<Diary with linux, geoscienceguitar & others> 2014.Oct.
「備忘録/日記」(自分のためのメモですが何かの参考に,背景はエルニーニョ秋モードに変身)

2014年10月31日(金) 久々にハンダ付けなど.ユーロ上げでお宝の小遣いがなくなる.余計なことをする日銀にそのうちバチが当たるぞ.
 エネルギー保存則を知らない経済通とかが幅を効かすのはどうしたものなのか.通貨というシステムがどのような信任性の元に運用されているのか.そのメカ ニズムもよく解っていないのに,これだけ国が円をばら撒くという政策が誰も責任を取らない形で進んでいくシステムって一体何なの?と思えてくる.そのうち バチが当たるのだが,それが原因を作ったパリサイ人ではなく,一般の我々にまで火の粉が飛んでくるのは御免被りたい.未来のために今我慢をするという思想 が時代遅れになったいま,天罰はその当たりどころを探してうろうろとこのカオスの世間を動き回る.
 研究会に向けて製作した海底モデルの理屈の部分を検証することを1週間続けている.そのためになつかしい学部4回生のときのゼミで使った教科書を古本で格安で手に入れる.大体当時の大学生にはinterpretationという言葉からして難解であった.1965年と古い出版であるが,名著の価値は変わらない.何か当時の記憶がぼちぼち蘇るから不思議.
 processingで磁位を求める式を書いて,磁界はその位置差分から計算するという手法で,海底モデルの理論磁化を計算する.なかなかいい感じで出 てきた.実際に観測されるのはこれと一様と考えてよい地磁気との合成磁界ということになるが,z成分で考えているので,地磁気はコンスタントと考えること ができるから定性的にはこの計算でグラフを書いてもよいことになる.processingまだ不慣れではあるが段々と思うことができるようになりつつあ る.ただ前回の大学の授業では碁石モデルの計算はやはりN88互換BASICを使わざるを得なかった.このあたりはまだ慣れの問題.
 明日仕事場に持っていくために,電源とかを追加でハンダ付け.あと長周期用のアンプを作って大学に持っていくのが急務.比較の地震計の製作はようやく概 要がまとまりつつある.鉄材屋に頼んだ見積もりの返事がまだ来ない.こちらはBKモデルの試作用.昨日,2013年度の日記の科学&プログラム関連をまと める.その関連で昔の備忘録を漁る.数年前なのにとっくに自分でも覚えていない,プログラムの処理の詳細やらハマった件やらが満載で本当に驚く.やはり自 分の研究史はきちんとノートを取る必要があるなと痛感.10月はこのように終了した.10月は黄昏の国だったのか.

2014年10月29日(水) 寒さ本番で,少し厚着をして柏原まで.急に寒くなって季節の移りを実感.エスカレータ前の花壇の花が美しい.
 今年の学生は居眠りも少なくよく食いついてきれくれている.勢い,少し余計な話をして進路が遅くなるのが困るが割と充実した講義であるには違いない.同僚の研究授業の周辺調べで,磁気探査の資料を漁っていて,学部ゼミのときの古いコピー本を 発見.これ探していたのだ.書き込みを見るとびっしり単語を調べた日本語が書き込まれていて,学部時代の英語力のなさに今更ながら感心.式も結構追ってい たのだが,ほとんど忘れてしまっていた.自宅に戻って,早速元の本を探すと,ラッキーなことにハードカバー初版がAmazonの中古で3500円であった ので,早速購入.ゼミでは確かミスプリが結構多くてその始末に困った記憶が.教授が式の形に惑わされず,1/rか1/rの2乗かなどの基本的な部分を気を つけてみないといけないと示唆していたのを覚えている.ゼミ生のなかで一番数学ができた女子学生は確かさる県の理科の先生だったか実習助手だったかを受け ていた記憶があるがそれからどうしたのだろうか?
 Povrayを久方ぶりに復活.アフリカの震源地図の作成を始める.かなり文法を忘れている.特に図法を円錐図法からミラー図法に変更するのでこの部分の書き換えが結構大変.座標の計算式はwikiのなぜか英語版の方が詳しい.
 あと苦労している海岸線データ.GMT謹製の>を# bに全部置き換え.これ結局awkではエラー続出.下記sedコマンドで一発で通る.
 sed -e "s/>/# -b/g" Africa_f_GSHHS.dat > test.dat
とても簡単.こちらはエスケープシーケンスやら正規表現やら考えなければいけないawkより断然自然である.
あと,-999の行の重なりを除去するのは,
 awk '{ if (($1 <-900) && $2=="") {} else {print $0}}' test2.dat>test3.dat
でOK.これを見つけるのにとても苦労.

まあ今宵はこれくらいにしといたろ.

2014年10月28日(火) 今日も遅くに研究室.中高ともに遠足で閑散.コイルを巻く.あと明日の講義準備など.清々しい秋晴れ.
 自宅に帰ってから,古いBASICプログラムを探すが,HDDには見当たらず.昔のWebサイトに載せていたことを思い出し,そこからダウンロー ド.Processingに直すのは手間だと思い,駄目元でN88互換BASIC上で動かしてみると何か脈がある.ほかのは動くが肝心の碁石モデルが動か ない.文字コードかも知れないと一旦エディタからメモ帳に写し,再びコピーすると何ときれいに動いた.これで明日の講義はOK.あとこれもダメ元で Mint上のwineにも互換BASICを導入.これダウンロードしてエグゼファイルを実行するだけ.きちんとwineが立ち上がり見事インストールでき た.メニューのその他のところにちゃんと互換BASICのロゴもできていて,こちらもファイルをロードして実行するとちゃんと絵を描く.これスクリーンの 切り替え命令も使っているのにそれも動く.ただ少し時間がかかる.それでもこれとてつもない進歩.前みたいにxnp2などの助けを得なくても互換エミュ レータだけで動くのはとても助かる.これで12月の教員講座も目星がついた.その関連で格安バンドソーを買ってもらうことに.とても安すぎて大丈夫かと思うけど,ここの口コミで は何とか使えそうなのだけどどうかな.これで帯鉄を火花を散らさず切ることが可能となったので,フラットバーを注文しようと前にも鉄材を注文したところに 電話で見積もりを聞く.昼休みを挟んで電話したが忘れてたみたいで,午後一番で再度電話.今まで買った業者の中ではやはり一番安い.あとは何個繋いで実験 をするか.ジャックブルースに赤瀬川原平.次々と鬼籍に入るか.不幸な事件から同じような気の毒な道を辿ったこの方の科学的な道のりを今少し辿ってみたいと思っている.創発であるとか自己組織化を随分語っておられたのだ.

2014年10月27日(月) 遅くに仕事場.ボビンにコイル巻き.昼ごろ険悪な天気.再び寒冷前線の通過.夜寒くなる.近所まで散歩など.
 同僚の研究会関連で,Vine(1966)を 割とまじめに読む.なるほど,当時の状況が良く分かる.いまでこそ海洋底拡大説は定説なのだが,まだ足元の定まらぬ中でVineが苦闘する様子がみなぎっ ている.特にファンデフッカ海嶺のあたりの解釈に苦労している様子とか,当時400万年あたりまでしかK-Arでの年代が定まっていなかった海底の年代を 1100万年くらいまで外挿できるなどの議論は新鮮.さらに拡大速度の場所ごとの違いや,同じ海嶺での途中での拡大速度の変化などまで読みとっている.最 後はファンデフッカのエニグマチックな縞模様を北アメリカ大陸の北西進による変形と結びつけているあたりはさすがの展開.このあとCoxの地磁気編年代表 の論文が1969だったかに出るという時系列.

2014年10月26日(日) 久々の休日でだらだら過ごす.暖秋続く.夜近くに落雷.典型的な寒冷前線通過.雨音が段々大きくなる.
 花の関係の買い物やら,いつもの近所の自転車巡りやらでだらだら過ごす.夜セレッソ戦をネットで見るがまたまたダメッソモード.今年何度このモードに なっているか.もう,一度J2に落ちて,すべて最初からやり直した方が長い目でみればいいように思えてきた.山下やジンヒョンや蛍は南野は移籍して代表へ の道を歩んでもらって,その他のどうみてもJ2レベルのぬるま湯に浸かった今居るレギュラーと今後出てくるユースからの若手で数年かかってもいいからタイ トルを取れるチームへの道をきちんと立て直した方がいいように思える.フォルランもカカウも悪いけど解雇して,もっとJ2に見合った選手を補強した身の丈 のチームに戻ったほうがいい.自分の力を過信してバブルで弾ける癖はもうお終いにしよう.近場への落雷続く.この季節にしては珍しい.
 GMTに続いてawkで1日嵌る.どうしても条件分岐でうまく行かない.
awk "{ if (((\$1 >= $W) && (\$1 < $E) && (\$2 >= $S) && (\$2 < $N)) || (\$1 == ">")) { print \$1,\$2 }}" $source_file > $out_file
がsyntacs errorでうまく通らない.最後の || (\$1 == ">"を省くと問題ない.
この原因で半日悩むが,未解決.\>にしたり色々試行したが駄目.awkの文法や正規表現を調べるがすっきりせず.今日のセレッソの試合みたいで不 満の溜まる1日.とりあえずGSHHSのfull海岸線をQGISでgmt用の北緯東経に直したファイルは完成.これからとりあえずアフリカ周辺を切り取 るところまでは終了.前のように>で区切らず全部東経・北緯データで行こうと考えたが,よく考えるとshperesweepでは途中でやはり線を チョン切ることが必要と思い直し,先ほどの処理となった.残念ながらこの件ペンディング.まあQGISが特別なことをしなくても使えるようになっただけでも進歩と言えるか.
 夜半になって,上記の件を一応解決.次のスクリプト,元の>区切りに戻して正規表現で一致を行うことにした.
awk "{ if ((\$1 >= $W) && (\$1 < $E) && (\$2 >= $S) && (\$2 < $N))  {print \$1,\$2}  else if (\$1 ~ />/) { print \$1 }}" $source_file > $out_file
これで一応データファイルは完成.ただ北緯東経でも切っているので,
5.375833 59.989972
>
>
32.278333 31.125389
などと>が連続する部分が出てきてしまう.これを直すのが次の仕事.Coastline Extractorが生きていれば無用の仕事なのだが.『時代は時として劣化する』これぐぐっても出てこないので私のオリジナルとしよう.

2014年10月25日(土) 仕事場で磁気回路設計とコイルボビン作り.ほぼ最終案が固まる.アクリル板を旋盤で穴あけとか.秋晴れ.
 磁気回路の方,何とか信号の出力がある幅で変化しないような磁石とコイルの配置の工夫を考える.これ実用新案にならないかな?旋盤の方は最近は慎重に怪 我をしないように.何せ一人だから.あと今日は古顔が何人か出勤している,職員室で地磁気測定本のコピーをさせてもらう.若い知らない先生が増えている. ボビンはいつものように接着だけして帰宅.
 自宅でnetCDFと格闘.これをテキストに変えるncdumpをapt-getで入れる.しかしテキストにはなるが,やはり難しいフォーマットで解読 できず.このあと,色々試行して,結局,netCDFは諦め,.shpファイルからの変換を考える.まずSHHGSの海岸線を,
http://www.ngdc.noaa.gov/mgg/shorelines/gshhs.html
のdownloadから辿って,
gshhg-shp-2.3.2.zip
から落とす.これを解凍.それをフリーウエアのQGISを使って変換する方法に挑戦.情報はこのサイトから.これがどうも功を奏してうまく行きそう.とりあえず.shpファイルからgmtベースの東経,北緯の>区切りのテキストデータ作成に成功.これとても大変だったが何とか実用化できそう.なおQGISはこのサイトにあるインストール法で,
sudo apt-get update
sudo apt-get install qgis python-qgis
で何ら問題なく,インストールできた.これ結構重宝しそう.久々に変換の技に挑戦.なかなか苦労した.
夜,上記作業と並行して,久々にTVの映画.REDを途中から見る.あとNHKのSONGSのZepplinも見てしまう.ややTVで浪費.

2014年10月24日(金) 仕事のない日で,家の用事で市内まで.某航空系ホテルで昼食.値段も高くなって何か大名商売気味.
 自宅に戻ってずっと,GMTの調子を見る.わかったことは,海岸線を描くpscoastに癖があって,昔のスクリプトのままでは海岸線だけを書かないこ とがわかった.河川も国境も問題なし.これ試しに-Wオプションでペンの太さを1にした途端に海岸線を描いた.(今までは4にしていた).これがわから ず,gmtdefaultsの設定を変えたりするのに,昔のHDDを引っ張りだして,片っ端から古い.gmtdefaultsを探し回ったりした.また海 岸線の置いたディレクトリを疑って,5.1との競合を調べたりととてつもなく時間がかかった.しかし解決はしたものの,本質的な何が問題かが分かっていな いのは辛い.これ大学の実習でも使うのでちと困る.おまけに5.1の日本語情報はほぼ皆無だし.端境期は困るな.端境期と言えば世界海岸線データも同じ状 態.これNOAAの公開がなくなって本当に困る.こんなものくらい日本のどこかの研究所が一般公開しておいてほしいのだけど.
 今日の家の用事のついでに「東急ハンズ」に行ったら,SS400の直径80mmで厚さが20mmくらいの丸い板が400円くらいで売っていた.これ自分 としてもさる実験用にどこかの鉄材料店にやや大量に発注したいと思っているところ.インド行きのメンバーからメール.デカン高原巡検の宿を調べてみる.この宿が初日と2日目のアウランガバード.最終日がこの宿. いずれも4つ星で1泊6000円くらいか.ただし巡検総費用が20000ユーロなので,もう少しやすいだろうと思うが.この最初のホテルはカードのルーム キーが壊れていて,その修理ができずに2日共,部屋に入るのにいちいちマスターキーを持ったボーイを呼ぶ始末.めんどくさいことこの上ない.おまけに治安 を考えると部屋を出る時に鍵をしないことは考えられないので,いちいち何かするにもその度にボーイを呼ぶ始末.最終日のホテルはキーは大丈夫だったが,無 線LANをつなぐ設定で(これインドDocomoというプロバイダ),どうしてもインド国内の電話番号が必要となるシステム.そんなものはないので,諦め ていたところ,同宿の別の日本人の方はフロントの携帯の番号を聞いてそれを入力すればOKだったとか.どんだけめんどくさいのかと思うがそういう国なの だ.改めてハイデラバードの5つ星のハイアットホテルのきちんとしたホテルであったことに感心.これが学会割引で1泊8000円ほどだったのは驚嘆に値す ると思うけどな.
 アフリカの震源地図.やっと深夜にプロトタイプが完成.あとは細部を詰める.

2014年10月23日(木) 高3テスト返しと過去問.あと同僚の研究授業関連の教材作りのお手伝い.これうまく行けば論文になるかも.
 アフリカの先生に震源地図を送るために少し調べる.昨日のcoastline extractor,違うアドレスで頁は表示されたものの,やはり期限切れ表示でコマンドは使えず.これとても困る..shpファイルを幾つかダウンロードして,GMTで使えるように直すようなソフトも 試してみたが,テキスト表示になるもののタグが取れず.これもやっかい.アメリカもいつの間にか役所が官僚的になってきたのか,こういった有意義なサイト が消えてきている.GMTから海岸線だけを取り出す方法を考えるのも結構やっかい.これはとても困った.自作の世界地図データをどこかのHDDの隅からほ じくりだすことも考えてはいるが---.こんなITご時勢にまともなフリーの海岸線テキストデータが簡単に入手できないとはまことに情けない.
 夕刻,以前に学会で声を掛けていただいた方からメールが入り,夜になって電話で話す.オープンソース関係の仕事の件で幾つか議論.まだこの世界から完全に忘れられていないのを確認してちょっと嬉しかった.

2014年10月22日(水) 小雨のなか大学キャンパス.少し準備不足気味.夜性懲りもなく,金鳥スタ.何とか勝ったが危ない危ない.
 持ち帰った記録を再生.水平動の2本はまずまずの一致か.雑音の原因がよくわからないのが気持ち悪い.夕刻,金鳥スタ.何か期待感の薄い試合で早々に 10分で失点.しかしまあ相手もミスが多く,すぐにキーパーの判断ミスで同点.後半は楠神の意地のドリブルでPK獲得.カカウのうまい点もあってまあ勝て たが,寒い内容は変わらず.特に相手の放り込みに対処するのがまず過ぎる.染谷の判断ミスも多い.ボランチがまるで効いていない.山口の欠場が痛い.あと アーリアはトラップがアマチュア級.もし何とか残留したとしても来年も厳しいな.
 夜,アフリカの地図を作ろうとして,いつものcoastline extractorに出かけたら,店が閉まっている.このあと色々調べたが生データがどうしても見つからない.これで凹む.とりあえず明日まで置くことに.

2014年10月21日(火) 高3のテスト日.採点などして,コイル巻き.少し巻きすぎてボビンからあふれる.あと明日の講義準備など.
 夕刻一眠りしたあと,地磁気の計算の続きなど.表計算でプロファイルを何とか作る.理屈はわかったが細部がまだ不明.あと少しバイン−マシューズ論文関連を漁る.ここに はさすがにUKがらみの名前が中心に出てくる.その関連で地震とんでも論とかプレート否定説とかに出くわす.まだこんなのが出ているのだなと感心.あと日 経爆下げ,夜に入ってユーロ爆下げ.気合だけで持ってきたアベノミクスも風前のともしびで,やはりエネルギー保存則に逆らう企てはいつかは破綻するとおテ ント様がみているような.

2014年10月20日(月) 社長出勤で仕事場へ.雑用やら講義の準備やら.午後遅く屋上で鉄工所.四角パイプからU字ヨーク骨格を切り出す.
 まだ熱いU字のヨークを持って降りたら物理のHさんに,今日も岡本鉄工所ですか.と笑われる.U字ヨークなかなかうまく切れた.あとコイルボビン用のア クリルパイプの切り出し.旋盤で金鋸の刃のやっつけバイトで突っ切る.古地磁気の計算,通勤で頑張る.やっと置換積分の2/3が終了.あともう1件だけ.
 さすがに編集工学の本家は,最近のカタカナコンサルに厳しいBullwhip Effect「早い失敗」にアドバンテージを見ているが今日の拾い物.
 自宅で,震源初動分布地図の続き.なかなか教材としてのいい地震を探すのは骨が折れる.大抵どこかに瑕疵がある.このサイトの 地震の発震機構解を眺めて,初動分布地図になりそうなものを探す.ビーチボールと初動分布地図とは上部の半球と下部の半球の投影の関係がややこしいので, 結構把握が難しい.変な地図を見せると誤解の元になりそうな気もする.ヨークを持ち帰り,磁束密度の測定など.結局L字隅金がなかなか良い結果.これに最 終的に落ち着きそうな.頑張ったヨークの方は間隔が3cm以上開いたが,3個ずつ直列なので磁石表面では525mTを記録.これまでのレコードか.ただ製 作がしんどい割にはそれほど効果なし?磁気回路の方はこのように段々と絞られてきた.あとはコイルボビンを複数試作してコイルの太さの効果を調べる.

2014年10月19日(日) 午後自転車で堺の方まで出かける.まだまだ知らないところがたくさんある.夕刻から磁気回路設計続き.
 磁気回路の空隙の磁束密度の測定続く.ヨークなしとヨーク付きとを比べると中央部で,66/40mTで,1.65倍の違い.文献にある2倍までは行かないがまずまずの効果.さらに調べると,透磁率では軟鉄とSS400の違いもほとんどないことがわかった.ここにもSS400で充分という記述.さらに専門企業もSS400で作っていることがわかった.ここに磁石の種類別特徴.いやーやはりいた.純鉄ヨークを自作しようとしている人が.ということでSS400の磨きフラットバーを注文するかと思案中.結構磁気回路の展望が見えてきた.SS400で切り貼りするかホームセンターの隅金で手間をかけずにという方針がほぼ確定.
 ちょっと古地磁気学の練習問題を解答を見ながら追う.三角関数の微積分と変数変換のおさらい.随分忘れているな.おかげで勉強になる.あと例のBTWモデルの翻訳の続きなど.これちょっとした発明!

2014年10月18日(土) 休日仕事場.気持ちのいい秋晴れの元,部屋で鉄工作と買い出しとか.午後帰宅買い物とか.夜セレッソ無念.
 今シーズンのセレッソはスポーツがまるで予測どおり進まない典型.これ非線形スポーツ学のいい教材になりそう.最攻どころか最降のシーズン.夜,初動分 布地図を色々作りなおす.既存のものをまず観測点名を黄色に落として目立たないように改良したバージョン.あと,正断層,逆断層の初動分布例を気象庁HP から探して作る.それにしても気象庁の頁わかりにくいなあ.そもそも同じ初動発震機構解データがここにあるのは,テキストの検測値.ここに あるのがpdfの図.これ何とかしてほしいな.ていうか,そもそもこの頁を使っている人がほとんどいないという気もしてきた.もうちょっと科学コミュニ ケーションたらいうのを勉強しはった方がいいようにも思うけど.自分はこのpdfの在処が最初解らず,やっぱり高いDVDを買わす魂胆かと息巻いてしまっ た夜もあった(笑).セレッソ段々とアベノミクスの行く末と似ているのですが.気のせいですか?

2014年10月17日(金) 朝遅くに仕事場へ.ひんやりした秋深いモード.久々に鉄工所再開.切断機と旋盤も使う.磁気回路に苦闘.
 何とか仕事が順調に進むようになってきた.とりあえず何かすることがあるのは良い兆し.自宅ではSOCのテキストのBTWモデルの翻訳を再開.日本サッ カーとセレッソサッカーはまるでシンクロナイズするように傷んでいる.どちらも責任者が責任を取らないところまで同じ.たんまり上納金を吸い上げられてい るユーザーとしては意見を言う権利はあると思っている.南野かわいそうだったな.セレッソも悪い因縁がついて回る.もう私が監督なら,この春以来すべての 歯車が狂う元になったフォルランには引導を渡して,カカウだけをレギュラーにしてチームを再構築するけどなあ.これでJ2転落は5分5分となった.こんな 年に限って早々と更新案内が来た年パスをどうするかを思慮中.年パスも年を追うごとに安くするとか古い客を大事にする商売をしなくなったな.日本の企業 は.携帯といい,このチーム商売といい,新規ユーザーだけに頼ったビジネスモデルばかりを追っていると今に痛い目にあうから見ておいた方がいい.「ビジネス栄えて民滅ぶ」これ今検索を掛けたが誰も言っていないので私のオリジナルということで.
 今回の工作で初めて,5mmタップを折る.それほど荷重をかけていないのに途中でパキンと折れた.タップの折れた部分を万力で挟んで何とか取り除く.こ れ新規磁気回路の予定.それにしてもSS400の丸棒は切断機でサクサクと切れた.このところのS45Cとはかなり趣が違うのが実感できた.

2014年10月16日(木) 高3テストで授業なし.テスト完成.GMT5.1.1のインストール.しかし,懸案続出.しばらく置くことに.
 GMT5.Xは何とかインストール完了.仕事場のPCはg++が入っていなくてこれを入れてcmake終了.GMT4.X用のスクリプトを修正.フォン トはやっと豆腐から字がカラーに変わった.しかし経緯度線にジャギーが出て汚い.これ原因不明でもう少し日本語情報が出るまでお預けに.自宅の GMT4.Xをどうにかすることを先に考える.このサイトに私と同じ症状の例を発見.仕方なく,同様のバグ報告を載せるこのサイトの情報を参考に,一旦GMTを消去してから再インストールを試みる.以下備忘録.

LinuxMint17 64bitへGMT4.Xを再インストールする.   16th Oct.2014
 by Yoshio OKAMOTO

http://munibus.hatenablog.com/entry/2014/04/05/174605
を参考に,ソフトウエアの管理から入れた旧バージョンを消去.
sudo apt-get remove gmt
次に
sudo apt-get install libnetcdf-dev
はすでにインストールずみ.
sudo apt-get install gdal-bin
sudo apt-get install libgdal-dev
は通る.
ダウンロードディレクトリに入って
sudo ./install_gmt4.sh
でインストール
GSHHG(海岸線のデータ)のインストール先:
/home/seagull/Downloads/gshhg
実行ファイルのインストール先:
/usr/local/gmt-4.5.12/bin
のみを変更.

これでOK!
きれいに海岸線が繋がった.以前のスクリプトも有効となった.
これで気分を良くして,地震年報データからP波初動時刻,位相表示地図作成の標準スクリプトを整理.これも2004年あたりを境にデータの形式が変更に なっているみたいで,新しい方に見合ったスクリリプトを古いデータHDDからひねり出してきて修正のち整理.例えば下記のように.

#!/bin/bash
# [Obs_gmt5.sh]***********************************************************************************
# GMT4.Xで2005年千葉県地震の地震年報観測点を書くスクリプト(四捨五入バージョン)
# J2005072316345632 023 353490 061 1400831 091 730819860D56V511B2 3 93CENTRAL CHIBA PREF       42K
# by Y.Okamoto 16/Oct.2014
# ************************************************************************************************

export PATH=/usr/local/gmt-4.5.12/bin:$PATH
#export PATH=$PATH:/usr/local/gmt/bin
export PATH=$PATH:/usr/local/gmt/share/coast

out_file="N_Chiba_obs5.eps"
source_file="NW_Chiba2005_obs.csv"

Area=135/142/34/38 # Draw area
scale=138.5/36/1:600000   # center & scale

# 海岸線(GMTの内蔵)
pscoast -R$Area -Jt$scale -Df -B1g1 -W6 -Lf140.40/34.3/35/100k -K> $out_file
#pscoast -R$Area -Jt$scale -Df -B5.0g5.0 -W4 > $out_file
# 県境(自作データ)
psxy Japan_PB.dat -R -J -B -W1 -m -N -O -K >> $out_file
# JMA観測点(小○)
awk -F , '{print $7,$8}' $source_file | psxy -R -J -Sc0.22 -B -m -W6 -N -O -K >> $out_file
# JMA観測点名(薄黄色,英語)
awk -F , '{print $7, $8, 20, 0, 30, "LB", $1}' $source_file | pstext  -R -J -D+0.1/-0.1 -B -G220/220/0 -N -O -K>> $out_file
# 初動分布(U,D表示)
awk -F , '{if ($6 == "D") {print $7, $8, 24, 0, 1, "LB", $6} }' $source_file  | pstext  -R -J -D-0.1/+0.2 -B -G255/0/0 -N -O -K>> $out_file
awk -F , '{if ($6 == "U") {print $7, $8, 24, 0, 1, "LB", $6} }' $source_file | pstext  -R -J -D-0.1/+0.2 -B -G0/255/0 -N -O -K>> $out_file
# 初動到着時刻(ダミーデータを取り除くif文+秒小数第2位の四捨五入計算)
awk -F , '{if (substr($3,5,2) != "56" ) {print $7, $8, 20, 0, 5, "LB", substr($3,5,2)+int((substr($3,7,2)+5)/10)/10 } }' $source_file | pstext  -R -J -D-0.2/-0.4 -B -G0/0/255 -N -O -K >> $out_file
# タイトルと署名(位置は各ファイル先頭の経緯度で調整)
pstext title.txt -J -R -N -O -K -P>> $out_file
pstext credit.txt -J -R -N -O -P>> $out_file
# 画像変換(epsからpng)
convert -alpha deactivate N_Chiba_obs5.eps N_Chiba_obs5.png


一方地震年報(Mecデータ)からのデータ抽出は,

#!/bin/bash
# [Tyuetsu07_data.sh]**********************************
# GMTで中越地震の地震年報観測点データを作るスクリプト
# by Y.Okamoto 29 Sep. 2013
# **********************************************
# UとDのみ抽出
#awk '{ if ( substr($0,80,1) == "U"|| substr($0,80,1) == "D" )  print $0 } '  mec.dat > test2.dat
#時刻精度の高い場所のみ抽出
awk '{ if (substr($0,24,4) != "    ")  print $0 } '  mec2.dat > test2.dat

# データ並びの抽出と整列
awk '{ print substr($0,2,6), substr($0,16,2), substr($0,20,8), substr($0,28,2), substr($0,32,6), substr($0,80,1)}' test2.dat > test3.dat
awk '{ print substr($0,1,6) "," substr($0,8,2) "," substr($0,11,8) "," substr($0,20,2) "," substr($0,23,6) "," substr($0,30,1)}' test3.dat > test3.csv

#awk -F , '{if ($2 == "IP" || $2 == "P " || $2 == "EP") print $0 }' test3.csv >test4.csv

#観測点ファイルの処理は
awk '{ print substr($0,1,6) "," substr($0,15,3)+substr($0,18,4)/6000 "," substr($0,22,2)+substr($0,24,4)/6000}' 2009stations.txt > stations.csv

sort -t "," stations.csv >stations_sr.csv
sort -t  "," test3.csv >mec_sr.csv
#sort -t  "," test4.csv >mec_sr.csv

join -j 1 -t "," mec_sr.csv stations_sr.csv > NW_Chiba2005_obs.csv

こののち,磁気回路の小さいものを作成.この前と同様,磁束密度を測定など.磁石の間隔を0.7倍に縮めたら,中心部の磁束密度が62mTから一挙に 136mTに跳ね上がった.これは磁束密度が平均で2倍以上になっていることを示す.従って今度は巻き数を半分程度に減らすことができそう.これはかなり 経済的.

2014年10月15日(水) 大学授業の日.近鉄が動物との衝突で遅延.珍しいな.何かまた受講者が増えた.今年もみんなやる気ありそう.
 3回目の授業を楽しくこなして,仕事場に帰って何とかテスト作りを完成.エッセイの草稿も.ラーマーヤナの原本を探して,JUNK堂まで.あらかじめ電話しておいたが,とりおきしてもらったのがジュニア向けとわかり,キャンセルしてもらう.ついでに別の岩波文庫本を 購入.自宅へ戻ってエッセイを書き直す.まずまずのものになった.インド総集編という内容か.ついでに大学授業用のJMAデータを用いた初動分布地図の改 良を試みる.ところが自宅のGMTの調子が悪い.海岸線を変なつなぎ方.これ調べると今年の8月の日記にあった.これどうもMint=Ubuntuの謹製 GMT4.6.11のバグだと思う.5.1.1を8月に入れているのでそちらで様子を見る.それでも図が逆さまになるとか,フォントのところが豆腐みたい にバックに色が着くとかやはり少しおかしい.これ明日の仕事.それにしてもGMT5.Xの情報がほとんどない.みんなどうしているのかと心配になる.8月 の日記のインストールほかは公開したほうがいいかもしれない.

2014年10月14日(火) 朝遅めに仕事に出ようと思ったら珍しく人身事故で電車が止まっている.仕方なく車で出勤.地震計もついでに運ぶ.
 自宅裏の私鉄はほとんど事故で止まることは珍しいのに,今日はその偶然の日になってしまった.駅員さんの説明から時間がかかることがわかり,すぐに車に 切り変える.前の自宅で観測に使っていた地震計を2台積み込む.授業には余裕で間に合ったので,午後テストの算段とか明日の講義資料とか作って,車で柏原 キャンパスまで.国道25号が例によって時間がかかる.4時半に到着.地震計を台車で運んで,ついでに水平動の方を今までのL22の上下動をはずしてその chにつなぐ.最初回路からコイルからの線だけソケットを外したが,そうするとダンピングがかからないことに気づく.回路に刺したままにして,基板の入力 のところにワニ口をはさんで,信号を取り出すことにした.水平はなにか円形の金属板の上に台を置くとちゃんと水平が取れた.調節ネジは固くて工具なしでは 回せなかった.これで現行センサとの比較観測を行う予定.ついでに紀伊水道の地震のデータを持ち帰る.家で波形を描くと東西動がとても似ている.ただ位相 が逆になっているみたい.これ明日確認.あと自宅と大学の建物はほぼ45度ずれている.この補正とか考える必要がある.
 夜,代表戦.つまらない試合.これなら誰でもファイナルステージの阪神を見るよ.もうアギーレとかいう人も諦めた方がいい.大体協会の責任者が責任を取 らない形で変な人事を行う事自体がファンに対する冒涜だと思う.しばらくセレッソと同じでJ2に落ちて頭を冷やした方が,先のためにはむしろいい.こんな 選手起用ならサッカーに詳しい横丁のご隠居の方がよほどいい試合をやると思う.結局この20年間でまともだったのはオフトとトルシエとオシムだけだったと いうお粗末.昨日のJRの全面運休といい,日本全体が過剰ガバナンス=ことなかれ主義の変な萎縮ムードに入っていて,一旦みんな頭を冷やした方がいいよう だ.おそらく経済でこの先ナイアガラが起きてどうにもならなくなった時にやっとわかるのだろうけど.その時はもう遅いか.自分はしがない開発を趣味で続けるしかないけど.翻訳とりあえずセルオートマトンまで.ただ翻訳だけでは本筋の式がまだよくわからないところがある.

2014年10月13日(月) 暴風警報下,門衛さん以外誰もいない仕事場.午後JRが止まるというので早々に帰宅.風雨期待されたほどでなし.
 マラウィの女教師にせっつかれた学会の写真を何とかWebに上げる.あと水曜の講義資料など.JRは本当に16時に止まったらしい.何か段々と責任逃れ の態勢がどんどん支配的になってきたような.平日だったらどうしたのだろうか.近くの高野線は今もちゃんと動いているようなのだが.台風が弱まるのはほと んど予想されていたと思うのだが.昨日元の住宅へ草刈りに.ひっつきむしに全身をやられて,その後始末に往生する.古い地震計を2台持ち帰る.中はまだき ちんと動きそうだが,さすがにバネは錆びてしまっている.このマグネットの隙間の磁束密度を測定.現在のネオジムの表面最大密度と同じ400〜550mT というなかなか素晴らしい値.これだから少ないコイルで充分な信号を供給できたのだと感心.今のコイルはこの10倍は巻いているのだけどどれくらいの効率 で信号が出ているかを回路を含めて調べないといけない.翻訳の続きもコツコツ進行.夜時間を間違えていてU19の試合の後半途中から見る.だるい試合だと 思ってたら南野の追加点で何とか勝った.中1日で暑いコンディションを考えると上々かもしれない.監督も疲れたと思う.それでもその直後に見たマンU対エ バートンの試合と比べるとスピード感がまるで違う.さすがに世界一のリーグは違うなとレベルの違いを感じた.ディマリア凄いな.ある意味クリスチャンロナ ウドとも違うセンスの良さ.クレバーで高い技術が素晴らしい.おそらく今の時点で一番旬な選手だろう.ファルカオと合わせてマンUの試合はまた見たくなっ た.
 罰当たりな文章にも見えるが,私はとても共感する.インドのビザ申請にも宗教はNAと書いた.私にはむしろ「科学」が他人における宗教となっているのかも知れない.しかし世の中バチが当たってほしいと思う人はたくさんいるな.

2014年10月11日(土) 土曜講座で出勤.地震計振子への工作とテスト作り続き.孫が帰って寂しくなった我が家.夜,BKモデル翻訳を始める.
 なかなか面倒を見ている生徒の研究が進展しない.元々難しいテーマを選んだこともあるが,やはり工作の慣れがないための時間ばかりかかる準備で時間を 食っている.もう少し見て,そのうち少し手伝う必要があるかもしれない.自分の方もBKモデルの数式を追う展開でやや疲れて小休止.省略記号で記述されて いる部分の解釈にこちらも時間がかかる.こういうときの常套手段で,タネ本の翻訳にかかる.結局回り道が一番近いの方程式.Google Bookの書面を使っていたが,省略頁もあり,明日教科書をスキャンすることにする.翻訳そのものはわかりやすい文章なので捗る.
 工作の方はもうほとんど材料は揃ったのであとは,重い尻を上げるだけ.とりあえず今あるアルミプレートに乗る形で1台上下動振子を組み上げることにする.頼まれている12月の教員講座のためのテキスト作りを忘れていて慌てる.この連休で何とか仕上げるつもり.
 マラウィの彼女からインドの写真の催促が来ているけどまだアップできない.

2014年10月10日(金) 親戚の弔事とかでばたばたした1週間.暖秋でときにエアコンが欲しくなるような昼間から夕方.テスト作りで出勤.
 久々の代表戦もこのところのセレッソみたいな点の入らないイライラする試合.どうもW杯からこの方,サッカーの風向きが良くない.お祓いをしたいところ.来年の年パスの案内が早くも来るが,しばらくほっておく.
 仕事場にテスラメータがあったのでこれで,磁気回路を測定.真ん中が60mTで磁石の表面で460mT.これAmazonで一番安いネオジムの 20mm.他の専門メーカー性とさほど変わらない.けど今回のは,スペーサもないし,表面がかなり荒れている.いかにも安物という感じ.同じ製品だったと 思うのだが.ただN極側が460あるのにS極側がどう測っても30mTほど少ない.これ磁石のばらつきなのか.磁気回路の外側はほとんど測定不能レベル. テスラメータ安物を買うところだった.探して良かった.中間テスト作りで出勤.下書きをとりあえず何とか済ます.夕刻帰宅.行き帰りの車中でBKモデルを 続けて読む.文学賞今年もはずれ.平和賞はなるほどと納得.

2014年10月07日(火) 高3大気の大循環と気候変動のさわり.夕刻物理学賞の発表の瞬間を見逃す.中村さんの爆弾発言に期待.
 BKモデルは,たまたま持ってた本にそのモディファイを含めてあらかた概要が載っていてこれを参考にする.あと地球物理のタネ本として,こんなpdf版を 発見.これはとてもわかりやすく,学部生にはおすすめな本.あらかた明日の用意をして帰宅.せっかく物理学賞を見ようと思ってたのに,家族と話していて7 時前に気づいてあわててサイトを見るとすでに3人の名前が出ていた.直後にNHKのニュースが速報を入れた.しばらくNobel賞サイトのYouTube 中継を見る.青色LEDを点けたり消したりとか,わかりやすい説明をしてくれた.途中で中村さんへの質問者が日本語でおはようございますとか,電話の音声 が乱れたりとか中継らしかった.天野さんはフランスへの機上とかで,まだ伝えてないとか.それでも中村さんが取ってくれたのが一番嬉しい.200億の訴訟 を8億に値切られて,当時さる企業の開発の人に会う機会があり,どうですかと聞くと,一人で開発できたのではない,たくさんのチームなり会社なりが援助し ているのにそれを顧みない勝手な行為だと批判されていたのを思い出す.私は何となく釈然としなかったが,中村さんはこうして世界できちんと評価され,くだ んの開発の人の居たメーカーは今,苦境に喘いでいる.せっかくの開発者の仲間をもっと励ましてやればいいのにと当時思ったけど,それがかつても今も国内企 業の限界なのだと今なら言える.日本を捨てて良かった人だったのかも知れない.さて彼が日本に帰ってきてどのようなことをしゃべるか私は密かに期待してい る.特許権を企業に帰属するなんてことを今頃になって決める国だからな.
 仕事場から帰る前に,卒業生で自宅浪人中のN君が訪ねてくる.将来の構想とかで色々と話す.なかなか見込みのある若者でぜひ夢を叶えてほしいと思う.世 界のカッティングエッジを見に行く前にまず東京を見てからとアドバイスする.余裕で合格してほしいな.今日は工作方面は休み.釣り後の手指の切り傷が癒え てからと思っている.まずは全体の設計を始めるところから.予算の残額を確認.消耗品も段々乏しくなってきた.

2014年10月06日(月) 昨日初孫の宮参りで滋賀まで.今日は台風で休校の仕事場まで論文を取りに.B-Kモデルの勉強を始める.
 夕刻,偶然Nobel賞の発表のライブを見る.脳のGPS機能みたいな話.ラットの雌雄で差があるのかみたいな質問には苦笑いしていた.一番前の席の日 本人みたいな2人がインタビューと関係なくスマホばかりチェックしていたのが目障りだった.あと,宮参りとかの写真でiPhone5のカメラの優秀さを再 確認.家人のデジカメは水槽の魚の写真がぶれていた.もうデジカメは不要となりそう.BKモデル,思ったよりずっと複雑なことがわかってくる.特に摩擦の動力学的条件など.これはかなりシンプリファイしないと難しい.そういったものも出ているようなのだが.

2014年10月04日(土) 雑用をこなしに仕事場へ.年末の講座のテキスト作りとかさる実習の評価とか.工作は昨日の鯛調理の怪我で取りやめ.
 久々の海方面だった昨日は鯛5匹のまずまずの釣果.隣の礼儀正しい若者に幾つか見釣りの極意を教えてもらい,カンパチは釣れなかったがその群れに付随し た鯛を釣り上げる.見釣りは初めてでこれからこれは応用できそう.9時すぎまで坊主だったが,隣の若者の進言を入れて,いつもの底ギリギリの棚ではなく, あえて2つ半から2つくらいの浅場を釣ると初めて鯛をゲット.このあとどんどん追加して最後は5匹となる.さすがに今の若い人の進言は聞くべし.講釈だけ のその隣の人はあえなく貧果でダウン.まるで今のわが業界の手筋を見るごとく.自宅で鯛を調理してていつものように,手指に切り傷.鯛の逆襲.しかし美 味.近所と知り合いに配る.
 御岳の事情がわかりつつあって,結局運が悪かったという結論になるのだが,やはり家族はいたたまれないだろうな.自分で家族の分までサンドイッチを作っ て逝ったお父さんの話が辛かった.科学の限界というより,活火山との共存をどのように計るかという文化の問題だと言えるかも知れない.次の地震計の設計を とりあえず原寸の方眼紙から始める.その作業中に門衛さんから電話がかかり,頼んであったアルミ角材がミスミから届く.この業者送料が無料なうえにとても安くて助かる.もう予算も少ないので自腹購入続く.

2014年10月01日(水) 大学後期初め.15名ほどの参加でまずまず.今年は女子が少ないな.波形記録を持って帰る.御岳死者増える.
 しょっぱなからprocessingの話など.今年は津波をやめて火山噴火の話に切り替えた.岐阜県出身の学生がいて驚く.あと仕事場に帰って磁気回路の設計のxlsファイルを作成.式はこの資料から.割と簡単でそれなりの値が出てくる.エクセルに入れてパラメータを変化させて最適のギャップやらコイル設計にあたりたい.S先生に紹介された,GPlates 1.4を入れようとする.まず.debは色々やったが依存関係でダメ.ソースからコンパイルするが,エラー続発.結局
  • Qt 4.4.0 or above
  • CGAL 3.5 or above
  • Boost 1.34 or abov
  • PROJ.4
  • をそれぞれソフトウエアの管理から入れたがまだcmake終了せず.どうもエラーが止まらない.ソフトウエアの管理に戻ってインストールしようとするとどうもBoostのライブラリで止まっている.ちょっとわけわからず今回は中断.
     磁気回路の計算と実測値を比べる.中央部分だと計算の方がかなり低めに値が出る.ちょっと理由がわからない.


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