簡易USB偏光顕微鏡(双眼実体顕微鏡)製作レシピ yossi.okamoto at mark gmail.com 2018年5月15日新装5月24日改訂 2019年1月3日小改訂
岩石の薄片観察に必ず必要な,偏光顕微鏡を1万円〜2万円以内で試作するという試み.まずは
簡易型のレシピ
本格的なものは,このページへ.
さらに顕微鏡写真は,このページへ.
本格的なものの改良型は,このページへ.(2018年7月12日追記)
1. USB顕微鏡の入手(AmazonあるいはAliexpressから入手)
200万画素あればいいが,できれば500万画素(HD)がほしい.
※追記(2019年1月3日):500万画素が絶対おすすめです.Amazonでは8000円台のものです.画素数が2592 X1944,2048 X1536,1600×1200などに対応しているものです.大きな液晶モニタだと安物とは断然差がでます.私は2000円台の格安品(200万画素,640X480)を買って結局無駄にしました.
しかしこのクラスのものでもフォーカスが優秀なのは中心部2/3くらいで,4隅はどうしてもボケます.これは仕方ないでしょう.
Amazonで
PlumRiver デジタルマイクロスコープ デジタル顕微鏡 500万画素 最大倍率 300倍 台座付き (スタンド付き)【日本語PDF説明書付き(インストール手順まで解説)】【日本語対応ソフトウェア】 5MPビデオ付き 【動画も静止画も撮影可】
というものを
8200円でゲット.(タイの高校で使うために2個注文)
今回はこれを使用.
また後述する双眼実体顕微鏡(一番下の写真)はAliexpressから
20-40xで1万5000円強(送料込)
2.回転台の入手.
Aliexpressより,
3'' Small Exhibition Turntable Bearing Swivel Plate Lazy Susan! Great For Mechanical Projects Hardware Fitting
426円(送料無料)を入手.(これもタイで使うために5個ほどまとめて購入.1個でも送料無料)
※Amazonにも同種のものがあったが,ベアリング部分のガタがひどかった.上記はその点がしっかりしている.
3.偏光板の入手.
Amazonより,
アーテック 偏光板 10枚組959円
を入手. 8cm角で10枚あるので使いがいがある. 必要に応じてはさみで切って保護膜を取って使用.
4.光源の入手
USB顕微鏡の安価なものには光源が上からしか照射できない.これを透過光で使うために光源が必要.(上記双眼実体顕微鏡は透過光光源を別に持っているので不要)
これには,百均のLED光源を使用(下図,左が元のもの,右上がストラップを切ったもの.これを簡易型に使用,さらに右下はその中のボタン電池をとりだしたもの).
さらに恒久的にLED光源を使うにはDCアダプタ(6V)が会った方がよい(後述).
5.USB顕微鏡偏光装置の製作
いよいよ本論に入る.
もっとも簡易型.百均LED(上の右の丸いもの)とUSB顕微鏡だけのもの.
青いビニールテープの芯の中にLED本体を入れて,あとは岩石薄片を2枚の偏光シートで挟むだけ.これでもちゃんと見える.
下の双眼実体顕微鏡では,LED照明がすでにあるので,この2枚の偏光シートを用意するだけでおしまい.とても簡単.
しかし回転台を含めて,より本格的に作るには,
こちらのページを参照.
Copyright © 2018 Yoshio Okamoto All
Rights Reserved.