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宿舎の宮崎鉱泉のすぐ裏にある海岸.この転石のなかから運が良いとひす
いが見つかるそうです.
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朝かなり早朝から目を皿のようにして探したのですが,なかなか本物は見
つからないようです.
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午前の最初の露頭は名勝「親不知」の旧国道ぞいの壁です.親不知火山岩
類と呼ばれる安山岩からなる絶壁です.それにしても昔はこんな狭い国道をトラックやバスがすれ違っていたとは驚き.実に4世代にわたって道の付け替えが行
なわれたとか.
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道からのぞむ親不知の断崖.江戸時代は道がなく,はるか下の浪打際を
通ったそうです.通れないところは「青の洞門」のようにトンネルを掘ったとか.参勤交代で大名行列が通る際は,行列に波がかからぬように近在の村人を集め
海側に座らせて波よけにしたそうです.
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ガーネットの斑晶の目立つ安山岩のようです.
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「親不知ピアパーク」という道の駅にある展示館に巨大なひすい原石の展
示.何でも盗掘を恐れて現地の渓谷からわざわざ道を作って海岸べりのここまで運んだそうです.
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100tあると言っていたような,−−.部分的に翠や紫の部分もあって
美しい石です.
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さて,新潟県の青海町立自然史博物館に到着.ここでも巨大なひすい原石
の展示に驚かされます.岩石のまわりには盗難防止のセンサーが働いているそうです.
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この博物館の展示館入り口に置いてあった「ラベンダーひすい」(紫色の
もの).これは美しい.
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この「ざくろ角閃石片岩」というのもきれいな石です.
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博物館内の地質関係の展示説明を,この日の講師の学芸員茨木氏より聞き
ます.
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光を通すとうっとりするほど美しいひすいです.
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こちらはミャンマーから輸入されたひすいです.かなり見分けが難しいそ
うです.
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この日午後にたずねる明星山のカルスト地形の展示です.ここの鍾乳洞は
深い縦穴なのが特徴です.でもこの地域は立ち入りに許可が必要だそうです.
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さて午後は,まず橋立ひすい峡に向かいます.青海町の経済をささえてい
る「電化工業」の工場街を抜けます.石灰岩からセメントをはじめ様々な化学製品を作る工場です.
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さてここが天然記念物橋立ひすい峡の入り口です.バスは入れずここから
歩いて峡谷に下ります.
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人が立っている横の白い岩がひすいの原石です.こんなのがまだごろごろ
あって,監視カメラで盗掘されないよう見張っています.
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周りは蛇紋岩の崖でこれのどこかからひすいは転がってきたらしい.でも
まだひすいは転石のみの発見ばかりで,ひすいの出た露頭は確認されていないとか.
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電化工業の石灰岩採掘場とベルトコンベアのようです.このあたり至る所
に採掘場があるようです.
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さてこの後,28人乗りのバスはこんな狭い急坂とカーブを明星セメント
の石灰岩採掘場まで我々を運んでくれました.運転手さんの素晴らしい技術の成せる技でしたが,正直かなり怖かった.
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これは古い採掘場.バスは1000m近い標高まで我々を運んでくれまし
た.手前の石灰岩の転石に石炭紀のサンゴや腕足貝などの化石が含まれています.
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こちらははるかに青海の市街を望みます.その向こうは日本海です.
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化石採集場所まで暑い中を歩きました.なぜか化石採集の写真は採集に必
死になっていたのかありません.
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この日泊まった糸魚川温泉.素晴らしい料理と温泉で良い宿です.
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ホテル裏の姫川の河原の砂の波紋が夕陽にきれいだったので写真を撮って
みました.
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そしてこれはこのあたりでみやげとしても売っている浸透した水分か何か
が作った面白い模様の石です.何となくフラクタル模様に見えるのですが,−−.
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