地学部の合宿で秋吉台に行ってきました.そこで見かけた地層やカルスト地形の報告です.2003.06/09
秋吉台の地形,洞窟,地質については下記に詳しい解説があります.

秋吉台科学博物館のWebサイト

秋吉台に続く参道に並ぶみやげ物屋には化石や鉱物がたくさん売っています.
洞窟内の有名な千枚皿といわれる溶食地形です.炭酸カルシウムの溶解と沈殿が見事に作り出したものですね.
国民宿舎の前の典型的なカレンフェルド(墓石地形),手前に2個ドリーネの凹みがあるのですがわかるでしょうか?
台地上にはところどころ,ドリーネの孔が口を空けています.陥没の危険があるようで看板が立っています.
同僚のS教官の前には雨水による溶食の跡が顕著な墓石地形の露岩.化石も含まれているようですが,このあたりは天然記念物に指定されていて採集はもちろんできません.
秋吉台から少し車で走ったところに,石灰岩がマグマの熱を受けて変成したスカルンの鉱山が点在しています.ここはその1つでズリ(捨て石)の中から,ガーネットや銅の鉱物などを探しています.
こちらは「景清洞」と呼ばれる洞窟です.
こんな風にヘッドライトとヘルメットを着て,洞内を探検します.足元の水で長靴の中もビショビショになりました.
広い秋吉台の台地の至る所に石灰岩はあるのですが,
こんな風に化石の含まれている場所も多いようです.




















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