風化・浸食に関連した写真のページです.2003.07/06新設,2005.05/12更新

花崗岩は,六甲山,金剛山,生駒山などを作る大阪にはありふれた岩石です.この岩石は独特の風化の風景を作ります.遠足で行った六甲山,須磨アルプスからその様子を見てみます.
六甲山ロックガーデンを登ったところの花崗岩です.元々角ばっていた節理に沿って割れたものが風化で丸くなってきています.
その丸く風化した花崗岩を使ったマンションの壁の石材です.茶色く周りから染み込んだ水の跡がよくわかります.表面から岩石が風化が進む様子です.
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これは六甲山が須磨に向かって標高を低くしていく途中にある「須磨アルプス」の縦走路です.ちょうど本物のアルプスのように山肌ががけになっています.
ここでは典型的な「やせ尾根」になっています.両側から谷が侵食して残った尾根が尖ってやっと1人が通れるだけの幅しか残っていません.
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馬の背と呼ばれるわけがよくわかります.何となくがけに方向性があるようで誰かがケスタ地形のようだと言ってましたが,ケスタ地形は普通堆積岩の地層の場合に使う言葉ですね.じゃあここではなぜそのような方向性のようなものができたのでしょうか?
やがて「やせ尾根」が崩落するとこのように縦走路の途中に大きな凹みができます.山岳用語で「キレット」と呼ぶ場所ですね.
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表面は風化していますが,ちゃんと深成岩としての等粒状組織がわかりますね.
でもなぜこの界隈だけこんな風に風化と侵食が進んでいるのに向こう側は緑に覆われてあまり険しくないのでしょうか?この訳けをぜひ考えてみてください.
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こちらは須磨アルプスの最後の方に見られたきれいな板状の節理です.このような規則的な割れ目はどうしてできるのでしょうか?みなさんも考えてください.
須磨アルプスはなぜか白い藤の花が大変多く自生しています.なぜ藤色の藤ではなく白い花ばかりなのか?これもぜひ調べてほしいテーマです.


次に堆積岩の地層の風化侵食の様子です.これは有名な場所で図表にも写真が出てきます.
阿波の土柱.in 2002.spring with 地学部 一部画像は拡大できます.

有名な阿波徳島の土柱です.地学部合宿の付き添いでしたが,冷たい雨が降って少し寒かったです.
全景はこんな感じ.
上から見るとこんな感じでかなり怖い.
一応こんな風に道はついています.
近づくとこんな感じ.結構高いのがわかります.礫岩の部分が柱の頂上で柱の大部分は礫まじりの砂岩でできているようです.なぜこんな形になったのでしょうか?
頂上部のクローズアップ
柱の根本まで登ります.
ここから先はちょっと普通には登れないようです.

ちょっと古いスライドからスキャンしました.写真をみながらちょっと自然の造形を考えてみましょう.

泥岩のたまねぎ状風化.確か愛知県設楽郡に天体観測に付き添ったときの写真です.どうしてこのような形になるか不思議です.実験はできないのでしょうか?
岡山県成羽町の道路端に落ちていた礫岩.茶色の泥の部分と石灰岩の礫の風化のされ方に特徴があります.石灰岩の部分がへこんでいるのはなぜでしょうか?


秋吉台の地層の逆転構造がボーリングされた.元祖「帰り水」のドリーネ.なぜ逆転構造がわかったかなど秋吉台の自然についてはここが詳しい.

ドリーネの底が運動場に.雨が降ってもすぐ乾く.その理由は?でも残念ながら過疎のため廃校に.


井倉洞の外を流れる川による石灰岩の溶食.ノッチ.川の水だけだと思っていたら,海水でもおなじような溶食があるらしいです.
乗鞍岳のカール.日本に残された氷食地形.カールはあるのですが,U字谷は?しかしこんなに低緯度で氷食地形が残っているのは凄い.まさに日本海さまさまですね.


二上山の山ろくにできたミニ扇状地.道路際の開発地に流れ込んだ小さな川が扇状地を作っていました.小さな土石流の跡でしょうか?





















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