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三浦半島の最南端に分布する三浦層群(1200〜400万年前)の露頭,城ヶ島の海岸風景.海岸段丘と海食崖.白い三浦層群の上に茶色の関東ローム(7〜1万年前)が不整合で乗っていると,他サイトの説明にありました.
| 段丘面から海岸に遊歩道を降りる.
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まず海食洞(馬の背洞門)の前で記念写真.このあたりの地層は初声層と呼ばれるそうです.1923年の関東地震で隆起して現在は海岸から離れています.
| 早速走向,傾斜の測定から.
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結構きれいなクロスラミナ.礫を含んだ砂岩に見られた.軽石を含んだ白い層も見れる.黒い砂岩はスコリア質砂岩と言われるそうです.
| 軽石を含んだ層.火山の多い関東ならではの風景.
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軽石がそこかしこに見られる地層.関西ではあまり見たことのない地層.あっ,二上山にありましたか.黒いのはスコリアだという説明が他のサイトでありました.
| もう一つ白砂青松の瀬戸内とは異なる風景がこの黒い砂です.伊豆大島や房総半島の砂も黒かった.
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関東地震の際の隆起で現れた白いヤッコカンザシの位置を示すS先生.貴重な地殻変動の証拠となります.
| こちらは小断層の連続.これだけ見ると逆断層に見えます.実際には立体的に見ないといけないので,横ずれ成分もあるかも知れない.
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ここにも見事な断層.横ずれの成分もあります.
| 有名な火炎構造.荷重痕の一種と言っていいのか.軟らかい凝灰質の白い泥岩に上から密度の大きい砂礫がめり込んでできたとされる.これだけきれいなものはここで初めて見た.
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これは見事な級化層.礫岩の礫が黒いことにも注目.スコリア質(玄武岩質の軽石)だとされる.砂が黒いのと同じ理由?
| 断層の拡大.黒い地層は三浦半島や房総半島に特有.凝灰質の泥岩との対比が美しいのでこの場所の地層はよく教科書などの写真でも取り上げられる.
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ここにも別の断層.地層の黒白のコントラストが美しい.
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地層が陸に向かってゆるやかに傾斜していることがよくわかる.このあたりの地層は三崎層と呼ばれるらしい.
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ヤッコカンザシの白い跡が点々と同じ高さで続いている.
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見事な層内褶曲(スランピング).
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