2019年初夏,北海道巡検(士別編) 2019年10月28日公開,2020年1月18日リンク画像追加

士別編 その1.

2019年05月連休明け 北海道南北縦断の地質巡検にでかけました.幌満に続いて,北海道の中心部士別を中心に回りました.案内は士別の地質に詳しい旧 知の岡本研(きわむ)先生.高校の地学教員から理科教育センターを経て現在は東海大学で教鞭を取っておられます.我々のためにわざわざ日程を組んでいただきました.メンバー は前半の日程で帰阪したBさんだけが抜けて,相変わらず卒業生のS君,大阪教育大学のブラジルからの留学生Iさん.そして私の3人です.レンタカーを駆使して回ります.
資料サイトは案内の岡本研先生のサイト下記です.

http://geo-shibetsu.sakura.ne.jp/index.html

その2はこちら

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ホテルで集合して早速,岡本先生が展示の一部を作成した士別の博物館に向いました.駐車場には5月なのに,ときならぬ雪がまだ残っていました.北海道道北部の雪深い環境がよくわかりました.
博物館の内部は岩石地質系の展示がメインでした.ほかに地域の文化や歴史が少しずつ.
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やはり緑系の石は気になります.次の写真と同様リヒター閃石だったか(S君情報ありがとう).
こちらはここで唯一採れるという,リヒター閃石.自慢の標本のようです.
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衝突でのし上がった日高山脈とは少しセンスが異なりこちらは付加体がメインの地質となります.あと化石類もけっこう豊富です.化石のクリーニング体験も行われているようです.
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イリドスミン.初めてみました.これもこのあたりの特産.
さらに人文系の展示も.
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さて温根別ダムの近くまで来ました.
真っ黒い見事な蛇紋岩の大露頭でした.
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降りだしたしぐれをもろともせずにサンプリングに勤しみました.
さてこちらがダム堰堤.そのすぐ側の露頭を見ます.
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まだ残る残雪を踏みしめて.
角閃石の露頭を探しました.
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あと雪解けのぬかるんだ林道をO先生の4駆で入って,
いかにも熊に出くわしそうな熊笹を漕いで,沢を目指します.
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やっと数多くのオフィオライトを構成する岩石が見つかるという沢に出ました. 岡本先生がだんだん石と呼んだものだったか.はんれい岩とかんらん岩の層状になったもの?
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沢をいったりきたりして,多数のサンプルをゲット. 再びこの熊笹を漕いで車に戻ります.
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再び残雪とふきのとうが共存する道を戻りました.
こちらは空知層群の露頭.付加体をみます.
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見慣れない植物ですが,岡本先生によると例の猛毒トリカブトだということ.なるほど自然で見たのは初めてか.
北海道名物の白樺.
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さてもう一か所,泥岩の大きな露頭 岡本先生が説明のために崖を登ります.
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よく見るとれきが入っているのもある.
深海性のものだという説明.
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古い石切り場全体.
さて博物館にもう一度戻ってきて,屋外の石の置き場を観察.
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結構無造作に色んな石が置かれていました.
さて市内に戻って,昨夜のホテルに連泊.一応街では一番有名なホテルとか.
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岡本先生にフィールドに入るリュックを見せてもらうと,熊除けの鈴が.
これで札幌に帰る岡本研先生とお別れです.わざわざ日程を空けて我々のために案内いただきました.お世話になりました!
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散らかっていますが,結構きれいなホテルです. 夕食は近所のスーパーの残り物で済ませました.


ここで士別1日め巡検終了.2日めはいよいよ東士別の巡検と半日の道央観光です.



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