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<Diary with linux, geoscience，guitar & others> 2022.Dec．タイ（ルーイ＆NST＋KVIS）滞在記．

★2022 年 12月 31日（土）

あっという間に大晦日．しかしメインPC意外と重症．早速次期マザーとSSDを注文．

　６時間寝て目が覚める．朝からYouTubeでだらだら．HDD 到着待ち．今ネットでSONYのカメラ広告を見ていて，そういえば今回のタイ行きでカメラを持参しなかった．iPhone だけの旅であった．これは長い海外経験で初めてのこと．それだけiPhoneが信頼に足るようになったということ．ただ広角側だけはやはり１眼のレンズがほしいが．このあと例のスーツケースの足を印刷．2mmほど高さが短いがまずますの出来．
　さてトレーニング２日目．やっと腹筋100回こなせる．英語と筋力の復活は意外と早かったか．心肺機能もまずまず．何よりやる気が出てきたので，それが好効果．しかし帰ってやっと届いたHDDを繋いで，Mint新規インストール試みるも，最初GPTの UEFEモードのUSBで失敗．次にMBRに戻して，何とかレガシーモードで起動するも，Mint初期画面から次に進めず．やはりファイルシステムかマザーのどこかで引っかかっている？マザー上のSSDもかなり怪しい．明日これを外して一度試みることに．しかしおそらく難しそうなので，次のZ590マザーと１TのSSDを早速注文．しかしマザーは3日にしか届かない．それまで少し Webサイトの英語バージョン作りに励むことにする．初めてのメインPCのない年越しになりそう．紅白が始まったので自室に籠る．SE勘もかなり失せていて，SSDの注文を通常の2.5インチ内蔵型にしてしまう．まあそれでもいいかと．

★2022 年 12月 30日（金）

10 時間近く寝て，朝から荷物整理．メインPC起動せず．HPのノート．午後１か月ぶりにN公園でトレーニング．

　結局メインPCはBIOSで止まったまま起動せず．昨夜 AmazonでHDD8Gを急遽注文．年末で明日になることに．仕方なく荷物の整理を朝から．昼前に終了．昼食は久々に餅を焼いて，カップそば．もち定食復活．午後久々にN公園．トレーニング再開．いつもなら楽勝の腹側筋50回，腹筋100回も，途中50 で一旦休憩．英語は３年のブランクを数日で取り返したが，肉体の１ヶ月のブランクはもう少しかかりそう．腕立ては15回に増やす．自転車鍵を忘れたので，東屋横に隠して，吊り橋を渡るショートカット．走るのはさほどしんどくなかった．心肺機能よりもやはり筋力の低下が一番問題．その後戻ってYouTube動画でだらだら．夕食時に貯めてあった鎌倉殿，ラスト３回のうち２回を観る．尼将軍の名演説が，HDDの問題で途切れ途切れに．EOのTVチューナがCS以外映らない故障．新年早々EOに連絡要．あとスーツケースの固定足取れ．結局調べたが，メーカー保証は航空会社取り扱いは免責．さらにカードの旅行保険は，航空会社の事故証明が必要なようで，３Dプリンタで作ることにする．なんか１日で日本の生活に慣れる．やはり長く慣れた環境に戻るのはとても速い．

★2022 年 12月 29日（木）

早朝からスワンナプーム．午後遅く無事成田到着．さらに伊丹へ，夜無事自宅へ．

　昨夜，結局P先生とのディナーは５時半から８時まで続いた．タイの古地震と古津波の解析を最近お弟子さんのM先生がやっていて，その手伝いをしているとか．ルーイの北と南に活断層が見つかったり，インド洋川の半島部西岸（プーケット側）で津波堆積物が見つかたりしているらしい．大変興味ある話が聞けた．タイの地質の話や日本との共同研究の話題で盛り上がる．つくばのほか，秋田大の鉱山学部と，九州大などとの共同研究を行っているという．毎年日本にはきれいるという話．震源地図のPPTを送ることを約束．８時15分のARLで９時前に空港に到着．しかし探せどホテルの案内がいない．Bookingcomから電話を３回かけてようやく，紙を持った女性に案内されて出発直前のバンに乗る．10時からシャワーとビール．11時ころに就寝．しかし夜中になんか寒い夢を見て１時半ころに起きる．慌てて長袖と長ズボン寝巻を着る．さらに持ってきた総合感冒薬を半分だけ飲む．これで身体が温まり，目覚ましの３時半まで短い睡眠．寒気はなく気分はすっきり．荷物の重さの調整で何とか23.4kgにおさまる（カウンタでの測定）．朝4：30スタートのバンに乗りこむ．あと外国人カップルとか．15分ほどで空港着．ところがこんなに朝早いのに，もう結構な混雑．さすがにバンコクだけはある．JALのPカウンタ前にはもう人が荷物とともに並んでいるが，まったく案内はない．５時を過ぎたので一応列に並ぶ．前のおばさんにこの列はTOKYOかと聞くと，I think so.というので，とりあえず並ぶ．なんかトランスファーを調べて黄色いタグをつけていたお姉さんに，行先は日本ですか？となせか日本語で聞かれる．どうしてもわかるのだろうと，さすがスタッフは手慣れていると感心．ちなみにこの人は最初日本人かと思ったが，発音からおそらくタイの人．このあと2時間前の１分前の５時34分にカウンタが一斉に開く．10分ほど待って搭乗手続き．荷物重量は，問題なし．しかしワクチン証明をここで見せるように言われて，若干慌てる．そうなのだ搭乗手続き時にワクチンの確認をするのだ．これは情報がなかった．このあとセキュリティを抜けてパスポートコントロールでまたまた15分くらい待つ．右手の指紋と写真だけ．結局，搭乗手続きには小一時間かかったことになるか．このあと一旦Dゲートにあるミラクルラウンジに入るが，結構混んでいて，すぐに出てF ゲートにあるというエールフランスのラウンジを探す．３年前にここはよかった印象．前より料理数は少ないが暖かいおかずも置いている．しかもとても静かで空いているのがよい．次回もここにしようと思う．今このラウンジのテーブルでこれを書く．今７時半で 40分から搭乗開始の予定．そろそろ切り上げることにする．
　ということで，無事成田到着．映画を２本観る．「トップガン」と「007No time Die．007はあともう少しというところで成田に着いて最後が見れなかった．入国時のワクチン証明の提出はなかった．税関の申告用紙は最近はQRコードで電子化しているとか．知らなかった．パスポートの判は別に押してもらった．まあとりあえず夜に風邪をひかなかったのはとても幸い．しかし国内線の制限区域内にはさくらラウンジしかない．腹が減ってきたのでJAL機内食についたケーキを食べる．ないよりまし．この成田の国内線って本当に閑散としているのがわかる．することがないのでこの日記を書いて長い旅の総括とする．

★2022 年 12月 28日（水）

午前休息と荷物，日記の整理．のちCrab初利用で空港近くのホテル．夕刻P先生とディナー．とても盛り上がる．

　あっという間に足掛け１か月のタイ滞在が終わろうとしている．本当にCOVID-19で空白の2年間を含めて，３年間の不在が嘘のように，とてもたくさんの人々と出会い，そしてまだ消化しきれていないたくさんの思い出を抱えたまま，明日帰国しようとしている．メコン川の夕陽クルーズとか，キャンプ場からの景色とか，道路際の新しい地層の露頭とか，海沿いの石灰岩露頭の見事さとか，素晴らしい自然に圧倒された１か月でもあった．一方レクチャーの相手をしてくれた２つのPCSHS校の生徒は，とても素直で好奇心に満ち，私の下手な英語にも十分対応してくれた．また将来地質学を専攻しようとしている女生徒，私の地震計に興味を持ってくれた男子生徒とは今後も，コンタクトを続けようと思っている．このサポートをしてくれたタイの先生方に本当に感謝してもしきれない．旧友と何度も表現してくれた，この旅を実現するのに奔走していただいた，元KVISアドバイザーのT先生．さらに昨日３年ぶりの再会でも，キュートでチャーミングは笑顔が変わらない，かつてのカウンターパートのTさん．などお世話になった先生との出会いも有難かった．思い出の一端すらまだまとめ切れていないので，帰国して新年に再度整理しようと思っている．
　さて今日はもう，旧市街の観光はすっぱりとあきらめて，朝から昨夕に買ったセブンイレブンの冷凍ピザを，ホテルの前のカフェの電子連s時を借りて温めて，朝食に．電気ポットや冷蔵庫があるのでこの部屋は助かる．シャワーでトイレの床が濡れるのと中庭のプールの子供たちの声が夜までうるさいのが唯一の欠点か．ややくたびれてきたので，今日は電車移動をやめてTAXIで空港まで移動するつもり．もうホテルまで移動を頼もうと思う．
ということで，日記とFBを書きながら，11時45分になったので，フロントでチェックアウトして，TAXIを呼んでもらうが，なんと初Crabで406バーツだという．すぐに普通の乗用車が来て，これに乗る．ちょうど昼なので渋滞もほとんどなく．ほどなく空港ゲートではなく，近くのホテルまで直接運んでもらう．地図では近いように思ったけど，結構距離がある場所にホテルがあった．まあ空港からホテルのシャトルに乗ることを思えば安いので，500THB札でKeepChangeとかっこよく降りる．真新しいホテルで，チェックインは午後２時からなので，すぐ隣のレストランで昼食．ポークフライドライスで，目玉焼きがかぶっている定番のもので90THB，100バーツ札で払って残りはチップ．ウエルカムドリンクが無料でついている．この焼き飯，結構な量で夕方ディナーを控えているので，少し残した．エアコンもなく扇風機だけで快適な室内の客は私だけというレストランでこれを書く．ホテルのwifiのパスワードを聞きにいくのが面倒なので，iPhoneでテザリング．あとまだ45分もある．で待つことしばし．時間になったのでそろそろチェックイン．それにしても乾季のバンコク．昼間エアコンなしで過ごせる風がよく通るレストラン．
さてチェックインのあと，荷物を整理して15：30のシャトルで空港に出て来て，JAL便をチェックしようと思うが，どこにも JALの看板がない．アナウンスのあるFカウンタなのでもinternationalとあるだけ．できればJALのスタッフに日本語でチェックインと荷物預けの件を聞きたいのだが仕方ない．することがないのでB1に降りてARLに乗る．45THB．大体 30分弱で終点のPhayaThai駅に到着．しかし肝心のP先生とはLineの既読がつかない．Line電話も何度か入れたが応答がない．おそらく仕事なのだろうと考えて，１時間予定を早めてもらおうと思ったけど．無理のようだ．仕方なく約束の時刻 5：30まで駅の前のビル２FにあるCafeAmazonでこれを書く．コーヒーはホテルの自室で自分で入れたので，今回はリンチジュース．これも45THB．150円ほどか．15分前を切ったけどまだ既読がつかないので，少し遅れるかもしれない．そうするとホテルに帰るのが遅れるのであまりよくないが，まあ大先生と会うのだから仕方ない．明日朝のシャトルバスは4：30を予約した．これ１回200THBなのでかなり高い．往復とさらに明日１回で600THBを支払いずみ．しかし元々のホテル代がまあ安いので仕方ない．

★2022 年 12月 27日（火）

午前から久々カウンターパートのTさんと再会．話せてよかった．ECCも見学．その後BKKに戻る．旧市街のホテル．

　色々あって，朝6時半に起床．まあ何とか眠れた．計９時間ほどか．朝10時まで地震計製作プロジェクト生徒の相手．途中で３年間世話になったカウンターパートのTさんが来たので，長いご無沙汰の挨拶．石の土産ほかを渡して，思いついて薄片も差し上げる．そのあと，彼女の膝のけがの話を聞く．2020年の２月に教員同士でポートボールをしていて，誰かにぶつかられて，膝を損傷．3時間半の手術と，１年８か月歩けなかったというとても気の毒で不幸な怪我．怪我した場所を靭帯という日本語に訳してくれた．さらにEECに元アドバイザーT先生，寮監のP先生などと出かけて見学のあと，昼食で偶然彼女に会ったので，イサーンの旅の思い出など．彼女の街サコンナコーンは多様な人の街という意味だそうで，多様な文化とルーツを持つ人間が入り混じるこの地方の文化を象徴しているとか．よい話を聞けた．彼女によると街を歩く人のルーツは大体すぐにわかるという．我々が韓国人，中国人をなんとなく区別できるのと似ている．その後zeissの高級偏光顕微鏡を３台買ったというので，それを使って見方を説明．ところがどうみても回転台がない．あとで型番を教えてもらって調べることにする．また新しい校長にもお会いする．結構きさくな方で驚く．一緒に写真を撮ってもらう．彼女は来年ぜひ生徒に薄片のワークショップを開いてほしいという．これが実現すると嬉しいけど．この日はとても満足のうちに就寝．

★2022 年 12月 26日（月）

バンコクから３年ぶりのKVISへ．かなり建物は増えたが，前に預けた荷物が見当たらない！

　朝４時半に目が覚める．７時間半は眠った．冷えたビールと牛乳を KVISに持参．9時半ころにKVIS到着．その後，C5/201 に荷物を置かせてもらって休憩．昼食をT先生と食べにいく．新装なったキャンティーン．麺と少しおかずとごはん．その後MCR（マイクロコントローラ部屋）でT先生を待つことしばし．地震計の生徒がやってきて，彼の機械を見せてもらって，いくつか改良点のアドバイス．ほか荷物を探すが，頼んで探してもらった場所には見当たらない．やっとハンマーは倉庫から，岩石類は社会教室の中の倉庫から見つける．あと化学LaboにはT先生が直してくれた荷物は発見．しかし肝心の緑のスーツケースと服を入れた透明ケースが見当たらない．とりあえず夕刻が来たので，生徒のアンプの完成を物理のM先生とみて終了．その後ドミトリ担当のP先生主催のディナーに古くからこの学校の重鎮というＴ先生と同席．そのあとMCRでこの３年間の出来事などを歓談．部屋に戻る．部屋のwifiは到着時にセットしたが，結構ややこしいシステムで，PCSHSと同じく一旦ログインするシステム．改めて部屋でこの３年間のことに思いをはせる．様々なことが押し寄せて，休息していたこの３年間分の経験を上回るような，このわずか１か月の経験だったと改めて感じることしきり．

★2022 年 12月 25日（日）

バンコクホテルで休息日．久々に昼にのんびりする．資料をwebにあげたりFBを更新したり．

　結局NSTで買ったドリアンだけど，かなり熟れてきて，けっこう冷蔵庫で臭いがするので，一口食べただけでもったいないけど今日朝捨てに行った．こちらではホテルとか公共の場所でのドリアン持ち込みは禁止されているとかで，まああまりトラブルも起こしたくないので．一応今日一日は冷蔵庫の臭いが抜けるまで，Don't disturbeにして，代わりの水を近所のマックスバリューに買いに行く．１Lで９バーツと格安．トップバリュー製なので，飲料水と日本語まで書いてある．朝ロータスにも行って，こちらの営業も24hだと知って，さすがにバンコク中心部は眠らないことに瞠目．昨夜も遅くまで街路で嬌声がしていた．何とか8h寝たのでかなり疲労が回復．朝からたまったコーヒーを入れて消費．まだプリングルスが一缶あるのを何とかしたい．今回はことごとく不要な荷物が多い．ドリアンも買ったサランラップで何重にも包んで捨てた．サランラップ（日本製！）はNSTのホテル前のロータスで買ったが結構重宝する．マンゴーを冷蔵庫で包んだり，ホテルの１F に電子レンジで，ピザを温めるときかぶしたりと．これがホテルの基本だと思うけど．見渡したかぎり洗濯機はないみたい．さてサランラップとか紙コップ，紙皿とか今回もってこなかったけど役立つものリスト．海外持ち物リストを更新しないといけない．朝から Line関係とか，T先生へのメール返信とか．さらにNST向けのWebサイトの情報もGeoClinoの画像と情報を入れるなど少し更新．K先生，F先生からも返信が入る．昼すぎに再度Lotus．カップめんのそば，マンゴー0.5kg約25THB．髭剃り（ジレット）７本入り，ドリップコーヒー５袋入りを買う．暑くはなるが汗をかくほどではない．帰ってお湯をわかし，昼食．途中廊下で清掃の女性から今日の分の水２本をもらう．帰りの空港でのシャトルバスの時間が気になり，ホテルに問い合わせ．バスは 4:30，5:30などいずれも30分発の模様．200THBと少し高いが，まあこれで一安心．JALのカウンタが開くのが５時 45分かららしく，少し前に行って並ぶことができる．なんせ出国が混むと聞いているので，できるだけ早めに．残った時間はもちろんラウンジで過ごす．早朝からビールもいいかも．昼間このホテルは静かなのでよい．スタッフが廊下を通ったり掃除する音だけ．まあ電子レンジが部屋にあって，さらにコインランドリーがあればいうことないけど．
　どこかでなくしたと思っていた，愛用のはさみが出てきた．これ使い勝手がいいので，帰ったらAmazonで新しいのを注文しようと思っていたところ．Amazonといえば，Primiビデオを見ようとしたら，アカウントの再設定を要求され，その数字をなんと日本の携帯番号に送付．そんなの長期滞在の海外で受けれるわけないじゃんと，悲鳴．まあおとなしく週末まで待つことに．同じく今泊まっているホテルでは，最初にカウンタで電話番号を書く欄があって，自分のSIMの番号はどこかスーツケースの底だと答えたら，メールアドレスで許してもらった．まあほとんどがネットで番号使うことはまずないから．そういえば帰国に備えて，どこにやったか日本のSIMを探さないと．ということでスーツケースの荷物を分ける薄いカバーのもの入れから，見つけ出しました！気づいたときに見つかってよかった．本当にこういうのどこに直したか覚えていなかった．FBをアップロードしながら，この補綴の wifiの性能に感動．今までこちらで経験した中では最良の部類．

★2022 年 12月 24日（土）

ついに移動日．On nut駅近くのホテルまで結局，MRT＋BTS＋歩き．夜は待望のピザ＋ビール．

　昨夜は，送別パーティを開いてくれて，化学のK先生，D先生といつもの世話人の物理のFさん，それにドライバー氏でディナー．Ozoneという名前のレストラン．ホテルからはかなり西の方向に走った．料理はすべてとてもおいしかった．さて今日は朝10時半にホテルを出発．例によっての昨夜のメンバーのうち化学のKさん，Ｄさん，世話人の物理のＦさんが空港まで同行してくれた．チケットを買ってしばらく待合室で話す．ＦさんがＮＳＴの写真集をみせてくれる．まだまだいろんな場所がありそう．1時間まえになり，セキュリティ前で彼らと別れる．必要ならいつでも呼んでくれと伝えて．飛行機は着いたと思ったらすぐに客を乗せて出発．さすがにLCCで無駄がない．エアバス300の機体は雲に入るときだけ少し揺れたがあとはステイブル．眠くなるが後ろのときどき奇声を上げる子供の声で眠れない．ほどなくドンムアン空港着．さてここからどうするかと考えたが，まずはレッドラインでバンスーまで出ることにする．しかしここで外に出ること２度．一度は何にもない場所で戻って，最後別の場所から上がって待ちあうタクシーに聞いたが，ホテルを知らないのでと断られる．仕方なくさきほどオンヌットへの行き方を聞いた，駅の窓口の兄ちゃんに再度行き方を訪ねて，切符を買う．最初40バーツだと言われたが，年はと聞かれたので年齢を答えるとそれなら半額の20 バーツということで，コップンカップ．MRTは例のコイン．これでスクンビットまで出てグリーンラインに乗り換え．ところがグリーンラインはMRTだと思い込んでいたのが，実はBTSだったというオチ．それで連絡切符がないわけがわかった．こちらの切符は昔の回数券みたいな薄いプラカード．５駅目のオンヌットで下車．地図はF先生に頼んで印刷していたので，これを頼りに南東に歩く．400mというまあまあの距離で何とか28kgのスーツケースを運んで，路地に入る．前にはしゃいいでいる若い女の子たち，彼らがなんか中に入っていくのでよく見ると，AMBERとありホテルを発見．少しわかりにくい．フロントの兄ちゃんはNHK司会芸人の小藪氏に少し似た人で，愛想がよい．ドンムアン空港からMRTとBTS乗りついて歩いてきたというと笑ってくれた．８Fの部屋で見晴らしがいい．広さもまあまあ．何よりwifiが切れないのがよい．これって標準だと思うけど，ツインロータスが悪すぎた．大きなTVはYouTubeとWebサイトも見れそう．久々にYouTubeで日本のニュースを流す．久々の日本語ニュース．FBの写真を追加．あと諸方面に連絡を入れる．やっとP教授から連絡があり，ディナーの日時を26日から28日に変更してもらった．５時半に歩いてロータスへ．やっとPIZAHutを見つけたので，324バーツのものを２枚（例によって１枚の値段）買う．あと焼いてもらっている間にビール類を買い物．マンゴーを入れたけど，重さを図ってもらうのを忘れてレジでキャンセル．明日図ってから買うことにする．夕食はピザとビール．至福の時．夜まで結構騒がしいがまあ，Loeiのまったく静かな夜とは対照的でたまにはこれもいいかも．

★2022 年 12月 22日（木）

NST 5日目．野外巡検．見事な石灰岩質タービダイトの露頭．船からさらに動画を撮る．

　巡検のために５時半の早朝起床．目覚ましは不要だった．ビールとブランディで小用に３回くらい起きた．学校のバン４台で，生徒20人，教員10名の巡検．朝6：30にホテルに迎えが来て，NST校，さらに生徒と先生を乗せて一路北に100kmの半島部を目指す．途中例によってセブンイレブンで休憩．自分がほかの先生に勧められたココナッツに小さなボールが入るシェイクを頼む．これがなかなか美味しいかった氷が冷たいので昼間で座席前の物入れに放置．やっとドルフィンがシンボルの郡の交差点を通過，山合いに入り，まもなく小さな港に到着．港といっても，例の長いスクリュー棒の着いた小舟に乗船．英語のおばさん先生が乗るのに難儀している．ほほえましい．生徒数名とＦ先生などと乗船．穏やかな水面で湖のようだがタイ湾の海水．すぐに速度を上げて岬の先端をかすめるように次の湾に向かう．この次の湾のこちら側がたしか，デボン紀オルドビス紀の古い地層とDMRの地図にはあるところ，やがて次の湾で水平層がきれいに見えるところに上陸．転石に塩酸をかけると泡立つので石灰岩と決める．しかし本当に遠目には砂泥互層に見える．荷重痕や生痕らしいソールマークも見える．夜にB氏と議論して彼もやはり石灰岩質のタービダイトだろうという推論．ここで説明する動画をグループラインに送ってもらった．このあと石灰岩洞窟に向い，その前で昼食ののち，鍾乳洞見学．なかなか，見ごたえのある鍾乳洞で，特に鍾乳石が新しい白い色に覆われて薄くしいのが特徴．途中説明の先生に自分が石筍の頭で体を支えたのを見られて，叱られた．

★2022 年 12月 21日（水）

NST ４日目．岩石分類と薄片観察．薄片解釈を鋭いM君が自分の代わりに説明．

　昨夜はこのところの疲れを睡眠で解消するために，SNOWビール L缶で夕食後，風呂にも入らず７時半ころに寝床に．例によってウクライナ情勢のYouTubeを，見ながらすぐに眠りに着く．途中３回目覚めたが，すぐに続きの睡眠．気づいたら朝５時半に目覚めて，10時間はたっぷり眠ったことになる．久しぶりに快眠でかなり体調が戻る．朝風呂を入れて入る．とても心地よいが，朝あまり急激な温度変化は禁物なのでほどほどにして出る．ＦＢアップも考えたが，朝でさほど時間がないので昨日からの日記をまとめる．今日のPPTもチェックの予定．
　その後，無事に岩石関連の授業は終了．スケッチもとても熱心で，さらにM君などは先生相手に，薄片の見方を自分に代わって説明してくれていた．ありがたい．夕刻いつものロータス．フードコートはどの店もテイクアウトなしとわかる．昨日のMKで今回はカイジャオ＋ポークバーベキューの夕食．外にドリアンを売っていたので，売り子に切ってくれとたのむが，なんか友達を呼んできてどうも切れないとか，ホテルで断られるとか言っているみたい．それであきらめて，サラーの実だけ売っているのを買って帰る．100 バーツ．少し食べて，明日生徒にあげようと思う．

★2022 年 12月 20日（火）

NST ３日目．地震計と地震記録解析．連日PC画面表示に戸惑うことしきり．高３生はさすがに震央決定がうまい．

　７時間足らずの睡眠でまずまず．朝５時半前に起きる．早速巡検の場所の特定のために地質図をダウンロード．しかし場所がよくわからないのでF先生に問い合わせのLineを送る．しかしそのあと発見．生徒への２回目のレクチャー．午前中地震計．午後地震記録．まあまあ熱心に記録解析ができた．昼食はいつもの先生用のキャンティーンで．この学校は先生用の食堂が別にある．ここは今までの学校と異なる．午後レクチャー終了後少し早めにバンに乗る．なんかだんだんと疲れがたまってきているように思うので，少し早めに寝ようと思う．MKで焼き飯をテイクアウト．89バーツ．まあビールのL缶が54バーツくらいだから安いのだろうか．ワインは高くて400バーツ近くする．この国はアルコールは一般に高め．日本のワインは安い．しかし日本はピザが高い．
　この学校の一つの欠点は，イノベーションセンターと呼ばれる，科学棟のプレゼンホールのPC接続機器が貧弱なこと．天井の液晶プロジェクタがFHDに非対応なのか，一旦OHCカメラの入力に，HDMIをRGBに変換するコネクタを通して入力し，その出力を液晶プロジェクタに映すというややこしいシステム．それでPCのプレゼン出力がなかなか画面に出力されず，彼らの手伝ってもらって映すものの，今日はPC画面が背景の壁紙だけが移る状態．これつまりPC画面出力の拡大画面（右の）の方が出力されている状態．したがって一旦自分の画面で表示したPPTを右にマウスで移してそれを画面みながらつまんでさらに右に入れて，プレゼンをスタートするというややこしい状態．これ昨日は一応１画面で見えていたので，何か処理の仕方がほかにあるのかもしれないが，仕方ない．PC画面を見ながらではなく，スクリーンをみながらの操作となるのでとてもややこしい．これだけがこの高校での唯一のややこしいところ．あとこの棟は夜９時で棟全体の電源が切れるそうで，24時間観測ができない．これは帰ってからF先生に何らかの対策をお願いするしかない．この日は英語の女性の先生と一緒に少し早めにバンに乗る．ここからは最初の記事と同じ．
　日銀はやっと今頃になって，金利上昇への舵を切ったが，すべてにおいて旧日本軍と同じで，足元に火がついてからの戦略変更しかない．まあ円高に振れてくれるのは，こちらの滞在するものとしては，良し悪しかな．

★2022 年 12月 19日（月）

NST ２日目．科学とはのレクチャー．モデル実験を取り上げ2006年ドイツの発表を引用．

　７時間はたっぷり寝て起床．昨夜ブランディを買ったので，ビールは控えめで１度だけ小用に．朝はとりあえずインストールの続き．やはりアンプの１chがおかしい，基板を半分外して裏を見て，ややはんだ不足のポイントをはんだ．しかし改善されず．大きな振幅にはデジタルのようなON-OFFの信号が出るので，OPアンプの可能性大．IC交換でもしだめなら，帰国してからアンプ基板をはんだ付けして送ろうと思う．最初上下動を疑ったがch変更でちゃんと波形を書いている．12回の学生M君が学内を案内してくれる．彼は地震計組み立てで本当にかゆいところに手が届く器用さで，十二分に仕事を任せられる．こんな生徒がタイに居るのを発見できただけでも今回の訪問の価値がある．彼はお父さんがポリス，お兄さんが日本人で自衛隊だという．ちょっと家族関係の詳しいことは聞いていない．日本で勉強して就職するのが夢だと語っている．日本人がPoliteだと言って尊敬していると語る，彼の夢をぜひ我々の国が受け入れて，失望させないでほしいと真に願う．午後３時まで表題の講演．最後まで動画の答えは出なかった．今回モデル実験を取り上げたのが新規の内容．これもっとこれから活用できそうな気がする．夕刻ホテルに送ってもらって，ロータスで買い物．しかり碌な食事がない．２Fのフードコートで次回は何か食べよう．コーヒーを入れ始めて，カップがないことに気づき，最後危ない道路を横断してロータスへ．紙皿もついでに購入．何だかんだで800円相当．結構お金がかかる．これなら市場で大抵のものが買えたLoeiがまだましかも．ロータスには結局電子レンジは見当たらなかったので，２日前の冷蔵庫のケンタッキーとカップ麺で今夜の夕食．電子レンジがないので，冷たいままだが仕方ない．昨夜が少なかったので今日はビール３缶！併せてSlackにF先生から質問された内容をアップ．FBは10時を過ぎたので結局，明日にする．日本は1級の寒波とか．ギャップが激しい．こちらに来てネットの条件を気にせずに日記の出版とFFFTPをかけれるのがよかったが，wifiの不安定さに閉口する．タイの教訓は大きなホテルは碌なことがない．このホテルで唯一いいのは，朝の豪華な朝食のバッフェだけという有様．今宵は風呂で洗濯．とても高いランドリーには出さず．本当にこのホテル，貧乏人には不向きで不親切．

★2022 年 12月 18日（日）

NST 初日．豪華すぎるホテルの痛い点が目に付く．夕刻ビーチへ．嵐に苛まれるもFOBをゲット！

　深夜４時すぎに起きて眠れず，これを書く．まずはLoei校の校長にお礼のメール．しかしホテルのwifiは時に不安定で切れるのが難点．わざわざ高級ホテルを取っていただいたのに，なんか電子レンジといい，洗濯機といい，普通我々クラスが使うものがないのは，レストランで食事し，ランドリーサービスに出す，お金持ちのためのホテルだから．最初から生活のランキングの違いに愕然とする．まあそれでもadaptedに専念．このadaptedは Loeiの校長が使っていた．静岡北の校長に寿司屋に招待されたときに，初めて刺身を食べて，最初は戸惑ったがだんだんなれてきて食べれるようになった．それを彼はadaptedと表現した．自分もこれを辛い料理への慣れにLoeiではよく使った．しかしこのホテル本当にwifiが不安定で仕事にならないな．テザリングに替える必要がある．困ったな．前にも恐竜巡検で泊まったバンコクのホテルが，wifiたしか有料で難儀したことがある．高級ホテルあるあるではある．今ランドリーサービスの値段を調べた．まあ高いが仕方ない．
　インストール後にビーチまで数時間巡検．ドライバー氏飛ばす飛ばす．しかし途中道路が波がすごくて，半分冠水状態．なんか本当に地球温暖化を実感できる．かなり走って，何度か入口を間違えたあげ，ミニ商店の横の狭い道を入って，ビーチへの入口．商店の人が傘を貸してくれた．自分は小さな折りたたみ傘で出るが，風と雨がかなりひどい．波も大荒れ．しかし木の根元を見るとなんと，砂利が全部FOB！状態．これはすごい！さすがにこれだけの量とは思わなかった．ただしかなり小さくなっている．波打ち際はゴミだらけで，波もかなり荒く危ない．風を防ぎながらなんとか小袋に採集．飛ばされた帽子をF先生が拾ってくれる．そうそうに退散．商店でK先生がビールを４本も買ってくれる．感謝．ここから学校に飛ばして帰って，さらにホテルまで送ってもらう．FOBが採集できたので良しとする．

★2022 年 12月 17日（土）

古稀を過ぎた誕生日．NSTへの国内移動で迎える．DonMueangでラウンジを堪能．豪華すぎるホテルに圧倒．

　深夜２時半に目覚めて少し眠れず．うとうと３時半に一旦起きて，日記書きやらPPTの修正．緑のUSBとiPhoneXV糸電話を天文の部屋に忘れたことに気づく．その後再度眠る．朝６時に起床．今朝は昨日ほど寒くないがトレーナーを着ている．PPTの修正とか．S先生に忘れ物の連絡．8:45に部屋を空けてもらって PCに刺さったままのUSBと糸電話を回収．再度バゲージに格納．空港で計ったら27kgだった．自分で計っても同じくらい．９時出発で空港まで学校のバンで送ってもらって，２時間前を待ってチェックイン．問題なし．しばらく待合室でS先生と歓談．もう一人は化学の地学も教える人だったか．1時間ほど待って，丁重に２人にお礼を言ってセキュリティへ．PCをいったん出してくれと言われたほかは，No Problem．搭乗口の待合室でこれを書く．結構みんな規定サイズより大きなキャリーを持っている．どうもエアアジアは規定に甘そうな感じ．チェックインで荷物を預けようとした人が，これは持ち込めますと言われていたような．超過重量分は払っているのだろうか？空港フリー WifiはFBアカウントでログインしたが，なんかPPナンバーを書けとか言ってくるので，iPhoneでテザリングする．今回の旅行はテザリングオールマイティだというのがわかっただけでも大きい．今赤と白の大きな機体が前に到着．歩いて乗れるみたい．ちょうど30分前．
　で結局20分前に搭乗．最初にzone1と2だったので知らずに並んだが看板を見て，待つ．席は９Ｄと前の方．しかし隣がカップルで左前が１列空いていたので，CAに聞いて移る．左窓際．雲が低く，すぐに景色が見えなくなるが，途中雲が切れてところで動画を撮る．ほとんど揺れないステイブルは飛行で，１時間かからずにDonMueang空港到着．荷物受け取りは２人だけだった．制限区域外のラウンジの位置を案内で聞くが，外にはないという．ネットにはあると書かれていたのだが，あとで閉まっていることが判明．飛行機の座席も半分くらい空いていたし，まだまだ本格的な国内旅行が復活していないのかも．さらに続けて，17:50の飛行機のアーリーチェックインが可能かと聞くと大丈夫ということで，3FLionエアのカウンタの番号まで教えてもらう．カウンタ入口で聞くと，チェックイン可能ということで，重い荷物を預けれた．これはラッキーだが時間が４時間以上ある．最初とりあえずセキュリティチェックに入らずに４Fのレストラン街を見る．ここでくだんの外のラウンジは閉まっていることが分かった．あと大した店もないので，もう一度出発階の３Fに戻って，セキュリティチェック．今回はすんなり済んで．ラウンジを探すが，結構遠い．２軒あるラウンジのうち，とりあえずアルコールがなく，空いていると思った手前のCoralラウンジに入る．食事は食パン，サンドイッチもあるが，ライスと２種類のスープを取る．キーマカレーと赤いスープ．この赤い方はとても美味しかった．食後にカプチーノを飲みながら，これを書く．ラウンジのwifiのセキュリティキーが分からず，入口で聞くと小さな紙を渡してくれた．それに書いてあった．一応保護されたネットなので安心．
　でブランディを探して，中を一回りしたが，セブンイレブンの棚に網がかかっているのを見て，そうか地獄の2時-5時だとわかり，あきらめる．しかも国内線なので酒の店はないようだ．再度今度はコーラルの奥となりにある，Miracleラウンジに入る．こちらの方が酒はあるし，食事も種類が多いように思える．とりあえずチャーンではなく，今回はシンハー缶でのどを潤す．こちらの wifiはフリーなので先ほどの保護付きのCoralのwifiにつなぐ．結構な感度で入る．S先生からメッセンジャー．今夜のタイエアでスワナブームを経てネパールカトマンズに行くとか．ずいぶんFBで私の活動を褒めていただいたが，当のS先生もさすがで頑張っている．カプチーノのあと，再度ビール．しかしもうシンハーがなくLEOとチャーンなので，もちろんチャーンを選ぶ．あと出発までちょうど１時間となる．なかなか長いな．

★2022 年 12月 16日（金）

普通クラス授業．２回目．あっという間に終了．石灰岩+塩酸実験が受けた．思いがけずピザで誕生祝い．

　今朝もすごく冷えている．昼間は30度くらいになるので，温度差がすごい．今週末に11度台になる予想もあるが，こちらは常夏の南部に移動の予定．しかしNSTの気候を調べるとなんと，今は雨季でしかも気温がほとんど夏のラヨーンと変わらない予想．うーんこの気候差は気をつけないといけない．昨夜B先生とのラインでずいぶん，いろいろと教えてもらった．やはり専門家の目は確か．その後NSTから送られてきたe-ticketの印刷を頼む．さらにB氏に追加の写真を送るために，Lineアプリサイトの例外をAvastに追加．これAvastが拒否るため．Win版は結構めんどくさい．S先生に上記チケット印刷を頼んだら，今朝はとても寒いという返事．13度の表示の画面を送ってくれた．確かに．今日はこの学校で最後の授業．例によって岩石の分類をスキップして，年代表とLoeiがペルム紀の地層が多いこと．石灰岩の紹介，化石の紹介のあと，外の池の石灰岩観察．ここで朝おもいついて，塩酸を垂らす実験．これは大いに受けた．あと午後は持参荷物の整理．さらに部屋に運んでもらって，それをパッキング．結構な量になるが，このバゲッジはかなり柔軟性がある．以前の金属フレームのならこんなには絶対に入らない．昨日のお土産を壊さないように入れるのに気を遣う．夕刻パッキングの途中に生徒と先生がピザの箱を持ってきて，ハッピーバースデイを歌ってくれた．この年ではあまりうれしくないと冗談を言いながら，ここ数年で一番うれしい誕生祝いだった．本当の誕生日は明日であるが．Ｓ先生がパスポートを渡したときに気づいてくれたようだ，嬉しい気づかいに感謝．さらに出勤簿みたいなものに，一杯サインして最後に茶色の封筒をいただく．こんなに歓待していただいた上に，報酬までいただくのは本当に申し訳ない．1000バーツがかなりの量詰まっていた．本当に感謝．これでまた教材を作って来年来たい．最後に地震計のメンテを物理の先生に説明して，最後に荷物を部屋まで運んでいただいた．この日はビールロング缶＋ショート缶で，１本ショートを余らせた．明日Ｓ先生に寄付．８時すぎに報道1930を見ながら寝てしまう．

★2022 年 12月 15日（木）

Exchange イベント．２日目．授業後タイダム族の博物館を訪ねる．踊りに感動．土産の反物などを買う．

　今朝はタイにしては信じられないくらい冷えている．すこし分厚いトレーナーを着ていても，足が寒い．とりあえず朝から洗濯．そして干し物．昨夜は校長主催のディナーで，またまたチェンカーンまで．観光街ぞいのレストランでいつものように飲み会．校長のほかに，S先生，D先生やE先生ほかいつも印刷をしてくれるP先生だったか，もう一人女性が居た．校長はさほど英語が得意ではないので，ときどきS先生が補助．まあS先生の英語も典型的なタイ英語で，ときにわかりずらいときがあるのだが．校長は寒いからの何とダウンのベストを着用．D先生は半袖で通している．ディナーの前にメコンの岸辺の道と展望台でちょうど沈む夕陽を撮る．素晴らしいタイミング．すばらしい天気．今回の滞在を象徴する風景．B 先生に久々にLindで連絡．地層の写真の解釈をお願いする．

★2022 年 12月 14日（水）

近隣の学校の先生と生徒相手のExchangeイベント．今日も楽しく終了．しかし夕刻訃報が入る．

　英語サイトの件，結局どうも学校wifiのふるまいが何かおかしいことに気づく．テザリングを通すとまったく問題なく，FFFTPもSeamonkeyの出版も通る．ただしPASVモードをチェック．ところが部屋のwifiでは挙動がおかしい．とりあえず，朝から英語版ページとLoei教員生徒向けページの作成．そしてこれをアップロード．これでとりあえず一段落．日記の更新もできた．これよりテザリングを解除，学校wifiに戻す．近くの比較的大きな高校と，別の小さな高校からの25名くらいのクラス．最初に自己紹介で，次に学内の岩石を見て回る．池の石灰岩の化石はとても時間をかけて熱心に見てくれた．火山灰の処理かとに少し時間がかかり，12時15分に終了．午後は地震計と地震記録で，解析は結構難しそうに見えたのに，あとで一番良かったコンテンツを上げてもらったときに，結構な数を集めていて驚いた．この日も市場にいったが何も買わなかった．娘から連絡があり，高野山で若いころ親しくさせてもらった，天文ファンのYさんが亡くなったという連絡．娘さんからの年賀を辞退するとの訃報連絡のはがきが来たらしい．２人の娘さんにはそれぞれ星に由来の名前を付け，自らも大学卒業後に天文関係の職場に就職した人．その後同じ村の役場職員になり，仕事をばりばりこなしていたはず．63歳という若さで亡くなったのは何か事故か事情があるのかもしれないが，あるTVで「となりの人間国宝」にまでなった人で大変さびしいし悲しい出来事でもある．彼のご両親もそれぞれ，彼が若いころに病気と，不幸な交通事故で亡くなっているので，とても気の毒なご一家である．彼と高野山の彼の観測所で，星の写真を撮っていたころが本当になつかしい．そのころの天文同好会の若い方も，たしか若くして亡くなっていた．天文つながりではこの他，最初の勤務地で住んでいた教員住宅の近くに住んで，大きな望遠鏡を作っていたFさんも，自作の望遠鏡の完成を観る前に肝臓病で急逝された．天文ファンが次々と星に召されたことを思い出した悲しい日であった．校長が招いてくれた素敵なディナーに浸りながら，それが頭から離れなかった．

★2022 年 12月 13日（火）

Loei最終週．普通クラス授業日．これまたとても熱心で感心．

　朝から．英語サイトをチェックすると．全く白紙状態で，何も表示されない事態に．すぐにサポートにメールを送る．404 Not Foundではないのでパーミッションだろうと思われるが．至急修正を頼んだがまだ返事がない．今日は一般生徒向けの授業．しかし明日は近隣の学校からの先生と生徒相手のイベントで，これが午前９時から午後４時までぶっ通しみたい．早く言っておいてほしかった．
　今日の授業もとても手ごたえがあった．３D震源地図を熱心に見たり，動画の問いにきちんと答えたり，あるいは終了後に地震計の作り方の詳しい説明が欲しい言われたりと，この学校のレベルの高さがわかる．しかし現在まだ英語版HPは不調なので，これを直すのが先決．午後は久々に少しだけ余裕があった．市場から帰ってきて，慌てて明日の予定などを考える．

★2022 年 12月 12日（月）

特別クラス最終授業日．午前中はだめだが，午後は復活した．

　昨夜またこの日記がアップロードできなくなった．今日は朝から珍しくやや強い風が時折吹く．落ち葉がそのたびに音を立てて落ちる．鳥の声が爽やか．鶏も時折鳴く．変わらない日常．ということで，やっとスぺシャルクラスの５時間×３＋野外巡検2日の長丁場が終わった．明日は普通クラスに50分の授業なのだが，例の火山動画と神戸の地震学会動画ベースで行こうと決めた．作業などは難しいだろうと思うので，基本動画と地震計デモと質問ベース．あと３D震源地図．しかし問題は次の普通クラス向けの薄片観察が難しい．液晶モニタに映した画像をスケッチさせてもよいかなと思う．
　特別クラス授業．午前はなんか熊本高専とのMeetingあるとかで，生徒が半分に減る．しかも地震予知と複雑系のやや高度なことを入れたので，かなり反応がにぶく，苦労した．碁石モデルだけは喜んでくれた．しかし一転，午後はほぼ全員が戻ってきて，大陸移動説からプレート説へを３時間かけて一気に流した．大陸移動説の古気候の根拠となる氷河痕跡に関連する，カナダの氷河の話をしているときに，ちょうど校長が部屋に入ってきて参観してくれた．なんかラフな格好の方なのでまさか校長とは最初わからず，前の方の生徒に聞いて確認した．基本的にこの学校の先生はみんなラフなスタイルなので助かる．今回副校長が参観に来ると聞いた日だけネクタイを締めたが，結局多忙で来られなかったので，速攻で外した．最後のアンケートを取ったが，結構よい評価でありがたい．特に英語は聞き取りやすいという生徒が大半で逆に驚いた．先生への研修では結構聞き取りにくくされたいたようなので，これも日本と同じから思う．その後市場でマンゴーとドラゴンフルーツを買う．

★2022 年 12月 11日（日）

野外巡検２日目．なかなかよいカルストサイト．

　野外巡検２日目．さすがに昨日の巡検で疲れて，午後８時に眠ってしまって，夜寒さで目が覚める．なんかちょっと頭痛の始まりみたいな風邪の一歩手前で，あわてて長袖を着て寝る．何とか風邪にはならずに済んだ．９時間は眠れたか．
まず昨日の１日目から．８時に集合．バン２台に，生徒10名と教員が7名くらいだったか．副校長は昼で帰ったようだ．最初にメコン川に出ていつもの右ではなく左に転回，西に向かう．街道を行くと建設用の砂を取る業者が並んでいる．そして川から国境が離れるところに，空中回廊がある．そこに入る道を入ってしばらく行くと駐車場があり，回廊の入口に着く．ここで入場券と別に足の上履きを買う（借りる？）お金が必要．上履きを靴の上から履いて，おそるおそる回廊を進む．最初鉄格子の足元，次にガラスか樹脂の透明な足元に移る．何か所か展望台があって，観光客がひっきりなしに写真を撮っている．我々も写真を撮って，ぐるりと回る．その後，来るときに見えた道路沿いの東向きの地層のきれいな露頭に車を停めて，地層をチェック．これが予想外に良かった．基本は泥岩なのだが，赤い縞（ラミナ），黒い層の中の火山灰のようなピンクの薄層（3-5mmくらい）が挟まれる，ベッディングがよく分かる地層．さらにあとで黄色の砂の挟みとか，スランピングまで見つけた．さらに全体はやや緩やかに背斜構造になっているように見える．ただしこれは見かけのものかもしれない．残念ながら走向・傾斜までは測れなかった．ここで熱心に生徒に説明．その様子を聞いていた副校長にあとで，土産物屋でTシャツと，ココナッツのアイスなどを買っていただく．ここでは１時間近く滞在して，その後東に向かう．昼食はさっき副校長のエピソードがあったチェンカーンから東に進んだ場所で，川に寝た男の伝説が残る，川に岩脈の列のようなものが残る観光地で昼食となった．各先生の名前をノートに書いていただく．昼食後に河原の石をチェックに行く．ハンマーでたたいている様子を撮っていたカメラマンのT 先生が，自分が割った石をリュックに入れようとすると，ここの石は持ち帰れないという．どうも名所なのでプロテクトされているようで，あきらめる．今までタイのゆるい習慣に慣れていたので，ちょっと意外だった．昼食はいつもの幾つも料理の皿を囲んで，蒸す円筒の籠に入ったスティッキーライスをほおばる形式．このあと，途中川に降りれる場所に車を止めて，河原の石をチェックする．最初に河原の転石を観る．石灰岩のやや結晶化したもの．さらに上流に何か石の塊の山が見えたので，それをチェックに行く．この石は実はたたくと，きれいな緑色の石で，最初メタBasalt か，Doleriteではないかと思って，その旨を生徒に説明したが，あとで地質図をチェックすると，どうもRhyolite Tuffかもしれない．その後さらに下流に向かうが，途中でなんか山に入っていく．どうもS先生が下見でみつけた寺のある山なのだが，花崗閃緑岩でとくにどうということもない場所で，やや時間がもったいなかった．ここをあとにして，やっと最終地点 STOP2に向かう．再び川沿いにどんどん東に向かい，さらにSPOT2に近い場所に着く．しかし論文の場所が見つからない．どうも水が多くて露頭が見えないのかもしれない．結局２か所みたが，残念ながら断念．この後，支流の川に沿ってLoeiまで山越えで帰る．途中には結局露頭は見えず，少し早めに学校に戻った．このあと必死で月曜日の予定を考える．最初月，火と２日あると考えていて，走時曲線だの，断層実験だの余裕のある計画を立てたが，あとでプランを見るとこれが１日だとわかり，結局地震の統計から複雑系と，午後に大陸移動説からプレート説に縮小した．ここまでが１日目．
次に今日の巡検．今朝も８時に集合．学校から南にかなりの距離を走る，ドライバーは最高122kmを90km速度制限の速度表示看板のところでわざと出していた．この速度で10時前には目的のミニ博物館に着くことになる．途中のセブンイレブンで飲み物などを買う．ここでココナッツを試す．ジュースを飲んだあとの殻はまだ食べられるそうなので，リュックに入れる．ミニ博物館で生徒に，タイの地質の基本を説明．資料の方から古い２つのプレートの衝突とか，石炭紀の言葉の起源，さらにシダの大森林と巨大昆虫の話などを混ぜる．このあと，最初にカルスト地形の観光地に移動．ここでは山に登るのに小さな車に乗り換える．車を降りて少し歩いて，途中石灰岩の隙間をたどる狭い道を何とか登って，展望台に出る．ここでは見事な崖を持つ山塊が３つほど見える．ここでカルスト地形のうちの，カレンフェルトを説明する．ここから次に，滝に向かう．これは車で移動．滝の場所も少し歩いて到着．上から見える場所に鍾乳石が右の壁に見えた．さらに滝の底の凹凸の形から，これは巨大な鍾乳洞が崩れたあとだと，推察．しばらく水場で遊ぶ生徒たちを尻目に，化石を探すが転石にウミユリを見つける．これらをあとで上の展望台から生徒に説明する．ここから次に，LoeiのBig-Cに戻って買い物．S先生とピザを買う．ブランディがあったので，よかったと思ったが，例の酒を買えない時間帯だと一緒に行ったN先生に教わる．残念．その後S先生の最後の計画のサンセットを観るための山登り．これが大変だった．500m越えの山登りで最初と最後の階段がなかなか大変．こちらは例によって結構山登りを鍛えていたので，トップで登頂．山麓では赤褐色の泥岩だったのが，山頂すぐ下には洞窟があり，石灰岩らしい岩石に変わっていた．帰りにどこで変わるのかをかなり，気にして探したが，結構難しい．いったん整合に泥岩らしい地層に変わったように見えて，その下ではまた塊状の石灰岩が見えたりして，結構難しい．階段が切れると同時に崖の露頭もなくなり，決着が着かず．このあと日が暮れた道をまたまだ快速を飛ばして学校に戻る．やっと落ち着いてピザを２切れ今日の夕食．ビールの前にドリアンとバナナと風呂．夕食と並行して，マンゴー，サラ．さらに今日のココナッツとバラエティに富む．明日の資料をまとめるのに時間がかかり，日記は最後にビールさらに一缶をあけながらこれを書く．FB更新は明日におあずけ．午後に例のT先生からやっと返信があり，なんとここの校長と一緒のロシアとの交流のためにモスクワに行っていたとか．なるほどタイはまだロシアとの交流を続けているのだ．返信が遅いので体調でも崩したのかと心配していたが，よかった．また月末に会うときに話を聞こう．今夜は出版できない．

★2022 年 12月 07日（水）

教員向け研修続き．地質分野の話．終わって市場．今日はノンアルデイ．

　6日目の朝，昨夜もビール飲みすぎで小用多し．しかしだいぶ慣れてきて，まあ体調は十分．マウスが天文の部屋なのでとても困る．シャワートイレの猛烈な水量もコントロールを覚えて慣れてきた．またまた洗濯中．なんせもらった洗剤の量が多いので半年くらい生活できそうな感じ．外の物干しを見つけたので昨日かれこれに干している．昨日から困っているのはFTPがつながらない問題．これ確か前のタイでも同じ問題に直面したような気がするのだが．一応サーバー会社に問い合わせている．
　今朝SさんとFBメッセンジャーで会話して（彼はLineを教えてくれないので？），明日からの特別コースの生徒向けの授業時間を聞くと，なんと全日OKだという．これで急遽予定を基礎コース朝２時間＋午後３時間の５時間/日で考える．これで地震が５時間と地質が５時間．さらにこれに応用コースも加わるので，今回の生徒向け授業は何と10時間という豪華さ．これは少し中身を検討して３年前にHSの生徒に行った実習を中心に作業をしようかと思っている．特に来週の応用では系外惑星の発見テーマとかもやれるといいなと思う．土日は野外巡検でとても充実した予定となる．
　その後，今日は教員向けの薄片と火山灰の講習．昨日よりは少し人数が減った．まあ実習は楽しんでもらえた．その後夜再度 FFFTPをテストするが，MDSLを切ってPASVモードを入れるとなぜか，ファイル一覧取得まではいくが，その後の処理で固まる．どうもよくわからない．

★2022 年 12月 06日（火）

最初の教員向け研修．地震分野の話．夕刻またまたメコン川沿いの景勝地で酒盛り．

　昨夜もビールパーティだったので，L缶2本だったが，断続的に小用に起きる．朝６時に起床．寝床でPPTの構成を練る．朝からその書き出し．ここでも気づいたのは朝，結構鶏が鳴いている．3年前のムクダハンのアパートを思い出す．あのときは隣地の工場が鶏を飼っていた．その後8：30すぎに食堂に行くがなんか戸が閉まっている．あとでS先生にあって再度連れて行ってもらうと，横の方の戸が開いていて，教員はそこから入る．生徒はすでに 8:15の始業で誰もいない．いつもの目玉焼きライスと茶碗蒸しか豆腐みたいな丸いかけらが入っている汁物を選ぶ．
30バーツと格安．小銭を出す．Sさんに校長に会わなくてよいのかと聞くと，なんと校長はロシアに出張中とか．このご時世に大変なことだ．来週戻ってくるらしい．その後，部屋に戻って今日の研修の準備．地震計と地震記録の使い方．昼前には一度自分の部屋に戻って，さらに少し資料を追加．昼食の時間なのでいつものように天文の部屋でみなさんと弁当みたいな昼食．ソンタム（パパイヤサラダ）の懐かしい味．その後13:00を過ぎると続々と先生が集まってきて，研修講座の開始．例によって火山噴火ビデオの違いを聞くが，なかなか正解が出ないので，仕方なくこちらから答える．皆さんなるほどと納得してくれた．地震計の歴史に始まり，机上デモ，寄贈地震計の紹介とかのあと，例の地震記録から震央を決定する作業．途中２度の休憩をはさんで，３時間ほぼぶっつづけはずっと家で授業から離れていた私は少し疲れた．が今日はカフェに行きましょうとSさんがいうのでいつものDさんと情報の若い先生と３人のメンバーで北を目指す．途中授業と，深夜のクロアチア戦の疲れなどで眠ってしまって，ちょうどチャンカーンに着いたころに起きる．その後右折して，メコンの下流側にどんどん走っていく．土曜日の巡検のコースのようだ．そしてゴルフ場の入口みたいなところについて道をそれその入口からどんどん山に登っている．その先の開けた場所に確かにカフェが建っているが，その奥にはテントが多く建ち，ゴルフ場ではなくキャンプ場であることがわかる．例によって外の座席を確保．上からメコン川の渓谷を見下ろす写真を撮る．昨日のチャンカーンの船着き場はずーっと遠くにあるようだが確かにはわからない．これあとから考えるとメコン川が途中の山を先行河川のように横切る地点の入口になるみたい，ここから下流にメコン川は渓谷を削って流れる．川は両岸が迫って，川の中にも岩脈のように残った岩石がよく見える．これは今までなかったメコン川の景色．しきりに写真を撮る．カフェっと思っていたら，またまだチャーンビールの瓶が運ばれてくる．例によって氷を大きなジョッキに情報の先生が入れてビールをついでくれる．揚げたせんべいで乾杯．今日もまた酒盛りが始まる予感．その後どんどん食事が運ばれてきて，最後の圧巻は魚を細かく切ってあげたという，魚の上に細かい油カスが積もったような料理．これがしごくおいしくて，マンゴーサラダを添えて食べる．ビールが進む進む．情報の先生はサッカーファンらしくて，彼とJリーグのタイ人選手のことなどを話すが，彼は英語が得意でないので，いちいちほかの２人に通訳してもらって議論する．そうこうして，とっぷりと暮れたカフェからチャンカーンの水面に映る夜景とか，上がってきた月と火星（これ最初木星と思って指摘したら，Dさんがアプリで調べて火星だとわかる）などをうっとりと見つめる．昨夜に続いて至福の時第2弾．もう本当に毎日こんなことでよいのかと思ってしまうが，まあ３年辛抱してこれを待っていたと思えば悪くない．その後また車で連れて帰ってもらって，８時すぎに部屋に到着．そこから今日の研修資料をアップしようと思うが，どうもFFFTPの調子がおかしい．つながってても，なんかエラーで進まない．おまけにマウスを天文の部屋に忘れて来て，とても作業が難しい．眠くなってきたので 10時すぎにギブアップ．今宵も小用との闘いが続く．

★2022 年 12月 05日（月）

地震計の組み立て続き．何とか調整終了．夕刻パーティ．深夜代表戦．残念．

　朝4時半ころから断続的に目が覚める．小用にいくことしきり．6 時半に本格的に起きて昨日分も含めてこれを書く．昨夜と今朝の２回せっかく揃えてくれた洗濯機で選択．最初使い方がわからなかったので，いろいろボタンを押して運転ボタンを押すがなぜか途中でエラーが出る．Hisenseの洗濯機なのでネットで取説などを見るがいまいち判然としない．ところが途中でふたを開けたままということに気づいて，これを閉めて自動運転すると，なんということもなく勝手に洗濯が完了した．部屋ととなりのシャワー兼物干し場に干す．現在朝の洗濯を実行中．
このあと，学食で朝食．寮の店で買い物．その後地震計，上下動の組み立てと調整．アンプ，ソフトは走ったが，上下動の周期を調整のために工具を借りようとするが，万力もなく，手作業でなかなか苦しい．ばねの取り付け部部の延ばして，何とか3秒余りを達成．これで手を打つ．夕刻からD先生が主導で若い先生たちのパーティが外で開催．野菜中心の食事．ビールも進んで楽しかった．若い先生がこのように楽しく仕事をしているのはとても良い傾向．
その後試合があるのを知ってどうするかを考える．海外からAbemaTVを見るために，急遽VPNのサービスに加入．一か月 1000円弱はリーズナブル．寝る前に目覚ましで起きて５分くらいから観戦．現在前半を終わってまさかの前田のゴールで，1-0．素晴らしい．とここまではよかったが，その後はご存じの通り，最後まで監督の一環しないコントロールに，ある意味翻弄された選手だったともいえる．W杯は終わっていないが，さあほかの試合まで見る気になるかな．せっかくVPN入れたのでもったいないのだが．

★2022 年 12月 04日（日）

地震計の組み立てなど準備．午後チャンカーンに思いがけなくサンセットクルーズ．

　朝８時半に食堂に連れていってもらって，朝食．ムクダハンの食堂と似ている．休日で生徒も少ない．また寮の横の購買部みたいな店でシャンプーとかを買う．電気ポットとかバスタオルとか，必要なもののリストをS先生に渡したら，昨日のうちに全部用意したり買ってくれた．その後天文教室で準備．ところが偏光ユニットは理科の先生が続々集まって，手伝ってくれてあっという間にできた．とてもありがたい．こちらはその間にまず水平動を１本組み立て．途中震源地図とM5Stack微気圧計を紹介．化学の女性の先生（有名な奨学金をとっているとか，流暢なイギリス英語でとても聞き取りやすい）が．大変興味を持ってくれて．Lineの交換したあと薄片製作の動画のURLとかM5StackのUIFlowなどを教えることに．その際にいつものアナログ・デジタル教材論を熱く語ってしまう．とても賛同してくれた．今回話した先生の中では一番理解が早い方である．その後弁当が出てみんなで食べて，その後さらに水平動1本を追加．本日の作業はここで終了．さらにS先生が３時から車で有名なメコン川との交差点「チャンカーン」の街に連れていってくれるとのことで，物理のD先生，化学の若いN先生が同行．最初はちょっと街を見る程度と思ってたら，なんと夕方のメコン川サンセットクルーズに乗り込むことに．４時出発ということでがらがらの船内で，まずはビールと簡単なつまみを注文．それが届くころにはほかの客もちらほら入ってくる．テーブルは全部予約のための番号がついていて，そろそろ出発かとみるがまったくその気配はない．そのうちどんどん客が入ってきて，驚くことに満席となる．それでもまだ詰めかける客を工夫して乗せて，やっと５時前に出航．まさかこんなに人が来るとは思っていなかった．食事もどんどん追加され，さらにビールも最初４本からさらに倍に．その後も食べる飲むでサンセットのころにはかなりみなさん出来上がった状態．若い化学のNさんがビールを注いでくれたりと，気をやいてくれる．サンセットを写真や動画に撮るためにもうみんな立ち上がったり，踊ったりととても楽しそう．しかし欧米系の人がちらほらのほかはほとんどがタイの人みたい．韓国や中国，日本人はあとの街での散歩も含めて，まず見かけなかった．中流域でもかなり流速のある場所もあり，さすがに大陸の大河で感動する．彼らに地理でならった河川縦断曲線の話をする．国境から川が離れるあたりまで遡行して，その後川幅が広くなり流れがゆるやかなあたりで，船はゆっくりと転回．その後ほとんどエンジンをふかさずに，川の流れのままに元の船着き場まで戻る１時間半のクルーズ．この間タイ側の夜景はとてもきれいだが，ラオス側は暗いまま．しかし船着き場のあたりの対岸の小さな村からは，大音量の音楽や歌が聞こえてくる．これは最初も最後の同じだった．S先生の話だと，何か祭りではないかという．船から上がってほろ酔いで有名な古都のようなチャンカーンの街中を散策．休日でとても人がおおい．屋台やら古い家屋の１Fが店になっている商店街をゆるりと歩く．至福の時．途中で引き返したが，さすがにまだ上流に続くらしい．スノービアーというチャーンビールを凍らせた瓶をストローでいただく．船の中でも今日は全部チャーンの大瓶だった．車に戻って学校に戻る．例によってけっこう召し上がっていた，S先生も運転はとても確か．部屋に帰りついてFBを更新したあと，10時半に眠るが．夜２時間おきに小用で起きる例のパターン．久々にいささか飲みすぎたか．

★2022 年 12月 03日（土）

初めてのルーイ訪問．至れり尽くせりの歓迎で言葉もない．

　都会の朝に熱帯の鳥が澄んだ声で鳴く．機内映画で「トップガン・マーベリック」を観れたのはよかった．なかなかよくできている．訓練だけの映画ではなかった．Win機がまだ設定ができていないところを進める．FBはなぜかFireFoxからの写真の追加ができないので，Chromeで設定．あとSylpheedを立ち上げ直後にメールが読み込むように設定．ついでにドンムアン空港のラウンジを調べる．PP（プライオリティパス）で使える場所が国内線にもあることを確認．ということで，宿で呼んでもらったTAXIで空港へ．Krabの予定がタクシーになった．料金は赤い数字でメーターに表示されて131バーツだったので，140バーツ払うと運転手がけげんな顔をする．どうも呼び代も入るようでスマホの方に料金が表示されていて，150バーツみたい．まあそれでも安いので，チップ込みで160バーツ払う．ところが domesticと伝えていたので，Terminal1で降りる．ところが時刻表を見るとLoei行きはTerminal2だと書いてある．しかしまあそれほど遠くはなく良かった．荷物を軽くするためにやや着込んだが，朝は涼しいので助かる．荷物預けは 25.3kgと表示されたので，やばいと思ったが，エキストラチャージは不要だった．コップンカップと言う．また国内ではよく書かれている，手荷物の重量検査はなかった．ちょっと拍子ぬけ．すぐにセキュリティ検査へ．これもすんなり抜けて，さっそく酒屋を探すがないので，かなり長い距離を戻って51番ゲート近くのミラクルラウンジでこれを書く．年配の親子連れで息子さんの携帯にしょっ中，Lineの着信音が鳴る．ほとんどタイ人の客で外国人観光客の姿は少ない．46番ゲートに戻って飛行機の離陸を見る．もう１分おきくらいに離陸している感じ．この国の発展ぶりを象徴している．
さて安定の離陸とその後の旋回で北を目指す．平原から次第に丘陵が見えてくるが，なんか平地の様子がおかしい．鏡のように陽光を反射している．途中でどうも洪水ではないかと気づく．最近こんな洪水があったのかといぶかるが，後で2～３か月前のものだと教えてもらう．それにしても凄い規模の範囲でこんな洪水が起こるのだと感心．ルーイの出口で待ち構えていたのは向こうの学校の先生方．たくさんの数で驚く．なんか記念写真まで撮ってもらって，もうFBにアップされている．櫃はルーイで一一番有名なレストランとか．朝スパゲティを食べたのに，また注文していまう．デザートまで出てきた．その後石灰岩のがけが仏教施設になっている場所に案内される．梯子を最後まで上る．あと学校に一路．GoogleMapで見覚えのあるコンビニ２軒が見えてくるとほどなく学校到着．部屋を教えてもらって，その後荷物のにほどきなど．暖かい歓迎ぶりに頭が下がる．国際交流の担当だという人が，わかりやすい英語と少し覚えたという日本語で対応してくれる．熊本高専などとの交流の中で日本語を勉強しているという．かなりよくできる．私がタイ語ができないのがとても申し訳ない．こちらも十分に準備をしていて本当に良かった．届いた荷物は顕微鏡の木箱の底が壊れていた．重いものなので仕方ない．全部荷物を取り出して天文学棟の机の上に広げる．作業や少人数の実習をする場所としては申し分ない．その後USB顕微鏡をセットするがなぜか画面表示が出ない．何かが最初に一瞬Webカメラをブロックするという表示が出たような気がする．調べると，MSの標準設定にはなく，なんとAVASTが新機能で搭載したものだった．速攻で切るとちゃんと薄片の画面が出た．とりあえず一つ難問解決．次に地震計デモ装置を接続．こちらも心配だったアンプ電源はちゃんと240Vで耐えた．Processingを走らせるが，信号が出ない．例によってシリアル番号を変更したりするが，だめ．ただ磁石を強烈に動かすと，少しだけ底にはりついた信号線が少しだけ上にいく時がある．これは困った．回路のLEDも消灯している．不都合なら助かりようがないとICの交換とかを考えたが，なんとケーブルの中間SWを入れてないことに気づく．これですんなり動いた．トラブルと冷静に物事を考えれなくなる典型．このあと６時にS先生が車でマーケットに連れていってくれた．市場は以前にムクダハンとかラヨーンで見かけたのと同じ屋台が並ぶもの．ここでS先生にマンゴーが欲しいというと，果物やにあった．しかも40と書いてあるので３個選んで120バーツ払おうとすると，なんと４個包んでくれて，40でよいという．思わずS先生に聞き返すと，1kgの値段とか．驚くほど安い．このあと小学生が店番をしているたこ焼きを買って，隣のセブンイレブンでチャーンL 缶４本と，焼き飯，ピザの冷凍を買って帰ってきた．途中の店で一緒に行った先生もビールをたくさん買っていた．

★2022 年 12月 02日（金）

奇跡の試合を早朝よりホテルで観戦．あとタイへ．

　奇跡の試合を早朝より，伊丹空港のホテルで観戦．４時５分の目覚ましだったので，キックオフは見れず．直後にチャンスで伊東のシュートが惜しくも外れる．その後前半はドイツ戦と同様押しまくられる．後半は判に押したような堂安の目の醒めるミドル．なんかこれでひょっとすると勝つのでは？と思えだした．相手も２点目のあのゴールで慌てた感があり，押しまくられるも日本のペース．まさに解説の本田のよい解説．最後の５分，娘からチェックアウトの要請のLineがありあきらめて，１Fへ．６時のシャトルに乗せてもらう．セキュリティの出口で荷物を待つときに，日本のユニフォームを脱いでいたおっちゃんに思わず，「勝ちましたね！」と声をかける．彼も同様朝から見てたらしい．見ずに寝るチョイスもあったが，結果的に正解．今回の旅行は土産物以外は調子がよい．朝食に野菜サラダクロワッサンとコーヒーのセットを買う．756 円．インド人がうるさい，PC用の席で食べる．どうも今回はラウンジ運がなさそう．行きは制限区域外だそうで，羽田では時間外かもしれない．今機体が到着．乗客が下りたあと，そろそろ優先搭乗が始まる35分前．ドル円下がってきたな．パウエルの発言が効いているのか．もう円安はないのか．海外に滞在の間は好都合だけど．
さて，羽田からなので，７時間かかってバンコク到着．イミグラントはさほど混んでいなくて，しかも昔あった機内で書く入国書類もなし．日本人は１番といわれて一番奥のイミグレに行ったが，途中の入口では大勢の南アジア系の人々が書類を書いていたので，国によるようだ．ほかに目的も何も聞かれずにイミグレは若い女性で何ともあっけなく終了．ところが荷物がなかなか出てこない．30分はゆうにかかって，やっとピックアップ．税関も何もいわれず外に出る．なんせ人数が多いのでかなり端折っているように見える．AISの30日間，ネット付きSIMを800バーツほどで買う．ここからが大変．まず荷物の再構築をして，B1に降りてまず Airportlink．次にマッカサンで降りてMRTに乗り換え．ALの窓口で買った切符は35バーツで回収されてしまった．てっきり連絡切符だと思ってたらどうもそうではなく，MRTでは買いなおし．この経路もややわかりにくい．何せBlurLine なのに案内看板が赤い！とりあえず陸橋渡って，B1に降りてそこで乗るが最初どちらに乗るのかがわからず駅員に教えてもらう．結構混んでいて大きなスーツケースで大変．いわれたとおりBL14で降りて，５番出口で言われた番号に電話をするが通じない．しかたなくFBのメッセンジャーに連絡を送るとすぐに返信が来て，待つ場所もあとで指定された．そこで待つとツクツクみたいな車でピックアップ．駅の周りは駐車する場所がすくなく大変．つねに警備の人がいるが，ホテルの迎えは例外みたい．ホテルのフロントの兄ちゃんも若いがとても親切．路地の奥にあるが印象のよいホテル．しかし一つ問題はコップがガラスしかなくコーヒーを淹れれないのが困る．部屋は広く三菱の大きな冷蔵庫がおいてある．エアコンもよく効いている．夜は止めようと思う．シャワーも熱いお湯が出る．FBに写真を上げてとりあえず今日は終了．

★2022 年 12月 01日（木）

午後遅く伊丹着．空港側のホテルでこれを書く．

　もらった3000円のクーポンを消費するために，空港の土産物屋を探すが，海外向けの店がない．関空とは大違い．仕方なく小間物の店で大阪名物という飴の缶を７個かってクーポンを消費．ところがどうも持つと結構重たい．超過料金を考えてこれは失敗したなと，考えたあげくホテルから自宅に宅急便で送ることにした．やはり土産は明日の羽田ででも．空港には例によってスーパー半額の食べ物もなく，仕方なくローソンでのり弁当を夕食に買う．ビール500×２本．あとかぼちゃスープ．ホテルは空港直結とはいえ，歩いて７分の距離．最初わからず遠い看板を目当てに重い荷物を押して，駐車場を横切るが網に遮られ，大きく迂回．ホテルのネット案内の電話をかけても使われていないとか，どうなっているのかとフロントで聞くと，同じ番号．よくわからない．とりあえず2階に宿泊．ビールちびちびやりながらこれを書く．行きしなにUSBメモリにフォルダをコピーしかけたのが間違いで，恐ろしく時間がかかるので，途中でひっこ抜いたのが原因で，かなりフォルダのファイルが失われている．これを昨日SSDにコピーしたものから復元を図る．重要部分は復元できたか．