まずは有珠に向かう高速道で休憩. |
そして例によってビジターセンター.開いていた. |
中は何となく,淡路島の北淡断層記念館に似ているつくり.このあと案内されて30分ほどの映画を見ました.有珠山の噴火史をうまくまとめています.洞爺湖温泉は1910年の噴火の際に湧いてできたのは知らなかった. |
噴火で埋もれた軽トラ. |
さらにビジターセンターの裏にある,西山火口,金毘羅火口につらなる被災地域がそのまま遺産として残されている. |
こちらは高層アパート. |
さらにそこから金毘羅火口に登るルート. |
やがて火口縁が見えてくる. |
火口縁からみた洞爺湖. |
火口に溜まった池.もう噴火から20年が経過し,植生も豊か. |
羊蹄山が洞爺湖越しに雪の山頂をのぞかせる. |
廃道となった国道を歩くメンバー. |
さらに少し離れた西山火口の方へ.火口にはよらずに有名な国道の陥没地点を見る. |
陥没地点に水が溜まって池ができている.噴火直後のこの場所の様子は.最初のリンクのページの5枚目の写真の場所だと思うのだが.ちょっと周囲の様子が異なるようにも思える.昔の記憶はかなりあいまいなので. |
さて,西山火口近くの道路を上がると,有料の私設駐車場がありました.1000円と高かったのですが,展望のよい場所にあり,ここからさきほど登っていた金毘羅火口がよく見えました まあ1000円の価値はあったかも. |
有料駐車場の展望広場から見下ろした金毘羅火口.さきほどは下の火口の縁まで登ったばかり.遠くに有珠の外輪山と山頂も見えています. |
さて有珠山登山の前にもう1箇所S君の案内で,洞爺湖幼稚園の噴火遺産を見学. |
ぼろぼろに火山弾でやられた外壁や屋根.そしてあたりにちらばる大きな噴石が噴火の生々しさを今に伝える. |
ジャングルジムが噴石で壊れている. |
さらに建物の屋根は噴石に破られたあとが無数に. |
幼稚園の送迎バス. |
こちらの屋根も噴石が突き破っている.これほどの噴火にも関わらず,人的被害がゼロだったのは本当に奇跡的だと思われる. |
さて,途中のコンビニで食料を買って,登山道入り口に車を停め,徒歩で登山口に登ってきました.熊出没注意の看板も.一昨日アポイ岳のビジターセンターで買った熊鈴をつけてくるのを忘れてしまいました. |
途中下山する登山者が教えてくれた珍しい蘭科の草花. |
こちらはシダ植物.予想に反して,登山道の中腹はうっそうとしたこのような植物の森に覆われていました.それほど標高はないのですが,段々と急になる坂の階段を登るのに,ほとほと苦労しました. |
少し登山道の傾斜がゆるくなるとほどなく,外輪山の周回路に到着.何と自転車でこの道を走る人に出くわしました.あとでわかったのですが,急な階段続きの登山道とは別に,ほぼ平行して車道が通じていたのです. |
外輪山を回っていくと現在の水蒸気を上げる場所がよく見える角度の地点に到着. |
望遠で撮った火口付近の水蒸気. |
オガリ山だったか. |
あと幾つかの溶岩ドームが見える. |
反対側は噴火湾がきれいに見える素晴らしい景色にしばし呆然. |
と思うと外輪山の海側の直下にも水蒸気が. |
小屋は気象観測用の機器だったか.このメンテ用に車道が通じていたのでした.このあと東屋の向こう側でドローンを飛ばすグループに遭遇.なるほどドローンが一番有効な場所だとわかった. |
あとは車道を下る下る.B氏はひざが痛くなると嘆いていましたが,やっと駐車場近くまで降りてきました. |
そのあと札幌に向かう前に,少しだけ有珠山東側の昭和新山に立ち寄りました.三松正夫の銅像ごしに昭和新山が午後の傾いた陽に生えています. |
酸化した赤い岩石が隈どる昭和新山.こちらも昔のリンクの登山の様子を比較でごらんください. http://seagull.stars.ne.jp/Field_Trip_Japan/Usu_2000/usu_html.html |
三松正夫を有名にした下りが銅像の石版に説明されています. |
有名な観光地なのですが,コロナ禍の今は閑古鳥が鳴いていました. |
さて札幌に戻ってきました.S君にホテルまで送ってもらって,夕食を買いに大通り公園まで出てきました.4日間の巡検が無事終了してほっとしています. |
明くる日,1日帰阪を翌日に伸ばして,写真の整理などでのんびりホテル
で過ごしました.最初のホテルと同じホテルですが,連泊したの割引で1泊は3500円ほどになりました.新しいホテルでとても気持ちよく過ごせました.こ
の写真はS君に勧められてきた時計台です.何度か札幌は来たのですが今までまだ来たことがありませんでした. |
古い重力式の機械式時計が今も動いているのは驚異的ですね. |
教会のような造りの内部もなかなか良かった. |
こちらは最初の日の滞在時にでかけた北大理学部の建物.ここに地震火山観測センターがあったのは知りませんでした. |
同様にポプラ並木もB先生の案内で初めて訪れました.またいつか北海道に来たいと思わせる旅となりました.企画立案と運転手も務めてくれた附属高卒業生のS君に感謝して2020年北海道巡検のページを閉じたいと思います. |