まず岩石を切断機で切って加工する(動画は写真をクリックしてください). 切断した岩石の片面を下記の研磨機で#400で数分削ったあと,カーボランダム#800+水とガラス板,アランダム#1500+水とガラス板上で,各3分半の摺り作業で終了. |
#1500+水のガラス板上での摺り作業(4個まとめて摺っている). |
まず切断機に治具をセット.厚いアクリル板を刃から1.5mmほど離して平行にセットする. | 接着した岩石を切断機で薄く切る.(写真をクリックして動画) |
厚さにはそのときによりむらがあるが,切断機の構造上あまり細かい調整ができず仕方ない.大体0.5mmから1.0mmくらいに落ち着く. | 光に透かせたところ.黒い玄武岩でもかすかに光が透ける厚さ. |
次には包丁砥ぎ機改造の岩石研磨機.包丁研ぎ機の回転砥石の上にダイヤモンド砥石をセットする.ダイヤモンド砥石はAliExpressなどから購入(下記は一例) |
AliExpressから購入したダイヤモンド砥石#180と#400.ほかにも様々な細かさがある.大体1500円前後と安い.包丁研ぎ機の砥石サイズに合わせて直径180mを購入. |
砥石をとめているナットにスペーサをかまして上半分スペースを作る. |
そこに図のように逆ネジのボルトをさして,さらにダイヤモンド砥石を支えるスペーサをワッシャで作る.ナットはダイヤモンド砥石をとめるための逆ネジのナットをMonotaroで購入する. |
逆ネジをとめるための先ほどの逆ネジナットの半分のスペースに写真の逆ネジボルトをさして,ワッシャとナットでダイヤモンド砥石を固定する仕組み.ナットの半分の長さでボルトを支えるのはやや不安なので,後日旋盤加工した接続アダプタを作るつもり. 旋盤加工したアダプタ使用はこちら http://seagull.stars.ne.jp/2020_Thin_Section/Grinder_P/Grinder_P.html |
逆ネジのナットを締めて黄色いスチロールの水除けのカバーをかける. この直径180mmのダイヤモンド砥石はAliExpressではなくAmazonで購入.たとえば下記. uxcell サンディング研磨ディスク ダイヤモンド研削盤 フラットラップ 外径180mm グリット180 |
自作研磨機で薄片を摺る(動画は写真をクリックしてください). この研磨機で#180の砥石をセットして,カットした薄片を0.1mm程度まで摺る.水を供給することを忘れない.また回転に弾き飛ばされないように気をつける. |
#180で1分ほど摺ったところ.ほぼ0.1mm程度の厚みまで減らせる.上から薄片の色の濃さをチェックして摺り具合を調整する. |
ただし,ダイヤモンド砥石は写真のような擦り傷あとがつく.これを通常のガラス板+手研磨の#800(カーボランダム)と#1500(アランダム)で直すことが重要.また場合によっては,さらに細かい#320か#400の板に換えて器械で摺ったあと,手摺りにしてもよい.ガラス板を用いる手摺りに関してはPart2を参照. |
カバーガラスをかけてUV接着剤で封じて,完成に近づいた薄片の余分な接着剤をカッターナイフと百均の徐光液でとる.カバーガラスの接着などもPart2を参照. |
アセトンが主成分であることはあまり知られていない? |
カッターの刃で削って,残りを徐光液で拭って完成. |