キャンベラのANU(オーストラリア国立大学)地球物理学棟前にて2000年冬撮影
<氏名> 岡本 義雄
<略歴>
大阪府立高校教員等を経て,現在
大阪教育大学附属高校天王寺校舎地学担当教員,♂,1951年生まれ
<家族>妻と娘2人愛犬1匹
<研究歴?>
自宅での自作地震計による地震観測歴10年あまり.
現在,地震学全般や進展著しい「複雑系科学」に学問的興味を持っている.
計算機を用いた地学教材や各種数値シミュレーションの開発を行っている.
<趣味>
サッカー観戦(プレーヤーとしては引退?),波止釣り,山歩き
<特技(自慢?)>
短距離走(38歳時)100m 12.9秒(陸連公認記録)
(4?歳今年) 50m 7.9秒(校内参考記録?)
距離潜水 (30代半ば) 60m弱(25mプール往復とあともう少し)
ブルース&ロックギター(10数年ぶりに復帰,2004年秋)
<Why am I Seagull?>
10年ほど前,日本国際賞の講演会が大阪城近くのMIDシアターで開かれ,私は生まれて始めて,国際講演会なるものを聞きに行った.その折,プレートテ
クトニクスの第1人者,Xavier
Le Pichon
が海洋での観測のスライドを順に見せて行って,最後に1枚かもめが海を飛ぶ写真を出した.聴衆が何を言うかと一瞬期待したとき,彼は一言This is
a
seagull.と言って講演を締めくくったのをずっと覚えていた.この時,耳にあてるイヤホンを渡され,講演を聞いていたが,演者が何かジョークを言っ
て聴衆(ほとんど日本人)がどっと沸くのだが,私にはその意味がすぐには解らなかった.なぜみんなは先に笑うのかと,ふと前の人のイヤホンの機械のスイッ
チの番号を見てやっと理由が分かると同時に,私は恥ずかしさのあまり,あわてて自分のイヤホンのボリュームを絞った.同時通訳の日本語のチャンネルで聞い
ていたのは私1人であることに気づいたのだった.この時のカルチャーショックがその後の私を,学問らしきものの探求へと向かわせるきっかけとなる最初の経
験であったような気がする.