三陸鉄道の田野畑駅の一つ南側の島越駅のあたりは高架の線路が流され,トンネルが山裾にぽっかりと穴をあけている.この写真は全日の夕刻に撮影.https://www.youtube.com/watch?v=vt9lhsoTi_Iが津内直後の様子を報告している.本家旅館も映っている.「あまちゃん」の舞台ともなったところ. | 駅前のロータリーなのか?線路を支えた柱の残骸とともに被害の大きさを物語る. |
流出を免れた宮沢賢治の石碑.波模様はもともとのデザインみたい. | さて車で三陸鉄道の駅を1つ分だけ北上して田野畑村に到着. |
高台にあり1軒だけ被害を免れた「本家旅館」に宿泊.経営者のおかみさんと. | 和風旅館らしい心のこもった朝食を堪能しました. |
こちらは旅館のすぐ下の田野畑駅方面から見た海の様子.こちらは復興が急ピッチで進んでいる. | 朝から狭い道に車が殺到し,何やら駅の方が騒々しいので行ってみた. |
田野畑液は再建されて立派な駅舎が建っていました.そこに人だかり. |
何とこの日の朝,一部復旧なって運転を再開した三陸鉄道の一番列車が出る式典があったのです.この日に来れて幸運でした. |
鉄道の出発を見送ったあと,車で遊覧船の出る港を目指します.朝から昨日の雨天と打って変わった気持ちのよい晴天でした. |
防波堤が津波で切れています.堤防の内側は更地になっている. |
漁港に到着.しかし遊覧船はここからではないみたい. |
再度車で次の漁港へ移動しました.今度は大きなホテルが建つ場所です. |
やっと目当ての船を見つけました.遊覧船と言ってもただの小さな船でした.船長が小型マイクとスピーカーで解説をしてくれます.http://www.tanohata-taiken.jp/banya/sappa/index.htmlがHPです.このサイトの右側の写真の方が案内してくれました. |
港を出ると早速見事な傾いた地層が見えてきました. http://www.tohoku-geo.ne.jp/information/daichi/img/52/03.pdf によるとジュラ紀から白亜紀前期の付加体堆積物のように見えます. |
NPO法人を立ち上げて観光に力を入れようとしています. |
やがて勇壮な陸中海岸の景色が見えてくる. |
船長みずから解説に力が入る. |
荒々しい陸中海岸の海食地形.このあたりは火成岩か. |
この洞門を船でくぐる. |
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凝灰岩の堆積構造か酸性火山岩の流理構造のように見えなくもないが詳細は不明. |
陸中海岸の景色を堪能して船着場に戻ってきました. |
船に乗る時に気になっていた漁港の脇の地層を見ると何と白い海棲の化石が入っています.石灰質の岩石だった. |
さて全行程を終えて車は東北自動車道に乗るために一路山を目指します.3月末とはいえ東北の山々はまだ雪の中でした.これをもって2012年春の三陸巡検を終了します. |