中国製格安PCへのWSL(Windows Subsystem for Linux)のインストール,Linuxの環境整備. 07th Oct.2018

FBに書いた個人的メモ書きを公開します.
タイにいるとき,Let's NoteのWindowsが起動しなくなり,仕方なく通販で買ったPCですが,これが驚くほどCost Performanceが良かったのです.
学生さんにはこのPCは格安(GearBestで2万円台)でおすすめです.
https://www.gearbest.com/laptops/pp_647765.html

EZBOOK 3 proのセットアップに関しては省略.240GのSSDにOSを移行,128GのマイクロSDをメインメモリとして追加など.参照サイト
https://win-tab.net/opinion/chinese_pc_os_on_ssd_1804081/

WSLのインストールは(以下FBの文章のまま)

昨日のPCに各種ソフトを仕込みましたが,WSL(Windows Subsystem for Linux)をインストールする過程を自分のための備忘録として残します.もちろんこの文章の書き起こしも,わずか3万足らずのEZBOOK 3 pro上で行っています.Linuxを研究で使いたいけれども,そのためにわざわざ1台PCを用意するのは面倒という人はこれで幸せになれるかも.ただし これが可能なのはWindows10に限ります.今日のところはインストールまでの過程を残します.WindowsアクセサリのSnipping Toolを初めて使いましたが,これとてもいいです.蛍光ペンやペンでスクショ画面に書き込みができます.WSLインストールの指南サイトは以下です.https://qiita.com/Aruneko/items/c79810b0b015bebf30bb

自動代替テキストはありません。
メニューからアプリと機能を探してそのタグを開け,次に
プログラムと機能,さらに,Windowsの機能の有効化,無効化をたどり,Windows Subsystem for Linuxにチェックを入れてOKを押す.これで一旦再起動.


自動代替テキストはありません。

再起動後,設定から更新とセキュリティ→開発者向けとたどり,開発者モードに
チェックそして,OK.



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次にマイクロソフトストアから,これをダウンロード.UbuntuはいくつかあるLinuxディストリビューションの中では今もっともメジャーなもの.私はふだんはこのUbuntuの更に派生バージョンであるLinux Mintというのを使っていますが.

自動代替テキストはありません。

起動をクリックすると,図のように窓(Linuxではターミナルと呼ぶ)が開いてインストールが始まる.
インストールの最後にユーザー名とパスワードを聞いてくるので,適当な名前と
パスワードで設定.図ではユーザ名は白く消しています.これで最終行の緑の行が出れば,とりあえずLinuxのインストールは終了.このあといくつかまだ環境設定がありますが,それはまたいずれ.


WSL続きです.インストールができたら次は環境整備で,まず基本的なソフトの導入をします.スタートメニューのWindowシステムツールからコマンド プロンプトを起動します.このコマンドプロンプトはWSLでは基本ですので,タスクバーに張り付けるといいでしょう.コマンドプロンプトの中でbashと 打つとLinux(Ubuntu)が起動します.緑の指示行が出てくればOKです.さてここで行うことは,
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
この2つで最新のソフトに更新されます.sudoコマンドでは最初にユーザのパスワードを聞いてくるのでそれを入力します.
次にC言語などの開発環境のインストールは
sudo apt-get install build-essential
これでgccによるC言語プログラムのコンパイルが可能になります.Python環境は最初から入っているようです.ここまでで,とりあえず,bash,awkなど各種スクリプトは使えるようになるようです.ほかに必要なソフトはsudo apt-get installを使ってインストールします.
このあと,グラフィックを使う場合はX-Window環境を入れる必要がありますが,これはまたいずれ.指南サイトは下記などです.

http://my-web-site.iobb.net/~yuki/2018-03/soft-tool/wsl-ubuntu/

WSL 続き.X-windowの導入です.ここらあたりから,やや難しくなります.下記サイトを参考に,まずVcXsrvというのを入れます.次にデスクトップ 環境として,これはUnityとか,色々選択しがあるのですが,ここでは軽量のxfceを入れます.ホームディレクトリの設定がやや面倒です が,Windows上にLinuxのX画面が動く様は感無量ですね.かつて不倶戴天の敵であったLinuxを取り込んだMSもなかなか味のあることを決断 しました.幾つか画面を紹介します.

https://qiita.com/MERIK/items/ef4ecf7a51f89c403e94

画像に含まれている可能性があるもの:テキスト

X画面に必要なソフト類をまとめてapt-getでインストール.最後の行にコマンドを表示しました.

自動代替テキストはありません。

無事xfceがインストールされて,X画面が立ち上がって,その中でfirefoxやprocessingのインストールも終わりました.普通のLinux環境が構築されてきました.とても2万円台のPCとは思えません.中国製PC恐るべし.




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