就寝.ちょっと時間がなくて急ぎすぎ たのが反省点.それでもやはり若い先生はいいなと思った.明日は工作の続きで鉄板を8枚まで増やしたい.

2014年11月16日(日) 昨日は晴天の地学実習.今日はやや曇ってきた休日をだらだら.午後近所の寺に紅葉を見に出かける
 何か,あたりに不釣り合いなきれいな伽藍で感心したが,どうも新宗教とかいうジャンルの寺らしい.このリストに も載っていた.とてもお金が掛かっているのはわかった.眺めがすごい.こんな所が近くにあったのに驚く.すぐ近くのみかん園まで歩いて登ってみかんを買っ て帰る.夜,NHKのナミブ砂漠の生き物を見る.久々のNHKらしいカメラワークに感心.ここには死ぬまでに一度は行きたい所のベスト3.珍しく外国から 相次いで2通のメール.一つはドイツからChromaDepthメガネの使いかたの問い合わせ.もう一つはインドであったマラウィのY先生.いずれも丁重 に返事を書く.返信前にスペルチェックしたら間違いだらけ.まあ向こうからのメールにも間違いはあるけど.夜,震源地図をヨーロッパに広げる.昨夜の北米 バージョンもほぼ完成.ただし,GEDASの州境のデータは経緯度を結ぶ境界はその両端しかデータがなく,POV-Rayで円錐図法を使うと,緯度線が丸 いのについていけずに直線を引いてしまう.この対策は結構めんどうなのでとりあえず目をつぶっておく.それとANSSの北米の震源データには,マグニ チュードに数字ではなく,Mcなど文字が入っているところがあり,これが処理で噛む.仕方なくエディタの検索でしらみつぶしに削除.これ結構めんどくさ い.結構英国やフランスあたりにも小地震があることがわかる.ギリシャは地震の巣.ロシアや東欧の一部にまったく地震がないのは,本当にないのか,観測所 の分布の妙なのかは不明.ANSSがロシア圏の地震データを取っていないのか?ということで調べてみたら,どうも本当にないみたいですね.明日は午後さる研修を頼まれているので忘れないようにしないと.

2014年11月14日(金) 午前中から大学へ,バンドソーの組み立てと調整.山の上は寒いが,調子に乗って鉄を切ってたらモータが加熱
 冬型の寒い雲の下を来るまで大学まで.工具を持って行ったので足の取り付けは意外と簡単だったが,足を結ぶ物置板に手間取る.まるでネジ穴が合っていな いのを無理に何とかボルトを通す.あと何とか一人で台車から立てたが,限界に近い力を入れたのであとで腰が重くなる原因になった.さすがに総重量60kg はこたえる.立ててしまえば,前足側にコマがついているので,簡単に動かせる設計.これは助かる.あとしかしモーターのベルトを掛ける前に,プーリーを外 す段で,キー溝にキーが嵌っているのを抜くのかどうかに迷い,結局取説にあった輸入元に電話.何度か転送音がしておっちゃんが出た.結構親切できちんと教 えてくれた.取説が不十分でその質問はいつも頂くのですと丁重な受け答え.また解らなければ電話しますと電話を切る.指摘の通り,モーター側のプーリーは イモネジをゆるめて,スパナでこじただけで簡単に外れた.しかし鋸につながる側のプーリーが固かったがこれも叩いたりした上で,少しずつこじて外す.カ バーを付けて再度プーリーを嵌めてイモネジで固定.これネジで固定するための水平に刻んだ部分に当たるようにするのがコツ.あとはベルトを一番低速側に掛 けて一旦,床に青いビニールシートをかけた上に動かせて,試運転.いい調子でモーターは回るので,使わなかったパーツが2本残ったが,まあいいだろうと切 断の試運転にかかる.目的のSS400 12mmx60mm厚板バーを万力に挟むが,2mと長いのでPCを置いた窓際の長机の下の荷物置きに反対側を載せる.これで何とか水平になって,万力に固 定する.この万力も最初使い方がよくわからなかったが次第に造りを飲み込む.電話で聞いてセットした寸法切りの治具を丁度6cmより1mm弱伸ばして固 定.これにバーを挟むが直角出しに少し手間取る.1本目の切り出しにかかるが,最初好調だったのに,もう20分くらい過ぎているのに一向に半分少しから下 に切れない.音は切れているような音もするが何となく切粉が少ない.上から少し圧力を手でかけてみるが効果なし.おかしいなと色々と試行してみて,鋸をガ イドする部分のベアリングが万力の金具に当ってしまっているのに気づく.ベアリングが回って,この金具の角をを少しずつ削っていたのだ.あわててSWを 切って,この鋸のガイドの部分を少し下げる.これが効果てきめんですぐに刻みだして,ほどなく終了.良かった.ここまで20分ほど油を大夫無駄にした.切 り出し1本目は少し直角から外れる.次の2本目は修正しすぎで,3本目から何とか直角に近くなった.このあたりで本当は止めて帰る予定が調子に乗って,と りあえず8枚,続いて10枚と目標がどんどん増えて,最終的に16時すぎまで16枚を切り出す.もう長机まで届かないので,ダンボール箱に木片を置いて水 平を保つことに.調子よく切断が続いたが,途中15枚目でモータ付近から異音.どうもベルトが滑ったみたい.モータがかなり熱くなっているので,一旦休 憩.やはり連続駆動はモータに負担がかかるみたい.途中物置台に落ちた油を回収するなどして,出来る限り油を補充.これとても3万円とは思えない良好な働 き.中国製の安価な製品の質も向上してきた.輸入元の対応もとてもよい.最近にない良い買い物.切り終わって清掃をして車で帰る.途中の道の駅の野菜屋で 買い物.自宅に戻っても両手に油の臭いがこびりついていた.あとで調べるとこのバンドソー.ここにちゃんと組み立てに参考になる画像まである.前バージョンのこの写真の方が色の趣味がいい.今の製品の赤色は趣味が悪い.なお,切削速度は12x60mmの厚板で約5-6分というところ.これは今度の参考になる.
 夕食後に久々の代表戦.相手の時差ボケにも助けられ近年にない出来.乾と豊田の初ゴールも飛び出したが,香川はいつもの代表不完全燃焼プレーの連続.ど うしても球離れが悪くなる癖が治らない.まあ乾+香川のコンビプレーが見れただけでも良しとしよう.このコンビが舞台に飛び出したのもJ2時代と思えば来 年からも怖くない.タイ+東南アジア中心震源地図がほぼ完成.最後にシャイニングバージョンも作成.こうなれば世界の色んな地域ごとの地図も作りたくなっ てきた.

2014年11月13日(木) 寒冷前線通過で季節が一つ進む.冬用外装で出勤.高3過去問.テスト作りなど.合わせて基板のエッチング
 夕食を食べてビール半缶で眠ってしまう.朝が早いと根性が入っていなくて夜眠くなる.深夜起きて作業など.さるサイトで今出張用などに使っているノート PCのバッテリ無償交換のお知らせを知る.モバイル用の細い方が該当.太い方は該当外.必要事項を記入すると10日ほどで送ってくるとか.こういうのあま り当たったことがなかったので驚くとともに,今どきのメーカーの対応の良さに感心.これそろそろへばってきたなと思っていたところでラッキーというのもあ る.これ高解像度の先駆けPCなのでまだまだこれから学会用に使えるのが嬉しい.というかもう欲しいノートPCが無くなってきた.少し前はVaioとか良 かったのに.
 タイ用の震源地図.途中の切り取りスクリプトのデータ範囲が元のままだったことが判明.150E以東のデータを排除していた.これを直して再描画.前の データもこれで多分,150E以東が切れていた可能性がある.さすがに海岸線データの解像度を落としたのでサクサクと描画.1時間ほどで終わるか.PCこ れのファンがにわかにうるさくなる.CPU温度はファンの部分の窓を横に出して53℃くらい.気温が下がってずいぶん計算しやすくなってきた.深さはカットオフを50kmに設定するのが,一番色使いが鮮やか.
切り出しのスクリプトは以下,

#!/bin/bash
# [ANSS-Povray_cut.sh]*******************************************************
# ANSS震源データから地域を切り出して深さ順にソートするスクリプト(Povray作図用)
# 
#  data ANSS format to GMT format
#  http://www.ncedc.org/anss/catalog-search.html
#  Date       Time             Lat       Lon  Depth   Mag Magt  Nst Gap  Clo  RMS  SRC   Event ID
#  ----------------------------------------------------------------------------------------------
#  2000/01/01 00:02:46.20  34.6920 -116.3550  12.30  1.60   Mh   11          0.08  CI       9131988
#
#     by Y.Okamoto 12/Nov. 2014 http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~yossi/
# ***********************************************************************
seis_file="test.dat"
out_file="Thai_w3.dat2"
out_sort_file="Thai_w3_ds.dat"
csv_file="Thai_w5_ds.csv"

# picking up area lon. and lat.
W=60
E=180
S=-50
N=50
# Area=W/E/S/N or GMT -R
# ANSS format read data and write file
awk "{ if ((\$4 >= $W) && (\$4 < $E) && (\$3 >= $S) && (\$3 < $N)) { print \$4,\$3,\$5,\$6 }}" $seis_file > $out_file
sort -k 3 -n -r $out_file > $out_sort_file

tr ' ' ','< $out_sort_file >temp.dat
awk -v csv_file=$csv_file '{print $0 ","> csv_file }' temp.dat

rm temp.dat

 processingの地震計波形読み取りソフトを改良しようと頑張るが,肝心のデータ選択画面の出し方がイマイチ不 明.selectFolder();などを使いたいが,情報が少ないなあ.昼間日本橋のネジ屋さんに電話.目的のクエスチョンマークネジが何とかリーズナ ブルな値段でありそう.ネットで探した時は1個50円見当が,30円未満になりそう.あとTalwaniの手法とか磁気プロファイル関連の資料を落とす.

2014年11月12日(水) 大学,地震予知関連.あと,届いたバンドソーの足の部分の組み立てなど.久々の有感地震.ヘリの軍団など見る.
 講義中に自衛隊のヘリの軍団が,結構低い高度で大学上空を通過.20機近くいたか.学生としばし見とれる.その前に事務の女性に検収を頼んだ際にどうも 廊下でロッカーの音がしていたのがくだんの有感地震みたい.彼女に地震計を説明していたときは,気づかなかった.その前の関東方面のものも記録されてい る.2成分を平行して記録しているのはとてもよい相似波形で,ブランコ吊りの方が少し細かい波形が顕著に見える.これは自宅のものも同じ.ということで新 しい水平動地震計の愛称は「ブランコ吊り地震計」に決定.略称「ブラ計」.あるいは「ブラの吊り丸」とか.もう少し考えてみようか.
 仕事場に戻って,テスト作りなど.久々に遅くなる.自宅に帰って今日は休肝日終了で,ビールを飲む前に,タイの震源地図のデータ取り直し.少し周辺まで 範囲を広げる.これ結局ANSSカタログサーチサイトの東経の設定がおかしいのか,最大東経を180にしてあるのに,150度までしか出てこないことに気 づく.色々やったが駄目で,2度に分けて,2度目を150度から180度の範囲設定で何とか落とす.catで結合.あとMのunkをひとつだけ取り除く. これで結構夜遅くまでかかる.ついでにMと表示球の半径を今までのR^2.5よりR^3.0に上げる.それに伴い全体の倍率を2/5に下げる.これでより 大きな地震が大きく表示されるようになった.これはスマトラのM9.3対応.
 先日からPCを打つのに肩に力が入ると方の後ろが凝るようになった.これ何か血の巡りが悪くなっているのか.金曜日にはできればバンドソーの組み立てだけを目的に大学に出かけたいができるかな.あと切った鉄板に孔を開けてバネをつなぐ金具を見つける.エスコねじ付フック.1 個50円は少し高いな.明日ナニワネジに聞いてみよう.この前から悩んでいたμ0の位置.帰りに電車でスマホで検索.結局SI単位系かcgs-emuかの 違いと判明.解ってみれば何のことはない.要するにSIだとHで分母に来て,cgsだとBで分子に乗るというだけの話.解ってしまってほっとする.昼間天 文のS先生に教えてもらったこの望遠鏡の大発見の 話題.いやーこれは凄い!とうとう系外原始惑星系の形成過程がきちんと解像されて写った.まだ試行段階でこれなのでこの先どうなるのか?そして別の系外惑 星系にも当然目を向けるはず.俄然このあたりの話が面白くなってきた.ちなみにこの大電波望遠鏡群の第一号はやはり三菱電機の納品とか.そしてそのサブミ リ波域の信号処理関係も府立大学の先生の成果とか.このあたりの基礎技術はさすがと言える.ますます楽しみ.

2014年11月11日(火) 高3海流のところ.デイ・アフター・トゥモローも見る.明日の講義準備と,生徒の買い物手伝いなど.
 夜,家族と100円寿司.よって今日は休肝日.震源地図の続き.アフリカの地図をやり直す.海岸線の解像度を落とす.iからlへ.これで大夫早くなり,数時間で終了.気を良くして,タイを中心に東南アジアバージョンを作成.ところが,海岸線データにどうもゴミが入る.どこかに空行が挟まれるため,カンマをつけるソフトが,,というゴミを入れてしまう.これ結局,

#!/bin/bash
# [Coast_data-pov.sh]**********************************************************
# GEODAS-NG Data(on Windows)をPovray用に加工するスクリプト(Povray作図用)
#   GSHHG data resolution: f -> h -> i -> l- >c    
#  http://rimmer.ngdc.noaa.gov/
#
#     by Y.Okamoto 25/Apr 2010  10/Nov 2014
# http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~yossi/
# ***********************************************************************
input_file="Thai_w_Ctl.dat"
csv_file="Thai_w_Ctl.csv"

# CR remove for UNIX(LF)
tr -d '\015' < $input_file > test.dat

# ">" -> "# -b" : separator switched
sed 's/>/# -b/g' test.dat > test0.dat

awk 'NF>0 {print $0}' test0.dat > test00.dat

# separator: -999, counter
./999.awk test00.dat > test1.dat

# insert one space 
awk 'NF>0 {print $1,$2}' test1.dat > test2.dat

# insert comma
awk '{print $1 "," $2 ","}' test2.dat > $csv_file


rm test.dat
rm test0.dat
rm test00.dat
rm test1.dat
rm test2.dat

のように'NF>0 {print $0}'という処理で,空行を省くことにより,確保.今日は左肩が痛い.遅い50肩かな.
ただ,今度も海岸線だけで死ぬほど時間がかかる.さらに解像度を落とすことを考える.ということで,SGHHGではなく,GEODAS謹製の海岸線データをhの解像度で使用.これでもSGHHGのlほともある.ただ湖の線がないのが玉に傷.何とか海岸線までこぎつけた.

2014年11月10日(月) 昨夜から震源地図再開.ところが海岸線データが重く,描画にものすごく時間がかかる.午後日本橋へ.
 朝から家人が病院へ.そのあと代休なのだが,仕事場へ自分の書いたものを取りに.12月の講座のテキスト準備.夜になって自分の昔の原稿の図をスキャン してはめ込み何とか完成.あと朝から始めた震源地図は,海岸線の範囲やら描画範囲やらの調整に手間取り,午後日本橋に立つ前にようやく震源をプロットし始 めたが,これが夜に入ってやっとアフリカの半分という遅さ.どうも地図データが範囲が広く数Mと重いからではと推測.とりあえず今はCPU温度が60℃に 上昇中.かれこれ半日,ファンがフルで回りっぱなしの状態.何か前の東北余震のときより地震数に比較して時間が掛かり過ぎるような気もするが,仕方ない. 地震の大きさは山勘で決めたがまあまあ.それより描画範囲がちと中途半端.横の大西洋を入れる代わりに南半球の余分が部分を切るべきかと.これは次のバー ジョン.
Scene contains 223927 frame level objects; 0 infinite.
なので,それほどobjectはないのだが.

2014年11月09日(日) 昨夜の研究会打ち上げで久々に飲み過ぎて,やや頭が重い.釜石の奇跡のK先生の話が思いの外良かった.
 防災How Toの話かと思っていたらそれとは正反対の大変聴き応えのある講演.最近のベストに入る.涙ぐみながら聴く聴衆も多かった.企業のイノベーションと異な り,防災のイノベーションのキーワードは共感という言葉に納得.「災害を語り継ぐ防災など甘い!」という最近の防災学の成果の一端もよくわかった.朝から やや重い頭で近くの休日診療所まで家人を連れていく.1日,12月の講座のテキストの原稿書きでついでにG-R則のグラフの書き換え.昨年8月に大量の G-R則のグラフを作っていたフォルダを発掘.1年前の仕事をもう大方忘れていた.これ確か昨年の宇治の集会への原稿用に作ったものだと思い出した.大量 のawk処理のメモも残る.おかげで休日のひと仕事をやらずに済む.午後,CSで偶然やっていたハンニバル・ライジングの最後の方から見る.これ女優はあの王妃の紋章のコン・リーなのだ.ハンニバルシリーズは前も確か別の作品を見た記憶が.その後,自室の資料机の中身を整理.そろそろ資料の中身を厳選していかないとあふれてしまいそう.
 夜に入って,アフリカ震源地図の続き.再度海岸線データ取得のため,Coastline-Extractorを探す.これが久々に当たりで,やっと前のWebベースのデザインがきちんと独立したソフトウエアになっているのをNOAAの海岸線サイトで見つける.順番からいうとLinuxバージョンは起動できず,Windowsバージョンを入れる.このサイトのWindowsソフトウエアの中の,
これをダウンロードして,実行.最初海岸線データがないとエラーが出たが,海岸線ファイルのこの地図データをプログラムの実行ファイルのフォルダに展開するだけでOK.
GEODAS-NG
を起動して,Coastline-Extractorを選択,とりあえずGEODAS-Coastlineを選ぶと海岸線は書ける.保存は GMT/Ascii形式を選んで保存.これで以前のような海岸線データはゲットできる.あと国境と河川は,GSHHGのファイルを展開して,上記 GEODASのGEODAS-Coastlineを選んだあと,作図の範囲を決めて地図を出し,そのあと上部Extractor+メニューか ら,GSHHGの.shpファイルをインポートする形で開くとOK.これちょっととまどった.あとは上記と同じでGMT/Ascii形式で保存.保存した 地図ファイルを見るときは再度Coastline-Extractorを選んで,適当なサイズ(デフォルトでもよい)で地図窓を開き,GMT/Ascii をインポートで開くとよい.とても簡単.色んな形式にファイルを変換できるようで,前より使いやすくなっているような,高機能すぎてどれを使うか迷うよう な微妙なところ.Linuxバージョンはまた時間のあるときに挑戦.とりあえずデータができたので,Povrayスクリプトにとりかかることに.
 ところが,この作業でまた3時間ほど嵌る.海岸線データが以前のスクリプトでうまく変換されない.まず何かカンマが重なって入る.あるいは行末に挿入し たはずのカンマがなぜか次の行の行頭に来る.色々あがいた結果,元ファイルを一端エディタ上でフルコピーしたファイルを作るとOKだとわかった,この原因 色々調べると,どうも行末にゴミが入っていることが判明.特にwriterで開けると行末で一端カーソルが空打ちする.vimで特殊文字を表示する方法も 試したが,それ以上はわけわかめだったのでついにバイナリエディタGHexの登場.あっという間に分かった.何のことはない,元データがWindows上 で処理したものだったので,データの行末が
CR LF (0x0d0a)
で入っていてUNIXの
LF (0x0a)
のみと異なっていたというお粗末.だからMintのエディタ上でコピーするとCRが取れたのだ.これこの偉い方のサイトで見つけた.何のことはない,行末のゴミではなく,単なるOSによる行末処理の違いというお粗末.これWindowsバージョンで各種データを取得するときは要注意なのだ.恥ずかしいバグ行きのネタかも知れない.それでも原因が1日でわかって良かった.

2014年11月07日(金) 朝から車で鉄材を受け取りに.そのあと大学.一旦自宅に戻って研究会前日の仕事場で,講義準備やらで半日.
 鉄材は意外と重くて,研究室に運ぶのに台車が必要.あと部屋に入れてもらったバンドソーは重い.60kgというのは嘘ではない.とりあえず箱から,台の 部分の組み立て材は出したが,肝心の本体は重すぎてあきらめる.来週の講義のときに誰かに頼むことに.これで何とか12月に見せる実験が間に合うか?講師 依頼状が来て,再来週の頼まれ仕事を忘れていて,来週は準備とかでちょっと忙しくなりそう.夜12月の講座のテキスト原稿書き.とうとう催促が来てしまっ た.何とか日曜には完成したい.明日は1日長いな.自分が授業するほうがはるかに楽だと思った.あと,長周期アンプの基板の図の修正など.これバージョン によって少し回路が異なるので,大学の置いた古い器械からアンプ基板を外して持ち帰った.結構半固定なども変更してあることがわかった.とりあえず動いて いたこの現地仕様の定数を真似て作ることに.それにしてもペイント以外に使いやすい図処理のソフトがないのが辛い.Linuxでもう少し使いやすいソフト があれば乗り換えるのだが.

2014年11月06日(木) 研究会関連でさる計測ソフトの扱いで半日費やす.コピーガードが災いして使い勝手最悪なソフトに振り回される.
 たかだか1万円あまりで,しかも特殊な目的にしか使わないロガーソフトを購入して起動したものの,使い方がわからない.電話で聞くと解除キーのほかに, ライセンスキーを入れる必要があるとかで,しかもそれはWebサイトから申し込めとか.もう今使うのだと無理やり電話でライセンスキーを送るように指示. ところが待っても来ないので再度電話.こちらのメアドが1字間違っているとか.さてライセンスキーを入れてもまったく測定器を認識しない.苛立って再度電 話.技術らしい兄ちゃんが丁寧に答えてくれて何とか操作がわかり無事起動.これでよしと野外で測定しようと装置一切を持って降りると,ライセンスキーがエ ラーで起動できない.どうなってるんだと再度電話.聞くとPCのマックアドレスを叩きにいくのはいいが,LANのつなぎ方で解除キーを変更するのだとか. 何ともしようのない仕様!再度今度はLANを切った上で,HDDの底の方に隠された.iniファイルを無効にして再度解除キーを表示させてメールで送信. これに対応するキーを再度送付してもらう.さて今度は大丈夫と屋上で測定しようとするとまたまた起動エラー.もう電話する気も失せて色々調べると,何と無 線LANがONになっていた.つまり屋上でそのLANが繋がらなくなって,再度起動エラーが起きたとか.再度キーを送ってもらおうと.iniを初期化して 起動すると何とキーなしで今度は起動した.一体どうなってるのこのソフト.先ほどの兄ちゃんは気の毒そうな人なので,丁重にメールで礼を書いたが,考えて みるとなまじっか知識のある技術者が自分の知識を駆使してコピーガードをかけたものの,使用者はそのガードの固さで肝心のソフトが結局使えないという駄目 ソフトの典型みたいな例.こんなのが未だにあるのだと感心するやら馬鹿らしいやら.私のこの半日の苦労で充分このソフト代に匹敵する労力を使わせてもらっ た.技術は人のためならず.
 まあ自分も気をつけようと思う.おかげで何とか土曜日に使う装置の大方の扱いは分かった.あとは当日のIさんの頑張りのみ.夜ハンダ付け続き.ところが 最後の方でなぜか回路図にある抵抗とコンデンサの役割がわからない.これキャンパスに置いた20年前の自作計器のアンプを調べてくる必要がある.あと基板 のパターン図を少し直す.夜に入ってユーロ急落.やっと損失分が戻ってきた.

2014年11月05日(水) 柏原.G-R則再現モデルと,Zipfの法則など.そのあと研究会の打ち合わせでK先生と.帰りは暗くなった.
 工作て,Fijiの地震と紀伊水道の地震の波形を出す.水平動は以前の観測機をほぼ同様の波形で充分満足.これくらい出ていれば,あまり他成分の干渉 やら変な寄生振動やらはそれほど気にならない.まずまずの結果でとても満足.こちらは来年春の発表ということで.
 自宅で久々に長周期アンプの基板作りを始める.とりあえずICソケットをハンダ付け.これ前に回路図を書いていたのを発掘.回路定数など冬に調整の要.これで冬の仕事が決定.あと磁気回路の設計用のMAXFEMというフリーソフトを落とす.一応国名と使用目的をかきこむ必要ある.これさるサイトで推奨されていた,Maxwell 2D Student Versionがリンク切れなため..debはすぐにインストール完了.Win版はPythonx,yを要求するみたい.
アプリケーション→その他→MaxFEMで起動.全く問題なし.ただ最初に磁石2Dの選択がわかりにくい.projectでホームディレクトリ の.MaxFEMの中のconfigを選択.するとprojectメニューの中にApplicationsが現れる.これを選択.さらに Magnetostatics 2Dを選択.するとメニューバーにBCやSourceなど一連のメニューが現れる.なかなかよく出来ている.詳しい使い方は明日に.

2014年11月04日(火) 高3波の話など.あと週末の研究会へのアドバイスとか.寒くなったが快晴のよい天気の1日.
 標記の件で午後遅くまで.そのあと明日の講義の準備とか.複雑系がらみの教材の作り直しとか.あと鉄の注文,磁力計のケーブル注文など注文2件.工作は ちょっと一休み.あとはバンドソーが届くのを待つ.鉄は休日に取りに行く予定.昨日注文のマンデラ本もう着いた.小さくて文庫サイズなのだが分厚い.とて も全部は読み切れそうもなく,積ん読になりそう.明日の講義準備で例の総選挙の得票数のグラフ.calcだと散布図のデータラベルをつけるで,数字が付く がこれの書式で数字ではなくカテゴリを選ぶと,ちゃんとA列に入れた名前に変わる.ただこれをエクセル形式で保存してWindowsPCで開いた途端,こ のラベルがバグる.これ一旦バグると元に戻らない.要注意.fortune500の昨年のはトップがウオルマートになっていた.小売業が強いという米国経 済の商機は凄いな.しかし綱渡りの永久機関を焚こうとするどこかの国はいつエンストして墜落するかの不安が底に流れる.こういう見方も多いし.

2014年11月03日(月) 3連休最終日でだらだら.昨日まではと打って変わって寒い1日.自転車で近所の新規開店のホームセンターまで.
 昨夜は風呂あがりに扇風機が必要なほど.そういえば仕事場には11月なのにヤブ蚊が飛んでいた.夜やっと仕事の続き.今やっている地磁気関係の教材の論 文の草稿を書き出す.これ久しぶりに投稿しようかと思う.あと2年前の試験の最後のエッセイの文章を校正.少し追記する.恒例の引用の文章でマンデラの名言を選ぶ.このソースらしい本も注文.abridged versionという書評もあるけどまあいいか.95才まで生きたマンデラに少しはあやかりたいな.
 標記のホームセンターでは皿ネジだけを買う.品揃えは確かにいいがこんなに大きな店を作られて既存店は大変だろうなと想像する.まあ今開発中の地震計に 使ういつもの隅金は売ってなかった.これはコーナンだけの専売か.自転車でちんたらと片道40分ほどは確かにちょっと遠いか.車は数珠つなぎで自転車で 行って正解.地磁気モデルの論文の方は何とか構成の途中まで草稿完成.あとは図やら解析やらを追加.あと12月の講座のテキストも少し追加.こちらの方は まだ時間がかかりそう.久々に原稿書きでやや充実した夜とはなったかな.

2014年11月02日(日) 研究会の打ち合わせで仕事場.そのあとセレッソ戦.先制するもつかの間後半いつもの負け試合.もう年パスをパス.
 ほんとうに今年の無様なチーム事情を物語る最低の後半で,30分すぎに競技場を出る.同じようなファンが随所に.もうしばらくJ1に帰って来なくていい よ.夜見た鳥栖対神戸の真剣勝負を見たあと,さらにその思いを強くする.1年間まともな練習をしてこなかったことがよくわかる.所詮スポーツで飯を食べる 根性はさらさらなく,サッカーのうまいアイドルに過ぎなかった自分たちを猛反省するためにしばらくJ2で修行するしか彼らへの薬はないと判断.よって冷徹 な市場原理は経営陣に猛反省してもらうために来年の年パスはやめることにした.ジンヒョンと蛍と山下と南野だけどこかの活躍できる新天地を目指してほし い.次の世代と新しい経営陣が真のスポーツ魂を持って育ってくれるまでバイバイセレッソ!
 鳥栖と神戸の頑張りでサッカーへの希望だけは何とかつないだ.真のスポーツ精神とはあのような試合と選手を言うのだ.それに比べて屑みたいな相手を潰す 汚いカンフーサッカーをしていた我がチームが情けない.まあチャラチャラしていてもきちんと点を入れて勝っているうちは人間って寛容なのだが.さて愚痴は これくらいにして,やっと磁気モデルの計算が何とか形になってきた.原理を理解するまでかなりの時間がかかった.ようやく裾野の負になる曲線が出てきた. これきちんと両極からの磁界を定義して,z軸方向の成分の和を計算するだけなのだが.仕事場の地震計をつないだPCはやはりスクリーンセーバーの起動後の 画面フリーズで止まっていた.これ残念ながら解決策が見いだせないので,スクリーンセーバの起動を止めた.片方のモニタだけ常時点けておくことにする.
 自宅の器械は,フィジーのM7.1をきれいに捉えていた.深発地震なので表面波はないが,P,Sの到着が鮮やか.伊予のM4はわずかにとらえたのみ.感 度を上げるにはやはり自宅基礎直付にする必要がある.これは次の作業.今はとりあえず12月の講座に向けたアナログモデル作りを優先.

2014年11月01日(土) 休日出勤で仕事場の片付け.そのあと,職場にゴム吊りの地震計を1台セット.風なのか波形が盛大に揺れる.
 地震計はセットして帰る.仕事用のデスクトップPCにUSBで接続.例によってユーザーのdialoutへのグループ化が必要
sudo addgroup user dialout
これ,再起動かログアウトの必要あり.これでArduinoからシリアルポートへのアクセスが可能となる.
 意外と一発できれいに波を書いた.しかしいつもの3番目のDIP_SWの選択では,基線が大きく波打つ.環状線の震動は思ったほど大きくない.風が影響 していると考えて吊る軸の裏側の古い換気扇の窓に外側からダンボールと養生テープで目張りする.これでかなりましになったが,それでも基線のズレは大き い.結局記録をノートPCをからデスクトップPCに戻してから,アンプのゲインのSWを一段下げることにした.これで一晩様子を見ることに.積分アンプのコンデンサが100μFと大きくそれも影響している可能性がある.
 夕刻自宅に戻って,しばらくプレミヤの試合を見たりしてから,磁場の勉強.未だHとBの森を彷徨う.工学系では電流との関係を記述するために未だにHが 幅を効かせているとか.なるほど.とりあえず棒磁石の磁界についてはHの式を得る.結構真面目にノートに記録.久々の紙上の計算がこのところ続く.
 月が変わったので,忘れずにKMAの画像の更新.古いバークレーの電磁気学の教科書に (p.231),G(ガウス単位)の話が載っていて,現在一番強い電磁石は10の5乗G(10T)近い能力(初版の1970年代?)で,地磁気はわずかに 0.5G(50μT)前後.銀河系の星間磁場が10のマイナス5乗G(10のマイナス9乗T)という.つまり1Gは実験室で得られる最大の磁場と,宇宙論 において重要な磁場の大きさの幾何平均に当っているという興味深い話.これエッセイネタになるな.今現在だと物性研究用パルス電磁石が40T程度,瀑縮コ イルを用いて100T程度というネット情報がある.ネオジムも理論値では1.5T程度と書いてある.この関係で佐川さんのネオジムの発明はノーベル賞もらえるかも.この人も徳島出身なのだ!この道筋も考えると,発電機などの効率アップを通してエネルギー革命に貢献できるすごい道のりなのだ.ネオジム磁石の常軌を越えた磁力に感動しながらこの記事を読んだ.
 へえーこんな考えもあるのだ.今までこういう考え方を結構馬鹿にしてきたキライがあるけど,この論はうなずけるところが多い.ただ時計を逆回しすることが本当に可能かどうかということなのだけど.なるほど政権入りしたこともあるんだ.グローバル化の代わりに,保護主義的にブロック経済化を志向するという歴史の歯車の逆回しを考えているみたいだけど,私にはそれは結局世界大戦という歴史の負の遺産をもう一度経験するしかないという,ある意味のニヒリズムの臭いがするのだけど.どうかな.でも確かに傾聴するに値する興味深い論ではある.


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