ゾ
ンビ台風に大迷惑な列島をよそに,朝から開発で久々のアナログ回路大嵌り.大学の某研究室に設置予定の地震計の回路を,従来の5V単電源から元のOPアン
プ用±15V両電源に戻す処理.これが朝から大変な嵌りよう.まず3chある回路の真ん中のchだけどうしても信号の位置が0Vに来ない.どうもマイナス
に固定のまま.しかし振り子を揺らすと信号は入っている.この原因が不明で,とりあえずこんな時のためにと,バックアップ基板に総替え.ところが今度は
ch1が同じ状態.かつ2chは結構なノイズが載る.万事休す,で新たな基板を起こすことにして,今日は諦めかけたが,最後の点検にと最初の基板をルーペ
で隈なく調べる.そうすると,なんとch2の初段のIC,OP07の足が1本曲がって刺さっていない!犯人はこれだと特定.ICの足をだましだまし伸ばし
て再挿入.何とか折れずに済んで,この基板を再度接続.しかしやはり2chは信号なし?おかしいなと今度は初段バイアスを調整して,きちんど信号が出るこ
とを確認.やれやれ朝から開発の厳しさを思い知る.経験からこういうトラブルは必ず複数の原因が重複する.一つ解決したと思っても,かならず別の原因がか
ぶることが多い.これは真剣に物作りをした人だけがわかる真実.また一つ勉強になったが,以前2枚めの基板の謎はまだ解かれていない.開発の厳しさに今日
も圧倒された.
昼の追記.これを書いていて本当に
足のことが問題かと,思い当たっている.足が折れてはいても,ソケットの端子には接触していたようにも思える.さらに3番ピンはOPアンプ初段の入力の+
側に接続されている.どうかんがえても,信号が出た時点で接続には問題がなかったようにも思える.そうすると原因は単なる初段のバイアス調整にたどり着
く.バイアスはさわってから結果が出るのに,時定数の長い積分回路のために時間がかかる.それを考えずにスキップした可能性がある.もう足が折れた状態は
再現したくないので,あとは推測だけの状態.それより2枚めの基板の細かいノイズの方が大問題で,この種のトラブルの原因はつかみずらい.2枚目の基板は
廃棄しかないように思っている.
その後午後になって,感度を1/5に下げたので,かなり安定.これで大学に持っていけば感度を5倍近くに上げられるはず.
なるほど
ロシアの焦土作戦か.一体どのように
熱帯低気圧に変わったことを判断しているのか?FBに時々流れてくる,ショー土動画,なにげない中に心あたたまるものが多い.この企業の良心のようなものが感じられる.FB株買おうかな.