2019年度附属天王寺 高1&高2地学基礎参考サイト 15th Apr.2019新設
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お待たせしました.薄片の写真を公開します.授業で紹介した4枚です.参考にしてください.写真にマウスを載せるとクロスニコルからオープンニコルの写真に替ります.はずすと元に戻ります.試してください.
http://seagull.stars.ne.jp/2019_K11/index.html
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授業で観察した岩石薄片の写真は近日中に公開します.
岩石薄片の観察の仕方は下記のサイトに詳しいですがかなり専門的です.
http://www2.city.kurashiki.okayama.jp/musnat/geology/mineral-rock-sirabekata/mineral44/epx-mineral/henkoukenbikyou-koumoku/mineral-henkoukenbikyou.htm
昔(1970年代まで)は岩石の化学分析の方法はEPMAという現在主流の方法がまだそれほど普及していなかったため,偏光顕微鏡で薄片を見て鉱物の種類
や化学組成まで決定するという方法が取られていました.そのため専門家用の偏光顕微鏡は,鋭敏検板やコノスコープ像をみるためのベルトランレンズ,さらに
は薄片の立体的な傾きを換えるためのユニバーサルステージなどまさに職人芸的な手法が駆使されていました.
薄片の観察についてもっと短くまとめたものは下記(昨年12月の大学主催の教員向け講習のテキスト)
12月の大学での実験講座のテキスト
私の薄片製作法のサイトはHPの案内参照.
また薄片写真は下記です.
http://seagull.stars.ne.jp/2019_Thin_Section/index.html
マウスを写真に置くとオープンニコルの写真に替ります.
偏光ユニットの製作法は下記です.ご参考に.
http://seagull.stars.ne.jp/2018_Gadget/Polarized_Microscope/index.html
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あとこのプリントには昭和新山の隆起の様子のスケッチ(三松ダイヤグラム)も載せました.地元の郵便局長の三松正夫氏が毎日詳細に観察して記録したもので,その後国際火山学会で賞賛を浴びたものです.その詳細は下記をご参考に.
https://www.gsj.jp/data/chishitsunews/04_05_07.pdf
授業でグラフを作るために配ったVEI(火山爆発指数)の資料について,高1の生徒から質問を受けました.区
分の表の発生頻度と過去1万年の発生数が,VEI2から3では全く計算が合わないという指摘.これ調べてみると,wikipediaの日本語版と英語版で
の表の表現の微妙に異なります.さらに日本語版には英語版にない列(スミソニアン博物館のデータの過去1万年間の発生数)が一番右に加わっています.つま
り全くソースの異なる資料からのデータが同じ表で並行して比較に用いられているわけです.従って,計算が合わないのは,全く異なるソースからのデータが同
じ表に並べてあるわけで,これを比べることが無意味だと言えます.どちらの数値が正しいのかはわかりません,どちらのデータを信用するかによります.この
表,大学の授業でここ何年も使ってきましたが,自分も含めて誰も気づかずスルーしてきました.今回高1で資料に使って初めて質問されて気づきました.さすがに名門附高生だけのことはあるなと思いました.
最近の火山噴火の例を取り上げます.
昨年(2018年) ハワイ島キラウエア火山の一連の活動
https://www.washingtonpost.com/graphics/2018/national/hawaii-volcano/?utm_term=.35d21f55b20f
2014年御嶽山噴火(登山者58名死亡,雲仙普賢岳以来の大被害)
https://www.youtube.com/watch?v=guRFH4qgWyw
2000年3月有珠山噴火(人的被害なし)
私の写真は下記
http://www.tennoji-h.oku.ed.jp/tennoji/yossi/usu.html
小山真人さん(静岡大学)のツイログ
https://togetter.com/li/1168675
2000年7月三宅島噴火(人的被害なし)
私の訪問記は下記
http://www.tennoji-h.oku.ed.jp/tennoji/yossi/2007_Miyakejima/index.html
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富士の頂角の結果(高1,高2を合わせて表示.予想より少し小さく60〜70度にピークのある結果です.例年の予想は70〜80度),
正解の120度台は8名でした!
脳科学者池谷裕二さんのHPは下記
http://gaya.jp/ikegaya.htm
Amazonでは本はまだ新品であるようです.
https://www.amazon.co.jp/dp/4062578301/
中古本は安いですね.
日本人の英語に関する文章も面白いです.
http://gaya.jp/english/katakana.htm
しかし、彼らを責めることはできない。なぜなら、英語のな
かで育った彼らは幼少の頃から想像力を働かせて言葉を聞くと
いう訓練をしてきていないからである。それは優劣の問題ではなく、単に文化の違いである。英米人に「私はferryを意図している」こと
を類推してくれるよう期待することは、「LとRを識別する」ことを日本人に要求するくらい酷なことなのだ。
中略
ここで大切な点は、世間の英語テキストの多くは、英語習得の良い遺伝子を持っている人によって書かれていると
いう事実だ。「私はこうして話せるようになった」というたぐいの経験談は「自分がどれほどよい能力を持って生まれてきたか」という自慢話
を聞かされている
だけで、私のように2年半もニューヨークに住んで日々努力を続けたのにもかかわらず、いまだに英会話に苦労しているに人には、ほとんど足
しになる情報はな
い。
べつにカタカナ英語だっていいじゃないか。理想を求めるこ
とは潔くあきらめよう。
どうせ、私たちには発音するための脳回路がないのだから。
少なくとも私は、こう決めた瞬間、肩の荷が降りたように気分が楽になった
などとてもありがたく参考になる話が盛りだくさん!!
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