地学proofのページ(担当 岡本)  25.Dec.2006 
2006年度後期「キッチン地球科学モデル」の紹介.後期はなぜか受講者が減って7名となり,こじんまりとアットホームな授業を続けています(どうも前期 であまりの補講の多さに敬遠されたみたい).今回は粉を中心とした実験ばかりのなので,キャッチフレーズは「大阪発”粉もの”実験!」ということになりそ うです.それではその途中経過を紹介します.

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さすがに粉もの実験で,用意した粉はコーンスターチ,小麦粉,上新粉(米粉),小豆粉(マーカーに使う)など.
これはコーンスターチに水を加えているところ.このコーンスターチと水の混合物はまか不思議な物性を示します.YouTubeでもこの混合物のプールで学生が飛び跳ねるビデオが話題になっていました.
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ということで,バネばかりで錘を抜きあげて物性を調べています.
これが思いのほか固くて驚きます.
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こちらは米粉(上新粉)を使って地層のモデルを作っています.
分厚い地層ができてきました.入れ物はアクリル板で作った手作りのものです.
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ということで,地層の支えをはずしてゆっくりと動かすと.
見事な正断層ができました.小麦粉では絶対無理だったのですが,上新粉だとこんなに見事にできるのは驚きでした.
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反対側から見たところ.1時間近くかけて地層を完成させた高1のKさんも大変喜んでいました.
こちらは小型の水槽で小麦粉の実験を大きなスケールで行ないました.やはり見事な逆断層ができているようです.
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条件しだいでまったく違う断層ができるところは,スライドケースで行なう小さなスケールの実験と同じようです.奥が深い.
さてこれは,男子チームのコーンスターチプールの物性実験その2です.コーンスターチのプールに振動モーターで振動を与えてみます.
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おっ!うまく表面に振動が現れた!と喜んだのですが,
水だけで行なうとご覧のとおり,表面の水が振動していただけで,この実験は失敗.続きは年越しとなってしまいました.
この続きは年を越します.みなさんよいお年を!!





















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